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映画『キャプテン・マーベル』のネタバレ感想・解説!チートレベルに強い女性ヒーロー

【解説】とにかく特殊能力が強いキャプテンマーベル!エンドゲームを視聴する前に観るべき

映画「キャプテン・マーベル」は女性初のヒーロー映画で、映画が公開され7日間で世界の興行収入が5億ドルを超えました。

記憶を失ったマーベルの過去が徐々に明かされていくストーリー展開で進んで行き、2019年4月に公開される「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも登場するキャラなので今作は見逃せません。

今回はチートレベルに強い女性ヒーローを描いた映画「キャプテン・マーベル」のネタバレ感想や解説、過去作品との繋がりを詳しく紹介します。

映画「キャプテン・マーベル」を観て学んだこと・感じたこと

・性別で判断されてしまうこと、女性の立ち上がる姿がカッコいい
・MARVELヒーローの中でも最高レベルに強いキャラ!
・続編、過去に繋がる部分の多い作品

映画「キャプテン・マーベル」の作品情報

公開日2018年3月15日
監督アンナ・ボーデン&ライアン・フレック
脚本メグ・レフォーヴ
ニコール・パールマン
ジェネヴァ・ロバートソン=ドゥウォレット
原作『キャロル・ダンバース』
出演者キャロル・ダンバース/ヴァース/ キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)
タロス(ベン・メンデルソーン)
ヨン・ログ(ジュード・ロウ)
フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)

映画「キャプテン・マーベル」のあらすじ・内容

映画「キャプテン・マーベル」のあらすじ・内容© Marvel Studios

超人的な能力を持ち、過去の記憶がないキャロル・ダンバース(キャプテン・マーベル)はクリー人のエリート部隊に所属しています。

任務で仲間を助け出しに行きますが、罠にハマってしまいスクラル人に捕らえられてしまいます。

なんとか逃げ出しキャロルは地球に墜落し、後に最強のヒーローが集結するチーム「アベンジャーズ」を創設することになった若きニック・フューリーと出会い、自分の記憶を探しながら戦いに巻き込まれていきます。

映画「キャプテン・マーベル」のネタバレ感想

性別を理由に挑戦することもはばかれる女性ヒーローが主人公

性別を理由に挑戦することもはばかれる女性ヒーローが主人公© Marvel Studios

キャロルは地球で生まれた人間であり、超人的な能力を手に入れるまでは通常の人間として生きてきました。(超人的な能力を手に入れた理由については後ほど解説します。)

1989年が物語の舞台ということもあってか、この映画では女性というだけで様々な挑戦が制限されるシーンがいくつもみられます。もちろん、現在の社会でも男女で賃金の格差があったり、こういった映画を制作するハリウッド業界でも男女の賃金格差が問題視されています。

男性と女性とで身体的な違いがあったり、得意、不得意なものがあるのは事実です。これは同性同士でも違いがありますし、得意、不得意というのは男女の違いというよりも「人によって違う」ことなので「男女の違い」として論じること自体が古臭く、間違っているのかもしれません。

 

物語の中では「コックピットは男の聖域」というセリフがあったり、女性という理由だけで戦闘機のパイロットになれなかったりします。

自分は男でフェミニストでもないのですが、「女なのに」というセリフを目の当たりした時、少しイラっとした自分がいました。それと同時に、自分が女性だったらその言葉にイラっとするのか、反発するのか、仕方ないことだと黙ってしまうのだろうかとも考えました。

しかし、この映画ではそういった状況に置かれても、何度も立ち上がる強い女性の姿があります。MARVELヒーローの中でも最強クラスに強く、アベンジャーズを立ち上げるきっかけとなった人物が女性であるということは大きな意味があると感じました。

2018年には黒人初のヒーローとして「ブラックパンサー」が公開され、最近ではMARVEL初のゲイヒーローが登場するのではないかという報道もありました。映画を通して多種多様な人にスポットライトが当たることは良いことですね。

【解説】とにかく特殊能力が強いキャプテンマーベル!エンドゲームを視聴する前に観るべき

【解説】とにかく特殊能力が強いキャプテンマーベル!エンドゲームを視聴する前に観るべき© Marvel Studios

今作の主人公であるキャプテン・マーベルは特殊能力が強く飛行能力もあります。飛行能力のあるヒーローと言えばアイアンマンやドクターストレンジがいますが、アイアンマンはスーツが無くてはいけないので、生身のまま空を飛べるキャプテン・マーベルはMARVELヒーローの中でもトップクラスに強いですね。

人間だったキャプテン・マーベルが特殊能力を手に入れた理由を簡単に説明すると、空軍に所属するキャロルと親友のマリアは、ウェンディ・ローソン博士が作った実験エンジンのテスト飛行を秘密裏に行なっていました。

そんなある時、ローソン博士とキャロルが乗った戦闘機がヨン・ログに襲われてしまい、キャロルの目の前でローソン博士は殺されてしまいます。敵の狙いはエンジンのエネルギーコアでしたが、機転を利かせたキャロルがコアを破壊します。その破壊によってコアの力を取り込み、ヨン・ログ(クリー人)の血を輸血されることでエイリアンのDNAが融合し、特別な力を得ることになりました。

 

2019年4月に公開される「アベンジャーズ/エンドゲーム」にも出演するキャプテン・マーベルですが、タイタンに取り残されたアイアンマンをキャプテン・マーベルの飛行能力で救出しにいく展開もありそうです。

とにかく、サノスを倒すための戦力としては十分すぎるほど強いので、エンドゲームの視聴を考えている人は「キャプテン・マーベル」で彼女の力を確認した方が良いと思います。

クリー人とスクラル人、見た目で判断してはいけない…

クリー人とスクラル人、見た目で判断してはいけない...© Marvel Studios

キャプテン・マーベルは記憶を無くし、クリー帝国の特殊部隊「スターフォース」の一員として活動しています。そして、トカゲの様な姿をしたスクラル人が敵として戦ってきましたが、どちらかというとクリー人がスクラル人の住処を一方的に侵略していることがわかります。

後ほど詳しく紹介しますが、クリー帝国には一時期サノスとも手を組んでいたロナン・ジ・アキューザーがいる星ですからね…。自分たちの思うままに他の星を侵略してしまう種族だったりします。

風貌的にスクラル人が悪者に見えますが、会話をしてみると温厚で自分たちの家族や種族想いなのがわかります。キャロルの親友であるマリアの家でスクラル人と食事をするシーンでは、マリアの娘とスクラル人であるタロスの子供が種族関係なしに楽しそうに会話をしていて良いシーンでした。

このマリアの娘が良い味を出していて、マリアが戦闘機の副操縦をするかどうか悩んでいた時に後押ししたのも彼女ですし、キャプテン・マーベルの赤と青のスーツを決めたのも彼女です。

キャプテン・マーベルにボコられるのが怖いヨン・ログ

キャプテン・マーベルにボコられるのが怖いヨン・ログ© Marvel Studios

物語の終盤、自分の能力をフルパワーで使える様になったキャプテン・マーベルに対し、ヨン・ログは「能力を使わずに素手で勝負してみようぜ!能力を使わずに戦えんのか?!」的なことを延々と言うのですが、その煽りにのせられないキャプテン・マーベルは一瞬にしてヨン・ログを倒します。

ヨン・ログからしてみれば能力が使えるキャプテン・マーベルに勝ち目はないので、ああ言うことを言うしかないわけですが、その姿が滑稽で面白かったです。

クリーに引き返すことになったヨン・ログはどうなったのでしょうかね…。

映画「キャプテン・マーベル」と他作品との繋がり・解説

映画「キャプテン・マーベル」と他作品との繋がり・解説© Marvel Studios

MARVEL作品は別作品に登場するキャラがいたり、他の作品と繋がる要素も多かったりします。

MARVELの映画を全て見ていても忘れてしまっていることもあると思うので、今作の「キャプテン・マーベル」との繋がりを解説していきたいと思います。

アベンジャーズ誕生前の物語。「アベンジャーズ」創設の由来

アベンジャーズ誕生前の物語。「アベンジャーズ」創設の由来© Marvel Studios

「キャプテン・マーベル」はアイアンマンやキャプテン・アメリカ、マイティ・ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイで結成されたヒーロチーム「アベンジャーズ」が出来る前の世界が舞台です。

映画「アベンジャーズ」ではS.H.I.E.L.D.長官であるニック・フューリーがヒーローたちを集めていきますが、「キャプテン・マーベル」で宇宙人や宇宙船での戦いを経験することで、今後も同じ様な事態が起きる可能性を考え、フューリーはキャプテン・マーベルの様なヒーローを探すことを決めます。

オフィスに戻ったフューリーはこの計画書を作成しますが、その時に「キャプテン・マーベル」が戦闘機に乗っている時に撮られた写真を見つけます。戦闘機に書かれていた文字が「Avengers」だったので「アベンジャーズ計画」として今後の展開に繋がっていくのです。

若い頃のニック・フューリー、フィル・コールソンが若い頃の姿で登場!

若い頃のニック・フューリー、フィル・コールソンが若い頃の姿で登場!© Marvel Studios

国家組織「S.H.I.E.L.D.」に所属するニック・フューリーとフィル・コールソンは他の作品にもよく登場します。

ニック・フューリーは「アベンジャーズ」シリーズや「アイアンマン」「マイティ・ソー」など様々な作品に登場しています。今作では新米捜査官としてコールソンですが、「アイアンマン」「アベンジャーズ」などにも登場しています。

自分の直感を信じるコールソンは、フューリーとキャプテン・マーベルを逃しましたが、あシーン良いですよね。

 

ちなみに、今作では若い頃のフューリーをサミュエル・L・ジャクソンが、フィル・コールソンをクラーク・グレッグが演じています。サミュエル・L・ジャクソンに至っては年齢が70歳ですから、若い頃の姿を演じるのは無理があるので、別の俳優が演じるのかと思いきや本人たちが演じているんですね。

これはマーベルのデジタル技術で25歳若返った姿になっています。CGぽさや違和感を感じることもないので、デジタル技術の高さに驚きです。

ニック・フューリーが眼帯をつけているのは猫(グース)に引っ掻かれたから

ニック・フューリーが眼帯をつけているのは猫(グース)に引っ掻かれたから© Marvel Studios

フューリーが眼帯をつけている理由は今まで明かされていませんでしたが、今作ではその秘密が明かされています。

若い頃のフューリーは眼帯をつけておらず両目がしっかり見える状態です。「キャプテン・マーベル」に登場する猫(グース)は可愛い猫そのものですが、実際はエイリアンで口から何本もの触手をだす「フラーケン」であることがわかります。

そのグースをフューリーが可愛がっていたところ、目を引っ掻かれてしまいます。猫というよりもフラーケンに引っ掻かれたことが原因で目が見えなくなってしまい、「アベンジャーズ」などでは眼帯をしていたわけですね。大きな戦争で目を失ったのかと思いきや、猫に引っ掻かれたことが原因だったのです。

 

そして、エンドロール後の映像で、グースが飲み込んだ四次元キューブを口から吐き出すシーンがありました。エンドロールを見ずに映画館で席を立つ人がちらほらいたので、完全に映像が終わるまで席に座っていた方が良いですよ!

過去の作品を観ている方であれば分かると思いますが簡単に補足をすると、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では宇宙最強の敵であるサノスが6つのインフィニティストーンを探しています。

この内の一つがこの四次元キューブです。四次元キューブは「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」「マイティ・ソー」にも登場していて、「マイティ・ソー」では変装したロキがS.H.I.E.L.D.の施設から四次元キューブを盗み出します。

クリー人であるロナンやコラスも登場!

クリー人であるロナンやコラスも登場!© Marvel Studios

今作ではヨン・ログから要請を受けたロナンが地球上にミサイルを射ってきます。キャプテン・マーベルがこれを阻止し、逃げ返すロナンと側近のコラスがしっかりと映っています!

ロナンとコラスはMARVEL映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも敵キャラとして登場していて、敗北したロナンは死亡しています。ロナンは一見強そうに見えるのですが、ヒーローにやられまくってたのですね。

ロナンも若い頃の姿だったので、MARVEL作品が好きな方にとっては嬉しいシーンだったのではないでしょうか。

インフィニティ・ウォーのフューリーのポケベルはキャプテン・マーベルがくれたもの

インフィニティ・ウォーのフューリーのポケベルはキャプテン・マーベルがくれたもの© Marvel Studios

映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」ではサノスの指パッチンにより、宇宙の生命の半分が消滅しました。消滅の瞬間、フューリーはポケベルでメッセージを送りますが、このポケベルはキャプテン・マーベルがフューリーに渡したものでした。

宇宙にも届く様に改良されたポケベルがフューリーに渡され、「本当に困った時に送って」と言って渡します。

映画「キャプテン・マーベル」のエンドロール映像ではキャプテン・アメリカやブラック・ウィドウ、ハルクなどが映り、ポケベルにどんな意味があるのか考えていた時にキャプテン・マーベルが登場します。

こんな強い戦力が仲間に加わるとなると、「アベンジャーズ/エンドゲーム」を見る前からワクワクしてしまいますね!

MARVEL映画のファンはより楽しめる映画!

MARVEL映画のファンはより楽しめる映画!© Marvel Studios

映画「キャプテン・マーベル」は単体だけ観ても楽しめる映画だと思うのですが、過去のシリーズを観ている方にとっては、数々の謎が明かされる答え合わせ的な要素があり、若い頃のキャラが多く登場したりするなど、嬉しい要素がたっぷり詰まっている映画でした。

「キャプテン・マーベル」を観たことで、過去のMARVEL作品を見返したくなったという方も多いのではないでしょうか。

Huluでは3/31までMARVEL作品が多数配信されているので、この機会に一気に見返したい!という方におすすめです。