映画「トランスフォーマー」は「バッドボーイズ」「アルマゲドン」などの作品で知られるマイケル・ベイ監督が手がけ、スティーヴン・スピルバーグも製作総指揮として関わっています。
2007年に公開された作品ですが、映像が古すぎることなくCGに違和感を感じることの無い映画です。
今回は変形する宇宙人ロボットと地球の危機を描いた1作目「トランスフォーマー」のネタバレ感想や解説を詳しく紹介します。
目次
映画「トランスフォーマ」を観て学んだこと・感じたこと
・ロボット同士の戦いだけではなく地球VS宇宙人を描く
・変形するロボットがカッコ良くギャグシーンも多い
映画「トランスフォーマー」の作品情報
公開日 | 2007年 |
監督 | マイケル・ベイ |
脚本 | アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー |
出演者 | サム・ウィトウィッキー(シャイア・ラブーフ) ミカエラ・ベインズ(ミーガン・フォックス) オプティマス・プライム(ピーター・カレン/玄田哲章) バンブルビー(マーク・ライアン/加藤亮夫) メガトロン(ヒューゴ・ウィーヴィング/中村浩太郎) |
映画「トランスフォーマー」のあらすじ・内容
惑星サイバトロンにはトランスフォーマーたちが住んでいましたが、反乱軍「ディセプティコン」とオートボットの間で戦争が勃発します。戦争の最中、機械や金属に生命を与える力を持つ「オールスパーク」が消え、地球にあることを突き止めた反乱軍のリーダー・メガトロンは地球に来ますが、北極に墜落して氷漬けとなります。
サムの高祖父で冒険家のアーチボルト・ウィトウィッキーが北極を探索している時に、メガトロンを偶然見つけてしまい、誤って起動してしまいます。その時、彼のメガネにオールスパークのありかを示す座標が刻まれ、ディセプティコンや政府、オートボットがそのメガネを探します。
地球を舞台に、オールスパークを巡る人間・オートボットVSディセプティコンの戦いが始まります…。
映画「トランスフォーマー」のネタバレ感想
2000年代の映画だが全く色褪せない作品!
トランスフォーマーは元々、タカラトミーから発売された変形するおもちゃであり、その後アニメや漫画化され、実写映画化もされました。今作は2007年に公開された作品です。2000年代の映画の中には今の作品と比較してしまうと、CG技術がお粗末な作品もあったりしますよね。
しかし、10年以上経った今視聴しても、CG技術のレベルが高くて映像に違和感を感じることはありません。トランスフォーマーでは変形して大きなロボットになったり、車になったりと様々な形に変形するシーンが多いですが、変形の過程がとてもカッコよく描かれています。
また、トランスフォーマーは興行的にも成功していて、制作費は1億5000万ドルかかっていますが、全世界の興行収入は7億ドルを超えています。好成績を納めた同シリーズは5作品あり、2019年にはスピンオフ作品の「バンブルビー」も公開されるなど、世界的に人気な作品です。
ただのSFアクション映画ではない!ギャグ要素も楽しめる
トランスフォーマーはロボット同士の戦いを描いただけの映画ではなく、笑えるシーンもかなり多く詰められています。
サムが初めての車を購入する際、店員の黒人の男が「おい母ちゃん!」と母を大声で呼びますが、年配の母は中指を立てます。それを見た店員の男は「なんだよ、石で頭を叩き割るぞババア」と呟きます。ちょっとしたシーンですが、個人的にはクスっとなるシーンでした。
他にもサムの彼女のいない童貞ぽい言動や、サムの両親の会話など笑えるシーンが含まれているので、何も考えずに笑って見る作品としてはおすすめです。
ただ、笑いの取り方が少々下品なので、こういった笑いが嫌いな方にとっては少し苦手かもしれません。家族みんなで見ると笑えない映画…という方もいるかもしれませんが、個人的には笑えるシーンがいくつかあったので、バトル系SFアクション映画だけにとどまらない作品だと感じました。
トランスフォーマーは主人公が多い作品?
先述した通り、トランスフォーマーはロボット同士の戦いを描いただけの映画ではありません。今作に登場するサムは人間側の主人公として描かれますが、超人的な力を持つヒーローではなくただの人間なので、戦闘は基本的にオートボット(人間側に着くロボット)と軍人が行います。
オートボットの中には司令官のオプティマス、戦闘能力の高いバンブルビーもいて、「オールスパークを巡った戦い」という観点でこの映画を見れば、オプティマスが主人公にあたるのかもしれません。
バンブルビーはサムを護衛し、黄色のシボレー・カマロに変形します。バンブルビーは強くて優しく、登場するシーンも多いので人気なキャラであり、スピンオフ映画「バンブルビー」も公開されるなど主役級のキャラです。
そして、映画「トランスフォーマー」では政府・軍人側の人間の出演シーンも多く、アメリカ空軍の大尉であるウィリアム・レノックスも軍人側の主人公と言えます。
人間がディセプティコンのロボットを破壊するには苦労しますが、軍用ヘリコプターに変形するブラックアウトを破壊したのもレノックスです。ウィリアム・レノックスを演じたジョシュ・デュアメルは「トランスフォーマー」の映画シリーズに何度も出演しています。
このように「トランスフォーマー」では一人の主人公が物語の軸となって進むのではなく、人類全体が一つになり、オートボットと連携しながら敵を倒していきます。初めは悪いキャラに思えたセクター7のシモンズ捜査官も、物語の終盤では共闘して敵を倒すなど、映画を通して多くの人々が一致団結します。
圧倒的に強い一人の主人公が活躍するヒーロー映画のような作品も面白いですが、多くの人の知恵を合わせて戦う作品も面白いなと感じました。
メガトロンを完全に処分した方が良いんじゃ?続編に繋がる要素も
ディセプティコンのリーダーであるメガトロンの残骸は海溝へ沈められ、地球に平和が訪れたようにも思えますが、ディセプティコンのスタースクリームは一人宇宙へ逃げ出します。
この展開からも続編があることは理解できるわけですが、元々はサムの高祖父がメガトロンを起動してしまったことで地球に危機が訪れたわけなので、メガトロンの残骸も残さずに処理するべきだと思うのですが、地球の技術ではメガトロンを破壊することは出来ないんでしょうか?
南極の氷で動けなくなってしまうくらいですし、戦闘機の攻撃も効いているので跡形もなく処分しようと思えばできる気がします。とは言っても、今後の展開を考えれば海溝に沈める方がいいのでしょうね。
ここで思ったのが、メガトロンは反乱軍のリーダーであり、身体も大きく恐れられる存在です。オプティマスもメガトロンとのタイマン勝負では負けてしまう程の強さがあるのですが、メガトロンが地球に来た時に北極で氷漬けになってしまったり、サムにオールスパークを胸に押し込まれてやられてしまったりと、意外と情けないやられ方をしてしまいます。
メガトロンがは恐れられる敵キャラでありながら、ちょっと抜けてる部分もあるのですね。
映画「トランスフォーマー」は世代を問わず楽しめる作品!
トランスフォーマーは日本発のおもちゃが原作になっています。日本でもアニメや漫画の実写映画が制作されることがありますが、中にはクオリティの低い作品もあり、公開前の期待値も高かったりするので、レビューや評価の低い作品が多々あります。
トランスフォーマーは名監督と莫大な制作費を投じて作られているので、さすがだなぁと思わせるほどの出来に仕上がっています。
今作の主人公・サムを演じたシャイア・ラブーフは2作目の「トランスフォーマー/リベンジ」、3作目の「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」にも出演しているので、1作目が面白かった!という方は3作目まで見た方が良いと思います。元々は3部作として制作が決まっていたので、この3作品はおすすめです!
4,5作目は主人公が変わってしまっているので、とりあえずは3作目まで視聴してみてください。
映画「トランスフォーマー」の動画が観れる動画配信サービス一覧
配信状況 | 無料お試し | |
Hulu | ○ | 2週間 |
Netflix | ○ | 30日間 |
FOD | × | 1ヶ月 |
U-NEXT | ○ | 31日間 |
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