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『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』のネタバレ感想・解説!他作品とも繋がるヒーロー誕生の1作目

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のあらすじ・内容

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」はマーベルスタジオが製作した作品で、キャプテン・アメリカが主人公の1作目にあたります。

キャプテン・アメリカが誕生した理由などが描かれ、バッキーやレッド・スカル、コズミックキューブなど、今後の作品に繋がる要素も多く含まれています。

今回は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のネタバレを含む感想や解説、他作品との繋がる部分、覚えておきたい要素などを詳しく紹介します。どんなストーリーだったか忘れてしまった方におすすめです!

目次

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」を観て学んだこと・感じたこと

・とにかく正しく強い正義のヒーローがカッコいい!
・他のMARVEL作品に繋がる要素が多い作品

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の作品情報

公開日2011年
監督ジョー・ジョンストン
脚本クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
出演者キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス/中村悠一)
ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル/園崎未恵)
バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン/白石充)
チェスター・フィリップス(トミー・リー・ジョーンズ/谷口節)
レッド・スカル(ヒューゴ・ウィーヴィング/山路和弘)

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のあらすじ・内容

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のあらすじ・内容

物語の舞台は第二次世界大戦中、ナチス将校ヨハン・シュミット(レッド・スカル)の部隊が強力な力を持つコズミックキューブ(四次元キューブ)を入手します。

アメリカでは、スティーブ・ロジャースが軍に入隊しようとしますが、小柄で病弱であることから入隊を拒否されます。そんな時にエイブラハム・アースキン博士と出会い、血清を打つことで超人になれる「スーパーソルジャー計画」に参加することになります。

超人兵士キャプテン・アメリカとなったスティーブは国のために戦うことを決意し、強力な兵器を持ったレッド・スカルと戦うことになります。

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のネタバレ感想

正しくて強いキャプテン・アメリカはザ・ヒーロー

正しくて強いキャプテン・アメリカはザ・ヒーロー© 2011 – Paramount Pictures

スティーブは元々ひ弱な人間で、軍に何度も入隊を断られていたことから、国のために戦いたいという気持ちが人一倍強いことがわかります。ただ、兵士として敵を殺したいと思っているわけではなく「人は殺したくはないが、戦争を終わらせたい」とも言っています。

このことからスティーブは争いが特別好きな人間ではないことが分かります。戦争であれば相手を殺すことは構わないという考えではなく、戦争であっても相手を殺したくないという常に優しく誠実な心を持った人物です。

 

また、軍に入隊したスティーブに対して、上官が偽物の手榴弾を投げて反応を見ようとしますが、スティーブは自分の身を呈して爆発から他の兵士を守ろうとします。身体的には弱いスティーブですが、心の逞しさや勇敢さはこの頃から備わっているのです。

兵士一同がランニングをしている時には、上官が「ポールの上にある星条旗を取れば車で帰れるぞ」と言い、兵士がこぞってポールの上を目指そうとしますが、中々取ることができません。そこでスティーブはポールの留め具を外して、ポールを倒して星条旗をとります。このシーンから、スティーブが冷静で賢いがわかります。ポールを倒して星条旗を取ることは禁止されていないわけですからね。

そんなスティーブが「スーパーソルジャー計画」によって超人的な肉体を手に入れます。唯一の弱点であった身体的な弱さが無くなったわけですから、もう敵なしの完璧人間です。キャプテン・アメリカとなったスティーブは、筋肉がムキムキでめちゃくちゃカッコいいんですよね。

 

ちなみに、スーパーソルジャー計画を行う前のガリガリのスティーブを演じているのもクリス・エヴァンスです。これはVFX技術でガリガリに見せているそうで、顔が似た別の俳優が演じているのかなとも思いましたが、本人が演じているみたいです。

MARVEL作品のヒーローの中には性格に一癖も二癖もある人物もいますが、キャプテン・アメリカは「正義のヒーロー」の名に相応しい正しくて強いヒーローです。

エージェント・カーターが強くて美しく、カッコいい

エージェント・カーターが強くて美しく、カッコいい© 2011 – Paramount Pictures

SSRの女性士官として活躍するペギー・カーター(コード名:エージェント・カーター)は、美しくて強い人物です。他の兵士が敵を銃で撃つも中々当たりませんが、ペギーは遠距離であっても、型の銃で敵に命中させます。

第二次世界大戦中(1940年代)が舞台ということもあって、女性差別的なシーンもありますが容赦無くボコボコにするシーンは爽快でした。

 

個人的に切なかったのが、ペギーとスティーブが好き同士でありながら戦いによって引き裂かれ、一緒に踊る約束を果たすことができなかったことです。スティーブの乗った飛行機は墜落し、北極で氷づけとなり70年間も眠っていました。

その間、ペギーはスティーブが生きていると信じていたと思いますが、好きになりたての頃に二度と会えなくなるのは辛いですよね。結局のところ北極で70年間眠っていたスティーブは生きていたわけですが、スティーブ目線で考えても変化しすぎた世界、ペギー含めて知り合いがいなくなった世界で目を覚ましたことは、幸運だったとは言えません。

1作目はキャプテン・アメリカというヒーロー誕生の物語

1作目はキャプテン・アメリカというヒーロー誕生の物語© 2011 – Paramount Pictures

キャプテン・アメリカが主人公の映画は2作目の「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」3作目の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」があり、MARVELのヒーローが集結する「アベンジャーズ」シリーズにも登場しています。

今作単体でも楽しめますが、MARVEL作品は別の作品との繋がりもあるので、今作を観た後に他のMARVEL映画を見るとさらに楽しむことができます。

 

この1作目では、他のMARVEL作品とも関係の深いキャプテン・アメリカの人物像に重きを置いているので、ヒーローっぽい戦闘シーンはあまり多くありません。戦闘シーンではヒーローというよりも、一人の兵士としての戦いが描かれています。

元々、キャプテン・アメリカが誕生した理由も「兵士として利用できるスーパーソルジャー」だったため、人間離れした強さではあるものの、一般の兵士と共闘することが多いです。なので正義のヒーローの戦いが見たい!という方にとっては少し物足りないかもしれません。

ヒーローっぽい迫力のある戦いが見たいのであれば「アベンジャーズ」の方が派手に描かれているので、アベンジャーズを視聴するのがいいと思いますが、結局「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」はアベンジャーズに繋がる要素もあるので、今作を視聴してからの方が良いですね。

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と他の作品との繋がり・解説

映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」と他の作品との繋がり・解説© 2011 – Paramount Pictures

先述しましたが「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」に登場するキャラやアイテムは、他のMARVEL作品にも繋がる要素があります。

しっかり覚えておかないと「これどんなキャラだっけ?」「どんな意味があったんだっけ?」と感じることも多いので、大切な部分は覚えておきましょう。

シュミットが率いる「ヒドラ」について

シュミットが率いる「ヒドラ」について© 2011 – Paramount Pictures

元々ヒドラはナチスの極秘科学部門でしたが、コズミックキューブを手に入れ兵器を作ったことで独立します。ヒドラの科学力や作る兵器のレベルは高く、構成員は捕虜になる前に青酸カリを噛んで自決するほどの忠誠心があります。

キャプテン・アメリカらによってヒドラは壊滅しますが、SSRの捕虜となったドクター・ゾラなどの残党が暗躍し、今後の展開にも重要になってきます。

強大な力を持つコズミックキューブ

強大な力を持つコズミックキューブ© 2011 – Paramount Pictures

シュミットに協力している天才科学者のドクター・ゾラは、コズミックキューブのエネルギーを取り込み新しい兵器を作り出します。コズミックキューブの力を使った兵器は威力が凄まじく、戦争の勝敗を変えてしまうほどの危険性がありました。

このコズミックキューブは四次元キューブとも言われ、今後のMARVEL作品に度々登場します。

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の一つ前に公開された映画「マイティ・ソー」でコズミックキューブが初めて登場し「アベンジャーズ」や「キャプテン・マーベル」にも登場します。初めはオーディンが所有していましたが、今作ではトンスベルグの聖堂からシュミットの手に渡ります。

シュミットが倒された後には空から海に落ち、海底に沈むコズミック・キューブをハワード・スタークが見つけ、S.H.I.E.L.D. に預けられます。この後もコズミックキューブの持ち主は転々と変わっていき、コズミックキューブが様々な作品で描かれます。

コズミックキューブは「強大で宇宙のあらゆる場所へ移動することができる石」と覚えておきましょう。

レッド・スカルはインフィニティ・ウォーで再び登場する?

レッド・スカルはインフィニティ・ウォーで再び登場する?© 2011 – Paramount Pictures

真っ赤な頭が特徴的なレッド・スカル(シュミット)は、キャプテン・アメリカと同様に超人血清を打つことで強力な力を得ますが、副作用である「善はより善に、悪はより悪に」によって、キャプテン・アメリカとは真逆を行く存在です。

キャプテン・アメリカとの戦いの最中に、コズミックキューブのエネルギーによって吸い込まれてしまったので、今作だけを見た方はレッド・スカルは死亡したと思いますよね。(自分もそうでした)

しかし、レッド・スカルは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に再登場します。「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は2018年の作品なので、7年越しの再登場となります。

どんな形でレッド・スカルが再登場したかは別作品のネタバレになるので避けますが、物語の重要な要素となっているので、今作ではレッド・スカルが誕生した理由や背景を覚えておいてください。

列車から落ちて死亡したバッキーだったが…

列車から落ちて死亡したバッキーだったが...© 2011 – Paramount Pictures

スティーブが「スーパーソルジャー計画」に参加する前からバッキーとは仲が良く、バッキーが107連隊として派兵され、捕虜になってしまった時にもスティーブが助け出します。

親友のような二人は互いに助け合いますが、物語の終盤で攻撃を受けたバッキーが列車の外に吹っ飛ばされてしまい、何とか列車に掴んでスティーブが助けに向かうも間に合わず、バッキーは崖下に落ちてしまいます。

かなり高い崖なので生存は絶望的で、誰もが死んだと思ってしまいますが、このバッキーも実は生きていて今後の展開に不可欠な存在となります。ネタバレになってしまうので明かせませんが、違った形で再登場するので気になった方は続編の「「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」をチェックしてみてください。

MARVEL作品は「キャラが死んだと思ったら実は生きていた」といった展開が意外と多いので、他のMARVEL作品を通して視聴することをオススメします。

ハワード・スタークはトニー・スターク(アイアンマン)の父親

ハワード・スタークはトニー・スターク(アイアンマン)の父親© 2011 – Paramount Pictures

あえて触れなくても良い要素だとは思いますが、SSRに技術を提供するハワード・スタークはアイアンマンでもあるトニー・スタークの父親にあたります。軍需ビジネスをしていたり、天才的な発明家、プレイボーイなどトニーと似ている部分が多く、トニーの性格は父親譲りなのがわかります。

SSRが後にS.H.I.E.L.D.として活動することになりますが、創設メンバーの一員となります。今後の作品でアイアンマンとキャプテン・アメリカの関係にもハワード・スタークは関係してくるので「ハワード・スタークはアイアンマンの父である」と覚えておきましょう。

キャプテン・アメリカの盾の素材はヴィブラニウム

キャプテン・アメリカの盾の素材はヴィブラニウム© 2011 – Paramount Pictures

キャプテン・アメリカは武器として盾を使用しますが、その盾はヴィブラニウムで作られています。ヴィブラニウムは「鋼鉄より硬く軽い」と言われとにかく耐久性に優れています。今作ではヴィブラニウムは地球上にはこれしかないと明言されましたが、今後のMARVEL作品にも登場します。

映画「ブラックパンサー」では高い技術力を持つ”ワカンダ”という国が舞台となりますが、この技術力を持つことになった理由もヴィブラニウムでした。今作ではヴィブラニウムの詳細には触れられず、ワンシーンのみの描写となりますが大切なシーンです。

 

今回は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の感想や解説を紹介しましたが、キャプテン・アメリカはMARVELヒーローの中でもキャプテンの名に相応しいザ・ヒーローです。

今後の展開に繋がるヒーロー誕生の物語でもあるので、内容を忘れてしまっている方はぜひ見返してみてください!

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