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映画『チャーリーとチョコレート工場』のネタバレ感想・解説!親子愛を描いた不思議な世界観!

映画「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・内容

映画『チャーリーとチョコレート工場』は『アリス・イン・ワンダーランド』などで知られるティム・バートン監督と、ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞したこともあるジョニー・デップがタッグを組んだブラックコメディ・ファンタジーです。

原作はロアルド・ダール著の児童小説「チョコレート工場の秘密」。チョコレート工場を見学する5人の子どもたちの不思議な体験を家族愛とともに描いた作品です。

今回は「チャーリーとチョコレート工場」の感想や解説、考察を紹介します。ネタバレも含んでいるのでご注意ください。

目次

映画「チャーリーとチョコレート工場」を観て学んだ事・感じた事

・ブラックジョークが好きな人におすすめ
・親子関係に悩んでいる人に観てほしい
・少し怖いストーリー展開から胸打つラストまでの流れが秀逸

映画「チャーリーとチョコレート工場」の作品情報

公開日2005年
監督ティム・バートン
脚本ジョン・オーガスト
出演者ウィリー・ウォンカ(ジョニー・デップ)
チャーリー・バケット(フレディ・ハイモア)
ウンパ・ルンパ(ディープ・ロイ)
バイオレット・ボーレガード(アナソフィア・ロブ)

映画「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・内容

映画「チャーリーとチョコレート工場」のあらすじ・内容

ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカは、世界的人気を誇るチョコレート工場の工場長です。

謎に包まれたチョコレート工場の見学ができる“ゴールデンチケット”をチョコレートに5枚だけ梱包し世界中で販売しました。

ゴールデンチケットを手に入れたのは、貧しいながらも家族から愛されて育つチャーリー・バケット。負けず嫌いなバイオレット・ボーレガードなど5人の個性豊かな子どもたちが登場します。

劇中ではウンパ・ルンパやQueen(クイーン)を彷彿させる歌など、魅力的な演出がもりだくさんの作品です。少し怖いストーリー展開とカラフルな世界観は話題をよびました。

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映画「チャーリーとチョコレート工場」のネタバレ感想

ティム・バートン監督とジョニー・デップの最強タッグ

ティム・バートン監督とジョニー・デップの最強タッグ© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

「チャーリーとチョコレート工場」は「シザーハンズ」や「スリーピー・ホロウ」でコンビを組んだティム・バートン監督と名優ジョニー・デップのブラックコメディ・ファンタジーです。

ティム・バートンとジョニー・デップは、今では最強のコンビとして知られていて「ティム・バートンならジョニー・デップを主演に選ぶよね」というくらいペアとして扱われています。「シザーハンズ」のヒットが強烈で相性のよさを見せつけたので、本作上映当時からすっかりコンビのような扱いを受けていると感じました。

しかし、ウィリー・ウォンカ役は、ジョニー・デップ以外にジムキャリーなども候補にあがっていたようです。結果としてジョニー・デップが選ばれました。ジョニー・デップはコミカルな演技にくわえ、父親を思う切ない感情など繊細な表現が秀逸だったと思います。

冒頭に“東京”の文字と日本のお店

映画の冒頭に、ウォンカのチョコレートを箱詰めして世界中に発送するシーンがあります。ロンドン、N.Yと続き、最後のトリに“東京”の二文字を見つけることができます。

また、ゴールデンチケットを当てるために、チョコを買い求めるシーンが世界中のスーパーを舞台に描かれています。そのなかに「ウォンカ」というカタカナで書かれたチョコが店頭に並んでいます。カタカナであることから、東京のスーパーだと思われます。

制作スタッフは、日本での観客動員数を増やしたいから“東京”の文字を入れたのか、映画のスポンサーのなかに日本企業があって“東京”を入れてもらったのか不明ですが、外国の映画で日本を感じさせるシーンが入っているとちょっと嬉しくなりますね。

チャーリーの家庭は貧しいが愛情たっぷり

チャーリーの家庭は貧しいが愛情たっぷり© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

チャーリーの工場見学に招かれるチャーリー・バケットは、傾いたボロ家に住む貧しい家の子どもです。でも、祖父母や両親から愛される暖かい家庭環境です。

チャーリーの傾いた家はシュールでおもしろいデザインです。比喩的表現でなく、実際に40度くらい傾いていそうな家です。雪の積もった物悲しい雰囲気の家で、おとぎの国のお話に出てきそうな雰囲気をかもし出しています。

両親と年老いた祖父母と暮らしているのですが、関係は良好でいがみあっていません。金銭的には豊かだけど親子関係がギスギスしているウィリー・ウォンカの家とは対照的に、極貧だけど暖かい家庭だと感じました。

実の父親と不仲だったウィリー・ウォンカ

実の父親と不仲だったウィリー・ウォンカ© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ジョニー・デップ扮するウィリー・ウォンカは父親との関係がよくありませんでした。ウォンカの父親は街で有名な歯科医師でウォンカは厳格に育てられます。

父親から「キャラメルは矯正器具につく」「チョコレートは歯を悪くする」といわれ、行動に制限をつけられる子ども時代でした。ウォンカはそんな父親に嫌気がさし、父の嫌がるショコラティエの道に進み、父と絶縁状態になりました。ウォンカはアダルトチルドレンと評されることもあります。

親から行動を制御されればされるほど、子どもはそれを欲するようになるというのは世界中どこでも同じだと思いました。ゲームやスマホを制限されることで、余計にそれを欲する現代の子どもたちのようです。劇中のこじれた父子関係を描いたシーンは、「子どもの行動を矯正するな」というメッセージを親世代の観客に対して発しているようにも感じました。

祖父母の不思議な存在感を考察

祖父母の不思議な存在感を考察© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

チャーリーの家は祖父母が4人も同居していて、この祖父母もいい味を出しています。4人ともほとんどずっと布団のなかにいます。映画『AKIRA』の子どもの老人みたいなどこかチグハグした印象で、不思議な雰囲気をまとっています。

冒頭に祖母が「不可能なことなんてないのよ」と言うのですが、このセリフが不思議な話の口火を切っているように感じました。祖母の言うとおり、チャーリーはウォンカのチョコレートのゴールデンチケットを当て、チョコレート工場に行くことができるようになります。

物語のラストにも、チャーリーがこの祖父母に向かって「ひらめきの嵐で」というような重要なセリフを言います。物語の流れが切り替わる大切なシーンはこの祖父母を通して行われると感じました。

ディズニー風の歓迎セレモニーはトラウマレベルに怖い

ディズニー風の歓迎セレモニーはトラウマレベルに怖い© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

工場見学の前に、招待した親子を歓迎するセレモニーがあります。このセレモニーがグロテスクで恐ろしい雰囲気を放っています。

最初は、ディズニーランドの「リトルワールド」風で、愛らしい人形たちが歌ったり踊ったりしています。でも、途中から引火し人形がとけたり目がとれたりと、あぜんとする惨状です。このシーンはブラックジョークが好きな人からのウケがいいようです。

こういった演出をもっとブラックな感じにした作品がお好きな人は、チェコの芸術家ヤン・シュヴァンクマイエルの映画も楽しめるかもしれません。ヤンはシュールで芸術的と評されるのですが、グロテスクな表現が非常に多く上映禁止になったこともあるので、人によっては閲覧注意です。

子役やウンパルンパ役のキャスト(出演者)が魅力

子役やウンパルンパ役のキャスト(出演者)が魅力© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

本作の魅力は、なんといっても個性的なキャストです。チョコレート工場に招かれる子役の子どもたちも魅力的ですが、強烈な個性を放っているのは、ウンパ・ルンパ役のディープ・ロイでしょう。

ディープ・ロイ演じるウンパ・ルンパが重要シーンで歌を歌い、踊りを踊って本作をファンタジーの世界に仕上げてくれます。ディープ・ロイはケニア生まれの俳優で、インドのマハラジャ出身だそうです。経歴から個性的であまり見かけないキャリアを持っていますよね。

ティム・バートン監督作品の『アリス・イン・ワンダーランド』のときの赤の女王はCGを使って等身をかえたようです。ディープ・ロイは身長132㎝でそれほど等身をかえたりはしていないのではないでしょうか。映画で165人のウンパ・ルンパ役を演じていて、いっせいに踊る姿は圧巻です。

ウンパルンパの歌がミュージカル調

ウンパルンパの歌がミュージカル調© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

本作はミュージカル調の部分が少なくウンパ・ルンパのみ歌うのですが、それによってウンパ・ルンパの特徴が際立ってとっても面白かったです。

ウンパ・ルンパのシリアスな顔でコミカルなダンスをする姿はとてもシュールです。リズムにのったダンスがとても上手で、総勢165人のウンパ・ルンパがみんなでそろって踊る姿はマスゲームのようで迫力もあります。

使われている曲は、QueenやBeatlesなどのロックバンド風でノリのいいものが多く、ウンパ・ルンパがバンドのKiss風のメイクをしてコスプレで歌うシーンもあります。ブラックジョークや、暗い色彩で描かれるシーンの多い本作をアップテンポで明るく仕上げてくれます。

クソガキの最後はブルーベリーになるなどして悲惨

クソガキの最後はブルーベリーになるなどして悲惨© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ウォンカは工場見学のできるゴールデンチケットを当てた5人の子どもと保護者をチョコレート工場に招き入れます。親子とも強烈なキャラクターで嫌な人間に描かれています。クソガキとしての扱いです。

チョコが大好きで食べてばかりのぽっちゃりした男の子のオーガスタス・グループや、わがままなお金持ちの令嬢のベルーカ・ソルト、1位になることだけを目指す女の子のバイオレット・ボーレガード、暴力的なゲームにのめりこんでいるマッドサイエンティスト風の少年マイク・ティービー、そして祖父と来たチャーリー・バケットです。

ウォンカは招待した親子を罠にはめるかのごとく、あちこちにトラップを仕掛けています。子どもたちはその罠にひっかかって、ゲームのような工場見学から脱落していきます。バイオレットはバイオレット色のブルーベリーのようなものになってしまいます。

親に対する復讐劇?チケット当選者の工場見学

親に対する復讐劇のようなチケット当選者の工場見学© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

はたから見たらどうしようもない困った子どもたちですが、親にとっては大切な子どもなので、親も悲しみともに脱落していくのです。「子どもがこんな困った奴なのは、親であるお前が悪いからだぞ」といわんばかりの表情のウォンカ。

ベルーカ・ソルトがリスにとらわれた時のウンパ・ルンパが歌う歌詞に「わがままな彼女。誰がこうしたの?悲しいけどママとパパだよ」という内容があります。「親によって子どもの人間性が損なわれた」という意味を含んでいるようでした。

ウォンカはベルーカ親子にこの言葉を発したい言葉でなく、自分の父親に発したいセリフなのだと感じました。父親に言うことができないから、代わりに自分の工場にきた親子に言ってやって、憂さ晴らしをしているかのようにも感じます。

ウォンカはチャーリーから家族愛を教わる

ウォンカはチャーリーから家族愛を教わる© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

子どもみたいなウォンカですが、工場見学から脱落しなかったチャーリーによって本当の家族愛を教わります。

ウォンカは最後まで残ったチャーリーに、「副賞として工場運営の権利を渡す。ただし、家族とはもう会えないよ」というようなことを告げます。でも、チャーリーは「家族と会えないなら工場で働かない」と断ります。ウォンカは衝撃を受けます。誰もが憧れるウォンカのチョコレート工場での仕事を拒否されるとは思っていなかったからです。ましてや、家族を理由に。

チャーリーは「家族が一番大切だから工場運営の権利はいらない」と続けます。チャーリーのまっすぐな瞳に、ウォンカは大切なことを思い出したようでした。

大人っぽく描かれているチャーリー

児童小説が原作の大作映画ということもあってか、チャーリーが少しいい子に描かれすぎているとも感じました。

物語の終盤で、ウォンカが「親はあれをやれ、これはやるなと言ってくる。クリエイティブな発想の助けにならない」と持論を展開すると、チャーリーは「子どもを守ろうとして言っているんだよ、愛しているから」と発言します。親世代の観客からするとその通りなのですが、チャーリーくらいの年頃の子どもの本音は親から行動を制限されるのが嫌なはずです。

しかし、チャーリーを少し大人っぽく描くことで、ウォンカの大人に成長しきれていない子どもっぽさがより浮き彫りになるのだと思いました。また、チャーリーのこの発言によって、ウォンカはチャーリーとともに父に会いに行く決心をします。

ティム・バートン監督の父子関係に注目

© WireImage.com© WireImage.com

本作では、ウォンカと父親、チャーリーと父親の関係についても描かれています。ウォンカが大人になりきれていないわがままな子どものような大人になったのも、父親の影響を感じさせます。チャーリーが落ち着いた大人びた少年に育っているのも、貧しいながらも愛情を注いでいる父親のおかげです。

ティム・バートン監督は本作の前に「ビッグ・フィッシュ」を制作していて、ここでも父子関係について描いていました。興行収入的にはそれほどヒットしなかったのですが、私のまわりの映画関係者は「まれにみる傑作」と評価しています。2作続けて、父子関係を軸に描いたことで、ティム・バートンは自身の父子関係に何かあるのではないかとささやかれたりもしました。

 

ティム・バートンは映画で描く父と子と自分のプライベートは関係ない、とコメントを出しています。

しかし、当時、ティム・バートン自身のプライベートではいろいろと変化があったようです。ティム・バートンが本作でも描いている、もの悲しいけど最後には救いのある父子関係に注目です。

「ビッグ・フィッシュ」はより大人向けの作品でラストは号泣ものですが、「チャーリーとチョコレート工場」はラストに胸の奥がじんわりと暖かくなる感動作品です。

ネタバレ注意!名言はDVDや動画でチェック

本作には、多数の名言も登場しています。たとえば、最後のクライマックスのシーンでウォンカの父がウォンカと知らずに歯の検診をしたときの「こんな小臼歯を見たのは、あれ以来・・・」というセリフがあります。

長期間息子の歯を見ていなかったのに、小臼歯の形だけで息子と分かってしまう父親。ウォンカの小臼歯がかわった形だったのかもしれませんが、息子の歯の形をずっと記憶していた父親に愛情の深さを感じさせます。

そのあと「ずっとフロスをしていないな」と、やっぱり小言を言ってしまう父親ですが、ウォンカはもう萎縮することもなく、「一度もね」と笑顔でかえします。今までのように、愛情深く小うるさくしてしまう父親だけど、ウォンカはもう恐怖をいだかなくてすむようになったのです。名言はたくさん出てきますが、さらっと流れていってしまうので、DVDや動画配信サービスでチェックしてみましょう。

裏ネタを知ると作品がもっと面白くなる

裏ネタを知ると作品がもっと面白くなる© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

ウォンカのチョコレート工場の内装や庭、池などは、本物のお菓子でできています。プロのパティシエが作ったそうです。ファンタジーでありながら、リアリティも求めるティム・バートン作品ならではの演出ですね。

お菓子が悪くならない様に特別なニスのようなものを使ったそうで、池のなかは溶かしたチョコレートに似たものが入っています。お菓子でできたセットだと夢の国ようですが、食虫植物のようなおどろおどろしい植物が生えているので、あまり食べたいとは思えません。「お菓子でできた芝生」と聞いても手放しで喜べずに気持ちがモヤモヤするこの気持ちは、ティム・バートン監督の術中にはまっているようです。

リスの襲い掛かるシーンはCG技術により映像化成功

リスの襲い掛かるシーンはCG技術により映像化成功© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

本作では、原作や旧作で表現しきれなかったシーンの映像化に成功しています。たとえば、わがままな社長令嬢のベルーカ・ソルトにリスが襲い掛かるシーンなどはCG技術が進化したことによって表現できた部分といえます。

くるみを取り出そうとするリスの動きはCGでなく、調教師によってしつけられとのことで話題になりました。たくさんのリスがちょこまか動くシーンは愛らしく、少し怖いシーンが続いていた映画の小休止のような役割にもなっています。

エレベーターから見る羊の毛刈りなど謎めいた演出も

エレベーターから見る羊の毛刈りなど謎めいた演出も© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

工場見学の時に前後左右どこにでも行ける透明のエレベーターからピンク色の羊の毛刈りをしているシーンがあります。ウォンカは「この部屋についてはノーコメント」と言います。

この羊はコットンキャンディーを作っている最中という説が有力のようです。また、ティム・バートン監督作品「エド・ウッド」のなかにエドが妻のピンクのセーターを着るのが好きだったというエピソードがあるので、それとかけているともいわれています。

原作や旧作『夢のチョコレート工場』との違い

原作や旧作『夢のチョコレート工場』との違い© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

本作『チャーリーとチョコレート工場』は、児童小説「チョコレート工場の秘密」を元にして映画化されました。また、1971年に『夢のチョコレート工場』というタイトルで映画化もされています。

原作との違いは、複数のオリジナル設定が盛り込まれていることやキャクターに新しい要素がくわえられていることです。ウォンカと父親が関係を改善するシーンも映画のみです。

旧作との違いは、ミュージカル調の部分が少なくなっていることです。旧作はもっと歌を間にはさんで、いろんな登場人物が歌いあげています。本作は、ウンパ・ルンパのみが歌います。

現代っ子も本作に興味津々

2005年公開作品の本作は、2018年の子どもたちにどう映るのでしょうか?

先日、動画配信サービスを利用して本作品の動画を身内の子どもたちに観てもらったところ、小学生の子どもも幼稚園の子どもも楽しんで観ていました。さすが児童小説を原作にしているだけあって、現代の子どもたちも引き付けるストーリー展開です。

 

まず「チョコレート工場」という設定にまずひきつけられたようです。オープニングのチョコレート製造シーンは重低音の響く音楽と暗い色彩で少し怖がっていました。物語がすすみ、子どもから人気のキャラクター「青鬼」を彷彿させるブルーベリー色に染まったバイオレットやかわいいリスの大群など、子どもが興味を引くシーンが要所にありました。

幼稚園の子どもは、ウォンカがカウンセリングを受けるシリアスなシーンから飽きてきたようですが、小学生は最後まで集中して観ていました。親子愛が物語の軸になっているので、親子で視聴するのもおもしろい作品かもしれません。オープニングの重低音と随所にさしこまれる少し怖いシーンだけお気をつけください。

『チャーリーとチョコレート工場』続編決定

『チャーリーとチョコレート工場』続編決定© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

現代の子どもたちも興味深く視聴した『チャーリーとチョコレート工場』ですが、続編が決定しています。制作会社はワーナー・ブラザースで、プロデュースするのは、ハリーポッターシリーズを制作した映画プロデューサーデヴィッド・ハイマンです。

監督は、童話を実写映画化させ大成功した「パディントン」シリーズ監督のポール・キングが候補にあがっているそうです。ウォンカ役はジョニー・デップでなく、ライアン・ゴズリング、エズラ・ミラー、ドナルド・グローヴァーなどが候補なのだとか。

次回作は、ウォンカがなぜ工場を経営することになったかという部分に焦点をあてる可能性があります。ハリーポッターシリーズのようにシリーズ化も狙っているみたいなので、期待できますね。

公開当時はレストランでコラボメニューも

『チャーリーとチョコレート工場』が公開されたときは、日本でもちょっとしたお祭り騒ぎになりました。映画館が入っているビルのなかのレストランでは、『チャーリーとチョコレート工場』とコラボしたメニューなどもありました。

当時、友人はステーキにチョコレートソースがかかっているコラボメニューを食べていましたが、肉とチョコのスイートさの相性がよくなく、美味しくなかったみたいです。コラボメニューは見た目で楽しませてくれたり映画熱を盛り上げてくれるので、それもまた良いですけどね。

ウォンカチョコがお店に並んでいた

ウォンカチョコがお店に並んでいた

映画で出てくるウォンカのチョコレートとほぼ同じデザインのチョコもネスレジャパンから販売され、このチョコレートはかなり人気で、あちこちのお店で売られていました。しばらくは、バレンタインの人気義理チョコでした。

残念なことに、2019年8月でネスレジャパンはウォンカのチョコレートの販売を終了するそうです。在庫がなくなり次第、販売終了だそうです。今は、ヴィレッジヴァンガードなどの店舗で買うことができますよ。ヴィレッジヴァンガードでは、対象のチョコを2個以上買うと、ノベルティの歯ブラシがプレゼントされます。ウォンカチョコファンの方はお急ぎください。

ウォンカやマイクなど日本語吹き替え版声優も個性派

日本テレビ版のウィリー・ウォンカの日本語吹き替えは、「第2回声優アワード主演男優賞」受賞の宮野真守が声を担当しています。私は本作の字幕も日本語吹き替えもどちらも観たのですが、日本語吹き替え版の声優の声に違和感がありませんでした。

ジョニー・デップ演じるウォンカの気品あるたたずまいも宮野真守の声から感じられ、ウォンカの少しすましたコミカルな口調もはまっていました。

宮野真守は声優のほかにも俳優としても活躍していて劇団ひまわりにも所属しています。演技力もある声優なのですね。代表作には、『DEATH NOTE』の夜神月役などです。マイクの声優は『ワンピース』のウソップなどをされている山口勝平です。

映画「チャーリーとチョコレート工場」が伝えたいことって?個人的解釈は“親子愛”

映画「チャーリーとチョコレート工場」が伝えたいことって?個人的解釈は“親子愛”

今回は『チャーリーとチョコレート工場』の感想と解説を紹介しました。

本作は、ティム・バートン監督の少し怖いブラックジョークが光るファンタジー映画に仕上がっています。ティム・バートンと相性のいいジョニー・デップの影のあるコミカルな演技も見ものです。父親を思うときの瞳の奥にある悲しみや、ときどきフラッシュバックして呆然とするときなど、細かい部分も素晴らしいです。

愛情あふれる家庭で育っているチャーリー・バケットや強烈な個性を放つウンパ・ルンパなど個性豊かなキャストも魅力です。ほとんどが本物のお菓子でできているカラフルなセットや、絶妙なタイミングで差し込まれる歌も物語を盛り上げます。

 

原作とは少し違う演出のラストは、親子愛を感じて胸がジーンとしめつけられるほどです。

本作は「親子愛」を描いていると解釈しました。ティム・バートンのブラックジョークが好きな人をはじめ、ファンタジーが好きな人、親子関係に悩んでいる人は、ぜひご覧ください。

映画「チャーリーとチョコレート工場」の動画が観れる動画配信サービス一覧

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