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『アベンジャーズ4/エンドゲーム』ネタバレ感想・解説・考察!全面戦争に鳥肌!アイアンマンが最高すぎて3000回愛してる

「アベンジャーズ/エンドゲーム」最高の映画でした!

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」はアベンジャーズシリーズの4作目にあたり、前作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」の続きに当たります。

映画はマーベル作品初の3時間を超え、初めからラストまで怒涛の展開で鳥肌が立ちっぱなしでした。

今回はフィナーレに相応しい映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のネタバレ感想や解説、考察を書いていきます。

目次

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観て学んだこと・感じたこと

・冒頭25分でとてつもない驚き!今までに無い超展開!
・様々なMARVELヒーローのフィナーレを描く集大成
・とにかく最初から最後まで鳥肌が立つ!

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の作品情報

公開日2019年4月26日
監督アンソニー・ルッソ
ジョー・ルッソ
脚本クリストファー・マルクス
スティーヴン・マクフィーリー
原作スタン・リー
ジャック・カービー
出演者アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)
キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)
ハルク(マーク・ラファロ)
ソー(クリス・ヘムズワース)
ブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)
ホークアイ(ジェレミー・レナー)

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあらすじ・内容

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のあらすじ・内容

アベンジャーズとガーディアン・オブ・ギャラクシーたちは全てのインフィニティストーンを集めたサノスに破れ、サノスの指パッチンで宇宙の生命の半分が消え去ります。

地球に住む人類、ヒーローたちの一部も消え去りましたが、残されたヒーローたちは再集結し、サノスとの戦いに挑みます。

以下からネタバレ感想になります。ストーリーの時系列順に感想を書いていきます。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」のネタバレ感想

やっぱり宇宙空間を漂うアイアンマンを助けたのはキャプテン・マーベル!

やっぱり宇宙空間を漂うアイアンマンを助けたのはキャプテン・マーベル!(C)2019 MARVEL

「アベンジャーズ/エンドゲーム」の一つ前のMARVEL作品にあたる「キャプテン・マーベル」では、チートレベルに強い女性ヒーロー・キャロルが主人公でした。

キャロルは超人的なパワーや飛行能力があり、「アベンジャーズ/エンドゲーム」に出演することも決まっていたので、サノスとの戦いに破れ宇宙に漂うアイアンマンとネビュラを助けるのはキャプテン・マーベルではないか?と予想されていました。

その予想通りにキャプテン・マーベルがアイアンマンたちを助け、地球に連れ帰ってきます。そして、今作は「アイアンマン」が一番の主人公といっても良いほど活躍します。

【解説】映画開始25分程でサノスを倒す。そして5年後…

【解説】映画開始25分程でサノスを倒す。そして5年後...(C)2019 MARVEL

映画早々、残されたヒーローたちはサノスの居場所を突き止め、インフィニティストーンを奪いに行こうとします。

サノスは別の星で農園を作って暮らしていて、のどかな農園で生活をするサノスは足を引きずり、かつてアベンジャーズたちを苦しめた恐ろしさや強さはありませんでした。サノスからしてみれば「全宇宙の半分の生命を消滅させる」という夢を叶えたわけですから、もう追い求めるものは何もなく、定年を迎えて隠居生活的な感じなのでしょう。

そして、サノスはインフィニティストーンを既に全て破壊していました。インフィニティストーンを使って人類を復活させるつもりだったヒーローたちは落胆し、怒ったソーがサノスの首を切り落とします。このシーンが本当に衝撃でした。映画が始まってまだ25分くらいの出来事ですからね?てっきり、映画のラストまでサノスとも戦いは無いと思っていましたが、映画が始まって25分程で憎きサノスを倒してしまうのです。

 

しかし、これで復讐が完了したという訳ではなく、サノスを倒したところで死んでしまったヒーローや人類、宇宙の生命が戻ることもなく「結局今までと何も変わらない」という虚しくてやるせない気持ちになります。

それから舞台は5年後に移り変わります。ここも衝撃でした。憎きサノスが早々に倒し、物語の舞台は5年後になってしまうわけですから、とにかく今まで観た映画にはない超展開で物語が進んでいくのです。

量子の世界にいたアントマンの登場、タイムマシンを作る

量子の世界にいたアントマンの登場、タイムマシンを作る(C)2019 MARVEL

サノスを倒してから5年後の世界にアントマンが登場します。「アントマン&ワスプ」を観た方であればもちろん知っていることですが、アントマンが量子の世界にいるときにサノスの指パッチンが行われ、外にいたワスプやハンク、ジャネットが消え去り、アントマンは量子の世界に閉じ込められてしまいます。

運良く現実世界に戻ったアントマンでしたが、量子の世界では数分の出来事であっても現実世界では5年の月日が経っていたことがわかります。そして、この経験から量子の世界を行き来できるタイムマシンを作り、過去に戻ってサノスを倒す作戦が始まっていくのです。

サノスは倒したものの、全ての仲間が戻ってこないというモヤモヤした展開から、過去に戻ってやり直すことで死んだ仲間が戻るかもしれないという面白い展開になっていきます。

5年後の世界ではトニー(アイアンマン)が良い父親に

5年後の世界ではトニー(アイアンマン)が良い父親に(C)2019 MARVEL

5年の月日が経てば人も大きく変わっているもので、トニーとポッツの間には可愛い娘がいます。しかもトニーはかなりの子煩悩で、娘にデレデレな優しい父親になっています。確かに、トニーは娘に甘い父親になりそうですよね。

そして、タイムマシンを使って過去に行く作戦をトニーに伝えますが、可愛い娘もいて幸せな暮らしを送るトニーは乗り気ではありませんでした。しかし、天才的な頭脳とひらめき、根っこの部分にある正義感は健在で、タイムマシンを作ることに成功し協力することになります。

いがみ合って仲の悪かったアイアンマンとキャプテン・アメリカが、今度こそ同じ方向を見て進ん行きます。

 

また、トニーの娘がめちゃくちゃ可愛くて、見てるだけで笑顔になってしまいます。

それに娘がトニーに言った「3000回愛してる」というセリフがまた良いんですよね。後の展開にも登場する名セリフです。

映画の中では人気ゲームFortnite(フォートナイト)も登場

映画の中では人気ゲームFortnite(フォートナイト)も登場(C)2019 MARVEL

映画の中では世界的人気ゲームのフォートナイトをソーたちがプレイするシーンがあります。

筆者もフォートナイトは好きなゲームなので、個人的に嬉しいシーンでした。フォートナイトを一緒にプレイする「Noob Master(ヌーブマスター)」に文句を言うというクスっと笑えるシーンですね。

ホークアイも登場して大活躍!日本からは真田広之も出演

ホークアイも登場して大活躍!日本からは真田広之も出演(C)2019 MARVEL

トニーの様にサノスの指パッチンで家族に犠牲が出ていない人もいる一方で、ホークアイは妻や娘、息子など家族全てを失っています。ホークアイはぶつけようの無い怒りを「生きていても価値のない人や裏組織」にぶつけ続けています。

今作では日本の東京も登場し、日本のヤクザとして真田広之も出演しています。あっさりとホークアイに殺されてしまいますが、エンドクレジットにも真田広之の名前がしっかりと書載っていました。こんな大作に出演できるのは素直に凄いですよね。

ホークアイはナターシャ(ブラック・ウィドウ)に説得され、再びアベンジャーズに参戦します。前作の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」では出番がなかったホークアイですが、今作では出演シーンもかなり多くカッコいいシーンがいくつもあります。

ナターシャとホークアイについては後ほど詳しく触れます。

【解説】2012年の過去(ニューヨーク)に行くアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、アントマン

【解説】2012年の過去(ニューヨーク)に行くアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、アントマン(C)2019 MARVEL

ヒーローたちは複数に分かれ、サノスより先にインフィニティストーンを集めることになります。アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、アントマンの4人は2012年のニューヨークに行き、3つのストーンを入手しようとします。

2012年のニューヨークと言えば1作目のアベンジャーズの舞台であり、映画には当時のアベンジャーズメンバーの姿も映し出されています。ハルクはエンシェント・ワンから緑色のタイムストーンを受け取り、キャプテンアメリカはヒドラのメンバーであると偽り、過去の自分と戦って石をゲットします。「これがアメリカの尻か」というセリフがありましたが、1作目のアベンジャーズのキャプテンアメリカの服装がピッチリしているんですよね。笑

そして、アイアンマンとアントマンは四次元キューブ(コズミックキューブ)を手にしましたが、突如現れたハルクによって吹き飛ばされ、ロキにキューブを奪われてしまいます。さすがロキ!本当に抜け目ないです。

 

そこでアイアンマンとキャプテンアメリカはさらに過去の1970年に遡り、四次元キューブを盗み出そうとします。1970年代というと1作目の「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」の少し先の世界になりますね。

キューブを盗み出したときにトニーは自分の父・ハワードと会うことになり、短い時間ではありますが会話を交えます。父が息子であるトニーに何でもさせてあげたいと語っていたことは感動的でしたし、トニーは自分が息子であると父に伝えることはできないため、他人のふりをして最大限の感謝を父に伝えます。

後ほど紹介しますが、今作ではソーが亡き母に出会ったり、ナターシャとホークアイの関係、キャプテン・アメリカと初恋の相手ペギー・カーターなど、大切な人とのシーンがいくつもあり感動的です。愛する人と出会うことで、この先に待ち受ける大きな戦いに覚悟が決まる様な感じがしました。

そして、ハワードの執事の名前がジャーヴィスであることに驚きました。ジャーヴィスと言えば、アイアンマンをサポートするAI音声機能の名前です。原作の漫画ではスターク家に代々仕える執事がジャーヴィスであるそうなのですが、人間のジャーヴィスを見たのは多分これが初めてですよね(?)

【解説】ロケットとソーが2013年のアスガルドへ

【解説】ロケットとソーが2013年のアスガルドへ(C)2019 MARVEL

ロケットとソーは2013年のアスガルドに向かい、エーテル(リアリティ・ストーン)を手に入れようとします。今までの自信満々で粗暴なソーとは違い、とにかく情緒不安定なソーが映し出されていて新鮮です。

アスガルドではその日に亡くなってしまう母・フリッガと再会します。ソーが未来が来たということを瞬時に察知するフリッガはさすが母親ですね。そして、ソーに助言をします。ソーとしては今日亡くなってしまうことを母に告げたかったと思いますが、フリッガは頑なに聞くことを拒否します。

フリッガはまるで今日死ぬことが分かっていて、その運命を受け入れているかの様にも感じました。ソーは愛すべき母と話をしたことで、今までの自信溢れるソーに戻り、懐かしき初期のハンマー・ムジョルニアを持って現代に戻ります。

【解説】2014年のヴォーミアを訪れるナターシャ(ブラック・ウィドウ)とホークアイが切なすぎる

【解説】2014年のヴォーミアを訪れるナターシャ(ブラック・ウィドウ)とホークアイが切なすぎる(C)2019 MARVEL

惑星ヴォーミアを訪れたナターシャとホークアイは、ソウルストーンの番人であるレッドスカルと会います。前作を見ている方であればご存知の通り、ソウルストーンは魂を引き換えにしなければ入手することができないので、ここで愛する人を生贄にしなくてはいけません。

前作の「インフィニティ・ウォー」では、サノスが愛している娘・ガモーラを生贄にして、泣く泣く石を入手しています。

 

ここでどちらかが死ななくてはいけない訳ですが、最終的にはホークアイが死んでしまうんだろうな…と筆者は思っていました。「ブラック・ウィドウ」の単独映画も製作されると言われているので、ここでナターシャが死ぬわけがないだろうと…。

ナターシャとホークアイは互いに自らが生贄になろうとし、互いに阻止を繰り返します。飛び込もうとするナターシャをホークアイが倒すと、ナターシャは持っていた武器でホークアイを痺れさせます。それを見たときは「まさかのナターシャが死ぬの?」と思いましたが、すぐにホークアイは立ち上がり、弓の爆発でナターシャを阻止します。

ホークアイが崖に飛び込み、やっぱり「ホークアイが死んでしまうのね…」と思った矢先、ナターシャがホークアイにワイヤーを取り付け壁に発射します。ホークアイは壁にぶら下がる形となり、最終的にはナターシャが崖下に落ちて死んでしまうのです。

互いに自分の命を投げ出そうとする姿はカッコよく、お互いを大切に想っていることがわかります。アベンジャーズの1作目でホークアイがナターシャを救ったというエピソードがありましたが、ナターシャは正しい道へと引っ張り上げてくれたホークアイへの恩返しの気持ちがあったのかもしれません。「ブラック・ウィドウ」の単独映画で、その部分が詳しく語られると良いですね。

【解説】2014年のモラグに行くローディとネビュラ!

【解説】2014年のモラグに行くローディとネビュラ!(C)2019 MARVEL

惑星・モラグでは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のクイルより先にパワー・ストーンを入手する必要があります。クイルが歌いながら登場するシーンはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの世界観が漂いますが、あっさりとクイルを気絶させ、パワー・ストーンを入手することに成功します。

しかし、ここで過去と現代のネビュラが記憶が繋がっていて、サノスに全ての計画がバレてしまいます。秘密裏に動かなくてはいけない作戦が全て筒抜けになってしまうわけですから、またサノスに負けてしまうんじゃないの?とすら思いました。

アベンジャーズの作戦を知ったサノスは、地球に襲来することになります…。

【解説】インフィニティストーンで生き返った仲間たちとサノスの全面戦争に鳥肌!!

【解説】インフィニティストーンで生き返った仲間たちとサノスの全面戦争に鳥肌!!(C)2019 MARVEL

ハルクは集められたインフィニティストーンを装着して起動します。それと同時に、過去のネビュラがサノスの軍隊を地球に送り込み、ハルクたちは爆撃を受けます。

そこで初めにアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーの3人がサノスと対峙します。もうこのシーンだけで胸熱でした。1作目の「アベンジャーズ」では互いに信頼することなく衝突ばかりのチームであり、アイアンマンVSソーVSキャプテン・アメリカの戦いが行われるほどの仲の悪さでした。

しかし、今はサノスという悪に対して、この3人が仲間として信頼し合い、共闘しているんですよ?もうヤバくないですか?そして、キャプテン・アメリカがソーのハンマー・ムジョルニアを使うシーンは最高でしたね。最強のハンマーと盾を使うヒーローカッコよすぎじゃありませんか!

 

そんな3人で戦ってもサノスの力は凄まじく、サノスの軍隊も次々に進軍して来ます。そこにドクター・ストレジの空間移動の魔法陣が開き、ワカンダの軍隊やヴァルキリー率いるアスガルドの軍隊、スパイダーマンやブラックパンサー、スカーレット・ウィッチ、ファルコン、バッキーなどが勢揃いします。このシーンはずっと鳥肌でした。

そして、インフィニティストーンを奪おうとするサノスと、それを阻止するヒーローたちの戦いが最高です。インフィニティストーンがホークアイからブラックパンサー→スパイダーマンとリレー方式で続いていきます。

敵に襲われるスパイダーマンを手助けしてくれるのはヴァルキリーやワスプ、ポッツ、スカーレット・ウィッチ、オコエ、シュリ、マンティスなどの女性陣!この女性たちがめちゃくちゃ強くてカッコいいです。スカーレット・ウィッチに至っては、サノスとタイマンを張れるくらいの強さですからね。

スカーレット・ウィッチにボコられるサノスは頭上に浮かぶ宇宙船から、自軍もろともミサイルで攻撃します。そして、そこに現れるのが最強のヒーローであるキャプテン・マーベル!ここの展開が物凄く好きでした。キャプテン・マーベルが空を飛んで宇宙船に突っ込むだけで、宇宙船を全開させます。チートレベルに強すぎる…。

「私はアイアンマンだ」のセリフが一番のシーン

「私はアイアンマンだ」のセリフが一番のシーン(C)2019 MARVEL

ヒーローが集結して戦うもサノスの力も絶大で、インフィニティストーンがサノスの手に渡ってしまいます。ギリギリでアイアンマンが止めますが吹き飛ばされ、サノスは指パッチンをしようとします。

「イフィニティ・ウォー」と同じ最悪の展開に…と思いましたが、インフィニティストーンはアイアンマンの手にあり、「私はアイアンマンだ」というセリフと共に指パッチン。このシーンは本当に痺れましたね。

 

マーベル作品の一番最初の作品といえば映画「アイアンマン」です。アイアンマンのラストシーンでは、メモを渡されたトニーがスピーチで「私がアイアンマンだ」と告げるシーンで終わります。アイアンマンの始まりと終わりのシーンがこのセリフってカッコ良すぎやしませんか!個人的にはこのシーンが一番好きなシーンでした。

ちなみに、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は過去のインタビューで、MCUの戦いの時系列について触れていました。その中で『基準はトニーが「私がアイアンマンだ」と言ったことに始まり、全てはそれ以降かそれ以前かの出来事になります。すべてが始まったビッグバンですね。』と語っています。

アイアンマンから始まったMCUは色々な作品を通しながら、アイアンマンという主人公の人生を描いた壮大な長編作品だったのかもしれません。宇宙のビッグバンと共に生まれた6つのインフィニティストーンを腕につけ、「私がアイアンマンだ」というセリフと共に指パッチン。MCUの数々の映画が生まれる起点となったビッグバンだったのです。

そして、自ら犠牲になったアイアンマンは今作で死んでしまいますが、残された娘に向けて「3000回愛してる」のメッセージを残します。最後の最後までトニーらしく、個人的にMARVELヒーローの中で一番好きなアイアンマンの幕の閉じ方としては良かったです。

映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」の考察

【考察】ドクター・ストレンジはこの結末が見えていたんだなぁ

【考察】ドクター・ストレンジはこの結末が見えていたんだなぁ(C)2019 MARVEL

前作「インフィニティ・ウォー」では、ドクター・ストレンジが未来を見て、サノスに勝つ方法が一つだけあることが判明します。しかし、前作でアベンジャーズたちはサノスに破れ、宇宙の生命の半分は消滅してしまいます。

この「一度サノスに負ける」という展開ですら、サノスに勝つための一つの要素だったのです。「サノスに勝つために負ける」ことは矛盾に思えますが、ドクター・ストレンジにはこの展開が見えていたのですね。

 

そして、アイアンマンがインフィニティーストーンを奪って指パッチンをする前のシーンでは、ドクター・ストレンジがアイアンマンに指を1本立てます。まるで「この展開はサノスに勝つための唯一の方法だ」というメッセージを感じられました。

アイアンマンが犠牲になってしまうこともドクター・ストレンジには見えていたのでしょう。全ての人が生き残ってサノスに勝つ方法はなく、ナターシャとアイアンマンの命を引き換えにサノスに勝ったことは何とも悲しい結末ではありますが、人類にとっては良かったのでしょう。

【考察】ペギーとの暮らしを選び、おじいちゃんになったキャプテン・アメリカ

【考察】ペギーとの暮らしを選び、おじいちゃんになったキャプテン・アメリカ(C)2019 MARVEL

サノスを倒すために過去からインフィニティストーンを持ち帰り、サノスを倒した後はインフィニティストーンを過去の元ある場所へ返す必要がありました。

この仕事を引き受けたのはキャプテン・アメリカですが、過去から戻って来たキャプテン・アメリカはおじいちゃんの姿になっていました。インフィニティストーンを返した後、自分の人生を歩むためにペギーと生活を共にしたことが明かされます。

 

正義感が強く、ヒーローとして前線で活躍してきたキャプテン・アメリカの姿が今後も見れないのは非常に残念ですが、何度もつらい経験をしたキャプテン・アメリカがこの選択をしたことは誰も責めることがはきません。

好意を抱くペギーとダンスの約束をするも、その約束を果たすことができず、目が覚めた時には70年の月日が経っているわけですから壮絶な人生を歩んでいます。サノスを倒して平和が訪れた今、自分のしたいように人生を歩むことができて良かったのかもしれませんね。

そして、キャプテン・アメリカからシンボルである盾を引き継いだファルコンは、キャプテン・アメリカのポジションで活躍するのでしょうか。

「アベンジャーズ/エンドゲーム」最高の映画でした!

「アベンジャーズ/エンドゲーム」最高の映画でした!(C)2019 MARVEL

今作では宿敵であるサノスを倒すことができましたが、アイアンマンやブラック・ウィドウが犠牲になるなど、心の底から喜ぶことができない結末を迎えました。

そして、ずっとアベンジャーズやMARVEL作品を支えてきたキャプテン・アメリカも自分の人生を歩みましたし、ソーもアスガルドの国王をヴァルキリーに任せるなど、「初期メンバーの卒業」的な展開でした。

今作は「様々なフィナーレとなる作品」と言われていましたが、初期メンバーの活躍に幕を閉じる作品としては本当に素晴らしいの一言です。今後の作品に初期のアベンジャーズメンバーが出演するのかは今の所分かりませんが、MARVEL作品は今後も続いていくので、楽しみなことは変わりません。

ここまでの感動や面白さを与えてくれた「アベンジャーズ」という作品にただただ感謝です。2回目も観にいきたいなぁ。

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