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映画『千と千尋の神隠し』ネタバレ感想・解説・考察!幻想空間を通じて少女の生きる力を描いたアニメ映画

【解説・考察】作画監督・安藤雅司なくして本作なし

スタジオジブリと聞いて、最初に思い浮かべる作品は人によって異なるでしょう。どの作品も有名であり、多くの人を引きつける力を持っています。

しかし、実際に映画館で見たことがあるジブリ作品はと聞かれると、おそらく多くの人にとって『千と千尋の神隠し』が当てはまるのではないでしょうか。2019年現在もなお歴代興行収入第1位に輝く本作は、のべ2350万人が鑑賞。実に日本人の5人に1人が映画館で本作を見たことになります。

今回はそんな『千と千尋の神隠し』について感想や解説、考察を紹介します。ネタバレを多く含むため、もし未視聴の場合はご注意ください。

目次

映画『千と千尋の神隠し』を観て学んだこと・感じたこと

・幻想的な体験を通じて少女の生きる力を描く
・油屋をはじめとする世界の描写がただひたすら幻想的
・2019年時点で日本歴代興行収入ランキング1位に輝く作品

映画『千と千尋の神隠し』の作品情報

公開日2001年7月20日
監督宮崎駿
脚本宮崎駿
出演者荻野千尋/千(柊瑠美)
ハク(入野自由)
湯婆婆(夏木マリ)
銭婆(夏木マリ)
釜爺(菅原文太)
リン(玉井夕海)

映画『千と千尋の神隠し』のあらすじ・内容

映画『千と千尋の神隠し』のあらすじ・内容

荻野千尋はどこにでもいるような10歳の少女。両親の運転する車に乗せられて、引っ越し先の家へ向かっています。

新たな住まいへたどり着く直前、千尋たちは不思議なトンネルを発見します。興味を示した父親についていってトンネルをくぐると、そこは無人の飲食街が広がっていました。カウンターに並ぶ美味しそうな料理を前に、お金はあとで払えばいいだろうと両親は食事を始めてしまいます。

何か得体の知れないものを感じ、食事を手につけずに街をさまよう千尋。いつの間にか日は暮れていき、辺りには人間ではない異形の者が姿を現し始めます。そして、両親もまた、浅ましく食事を頬張り続ける豚の姿に――。

ひとりになった千尋を助けたのは、ハクという名の少年でした。彼は千尋を連れて油屋という名の建物へ向かいます。そこは湯婆婆という魔女が仕切る、神々のための湯屋でした。

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映画『千と千尋の神隠し』のネタバレ感想

【解説】歴代興行収入1位を記録した21世紀最初のスタジオジブリ作品

【解説】歴代興行収入1位を記録した21世紀最初のスタジオジブリ作品(C)2001 二馬力・TGNDDTM

映画『千と千尋の神隠し』は、2001年に公開されたスタジオジブリのアニメ映画です。都会から引っ越してきた少女である荻野千尋が、神々が体を休めにやってくる湯屋「油屋」で働きながら、豚に変えられた両親を助ける方法と元の世界に戻る手がかりを探します。

本作は、生きることそのものがテーマとなっていた前作『もののけ姫』とはまた異なるテイストで作られています。蓋を開けてみると、確かに10代の少女が両親を救うために頑張る様子が、童話的な雰囲気を伴って描かれているのがわかるでしょう。

しかし、夢のような幻想空間における神々の描写や、人間ではない者たちとの交流からは、新たなおとぎ話としての性質も感じられます。そのため、老若男女を問わず誰でも楽しめる作品となっています。

 

また、ファンタジー色の強い作品である一方、序盤から中盤にかけては「仕事」がテーマになっているのが特徴です。千尋が迷い込む世界は湯屋の主人である湯婆婆によって支配されており、仕事をしない者は豚へ変えられてしまいます。

作中では仕事場での礼儀や指導など、現代っ子でわがままを言う10歳の少女へ社会の現実を教えるかのような描写が多く見られます。監督の宮崎駿は本作のインタビューにおいて、ペルーの少年が労働する姿をもとに、過酷な状況下で子どもが働くことを強いられるストーリーをあえて作ったと語っています。

天空の城ラピュタ』や『魔女の宅急便』でも見られるボーイミーツガールの要素は、本作でも健在です。突然に神々の世界へ迷い込んだ千尋の進むべき道を最初に照らしてくれるのが、謎の少年ハク。千尋と同じ10歳くらいの男の子であり、世界のことをよく知っている様子です。また、最初から千尋のことを知っているかのような、運命めいた雰囲気も併せ持っています。

落ち着く間もなく湯屋で働くこととなる千尋がハクと再会し、おにぎりを渡される場面でぽろぽろと泣き出してしまうシーンは、千尋の感情の機微がよくわかる場面のひとつです。ようやく安心できる相手に出会いし、張り詰めていた感情の糸が切れて爆発するのが手に取るようにわかるでしょう。

中盤以降では危険を顧みずに傷ついたハクを助けようとするなど、千尋にとって少しずつハクが大切な存在になっていくのも見逃せません。作中でもいわれるように、愛情に根ざしたかのような行動をとるようになっていきます。

【解説】声優陣には若き日の入野自由も。『千と千尋の神隠し』のスタッフたち

【解説】声優陣には若き日の入野自由も。『千と千尋の神隠し』のスタッフたち(C)2001 二馬力・TGNDDTM

『千と千尋の神隠し』の監督・脚本を務めるのは宮崎駿。今更その業績を詳細に語る必要はないでしょう。『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』など、アニメ映画を語るうえで欠かせない作品をいくつも手がけています。

作中の音楽を担当するのは久石譲です。『風の谷のナウシカ』以降、宮崎駿の監督作品をずっと支え続けてきており、本作でもピアノを中心とした印象的なメロディで作品を飾ります。

音楽といえば、木村弓が歌う主題歌「いつも何度でも」は、耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。もともとこの歌は、『煙突描きのリン』という映画で採用されるはずでした。しかし、紆余曲折あって企画が廃案となり、お蔵入りになりかけていたのです。

宮崎駿が『千と千尋の神隠し』の主題歌をどうするか悩んでいた折にこの歌を再び聴いたところ、本作と見事にマッチしていることに衝撃を受け、再度起用したのだそうです。優しい歌声に乗せてリフレインされるメロディや歌詞は、幻想的な世界観と、少女・千尋の気持ちをうまく表しているように感じられます。

 

主人公である千尋の声を演じているのは柊瑠美。1999年に連続テレビ小説『すずらん』でヒロインの少女時代を演じたあと、本作で一躍有名になりました。

千尋を支える少年、ハクの声を担当するのは声優の入野自由です。当時まだ13歳の入野はオーディションでこの役を射止めました。彼の代表作は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の宿海仁太、『映画 聲の形』の石田将也など、今や日本のアニメ界を牽引する若手声優のひとりといえるでしょう。また、宮崎駿監督作品において職業声優がメインキャストを務めたのは、入野が最後です。

 

その他、夏木マリや菅原文太、中村彰男、内藤剛志、沢口靖子、神木隆之介といった豪華キャストが本作の声を担当しています。また、大泉洋は本作ではじめてジブリ作品に出演しており、その後『猫の恩返し』『ハウルの動く城』『思い出のマーニー』にも参加することとなりました。

原画陣はスタジオジブリ作品のなかでも最大規模だったそうです。しかし、中堅層のアニメーターが不足していたため、フリーや外部の実力派のアニメーターが多数参加したといいます。もちろん、前作『もののけ姫』を手がけたスタッフは本作でも健在であり、特に後述する作画監督の安藤雅司がいなくては、本作がここまでヒットすることはなかったかもしれません。

【解説】どこにでもいる10歳の少女を主人公に据えた作品

【解説】どこにでもいる10歳の少女を主人公に据えた作品(C)2001 二馬力・TGNDDTM

もともと『千と千尋の神隠し』の制作は、宮崎駿の個人的な願望に端を発しています。

宮崎は日本テレビの映画プロデューサーである奥田誠治の友人であり、その娘とも親しくしていました。10代の少女へ向けた作品を作ったことのなかった宮崎は、そうした少女たちを喜ばせられるようなものを作りたいという気持ちから、本作の制作に取り掛かったのだといいます。

そうして出来上がった主人公の千尋は、どこにでもいるような10歳の女の子。冒頭、引っ越し先へ向かう車のなかでだらしなくうなだれ、母親から何かと佇まいを注意される千尋の様子は、いかにもといった感じの現代っ子だといえるでしょう。

宮崎の作品には、少女が主人公もしくは重要な役回りのキャラクターとして登場します。しかし、千尋のようなキャラクターは過去にあまり例がありません。『風の谷のナウシカ』の主人公ナウシカや、『天空の城ラピュタ』のシータにしても、基本的に強さや臆しない心が表面に出ており、現実の少女と比べて年相応といった雰囲気は薄いかもしれません。

年齢や作品の世界観などから、『となりのトトロ』のサツキは千尋に少し近いようにも感じられます。しかし、彼女も妹のメイに対する真面目な姉の性格、そして病気の母を慕う優しい様子などが強く出ているといえるでしょう。

過去の宮崎作品の誰とも似ておらず、それでいてどこにでもいるような少女。およそ物語の主人公とはなり得ないような、等身大の少女が主人公となっているのが本作の特徴です。

【解説】イメージの奔流!ただひたすらに幻想的な風景

【解説】イメージの奔流!ただひたすらに幻想的な風景(C)2001 二馬力・TGNDDTM

宮崎駿の作品といえば、現実やファンタジーに限らず、想像力を駆使した世界をアニメーションとして生き生きと描写するのが特徴です。本作『千と千尋の神隠し』でも、まさにイメージの奔流ともいえる世界描写が目を引きつけます。

物語の舞台となる、八百万の神々が住む世界。そこには油屋を中心に、さまざまな食事を提供する屋台が並びます。

油屋の様子からは、フィクションに似つかわしい、和風の豪奢な料亭の雰囲気が感じ取れるでしょう。油屋そのもののモデルとなった建物はないものの、東京にある江戸東京たてもの園や、愛媛の道後温泉本館などが参考にされています。

 

一方、屋台の描写では特徴的な赤色や、カウンターに高く盛られた料理の数々から、中国や香港、台湾のイメージを抱く人も多いでしょう。一説には台湾の街・九份がイメージになっているとされていましたが、宮崎本人はこれを否定しています。

こうした複合的なイメージは、フィクションでありながらも、アジア圏に住む日本人が見ていて違和感のない幻想空間を構築しています。

しかし、ひとたび油屋の向こうを越えると、そこには巨大な平原が広がっています。平原に雨が降り、海が形成されると世界の雰囲気は一転。突然、湯屋は海の上に浮かぶ料亭のように見えてきます。浅瀬には線路が続き、海原電鉄と呼ばれるレトロな車両には、顔のない人間らしき者たちが会話もせずに乗り込んでいる様子が確認できます。

キャラクターの造形もバラエティに富んでいるのが特徴。油屋の主である湯婆婆は顔や鼻の大きさが誇張されており、およそ千尋と同じ人間のようには見えません。また、彼女に付き従う湯バードは鳥でありながら、顔だけ湯婆婆であるなど、不気味な形をしています。湯婆婆の息子である坊は姿こそ普通であるものの、赤ん坊なのに大人よりもはるかに大きく、さらには言葉を理解しているなど、やはり異様な印象を受けます。

 

そして忘れてはいけないのが、カオナシの存在でしょう。黒ずくめの図体に白い仮面はシンプルでありながら、一度見ると忘れられないインパクトがあります。言葉は話せず、他人の欲望を満たすものを出せる能力を持ち、食べた相手の声を借りてコミュニケーションをとるなど、妙な特徴を持ち合わせています。

実際、その外見の異質さは制作スタッフも無意識のうちに感じ取っていたのでしょう。当初、カオナシはただ橋の上で千尋を見つめているだけの存在でした、にもかかわらず、後に宮崎が本作のメインキャラクターに昇格させたという逸話があります。結果として、カオナシが本作のイメージに欠かせない存在となったのはいうまでもありません。

【解説】カオナシ(欲望)を描くなど、単純だが複層式のストーリーで観客を引きつける

【解説】カオナシ(欲望)を描くなど、単純だが複層式のストーリーで観客を引きつける(C)2001 二馬力・TGNDDTM

本作のストーリーは単純です。神々の世界に迷い込んだ千尋が、湯婆婆によって豚に変えられた両親をもとの姿に戻すため、両親を救ってもとの世界へ帰るために頑張る物語です。

当初、物語は湯婆婆の姉である銭婆が真の悪役として存在し、ハクの協力を得て銭婆を倒したあと、両親をもとの姿に戻して帰っていくという内容だったそうです。しかし、全体で3時間を超える作品となってしまうため、予定を変更せざるを得ませんでした。なお、本作での銭婆は湯婆婆との仲が悪い一方で、千尋を優しく包み込む存在に変化しています。

 

そこで、作中で妙な存在感を発揮するカオナシを油屋で大暴れさせるというエピソードが挟まれました。千尋とカオナシのエピソードはアクション性も十分であり、物語の緩急をつけるものとして機能しています。

特筆すべきは、カオナシのエピソードを通じて描かれる、欲の深さでしょう。相手の欲望を察知し、欲しいものを出せる能力を持つカオナシは、砂金を出して油屋の従業員を虜にします。しかし、自分に優しくしてくれた千尋だけはどうしても振り向かせることができません。千尋にとっては両親と一緒に帰ることがもっとも大切であり、世俗的な欲望で彼女を動かすことはできないのです。

他方、物語の冒頭では、千尋の両親は食欲にかまけて神々の食べ物を口にし、豚に変えられています。姿形は違えども、眼前の欲望に目がくらむのは人間も異形の者も同じ。こうした欲望の描き方が、10歳の少女とそれ以外のキャラクターとの対比を際立たせることに成功しています。

【解説・考察】神様がやってくる「油屋」とは

【解説・考察】神様がやってくる「油屋」とは(C)2001 二馬力・TGNDDTM

千尋がしばらく暮らすこととなる油屋。ここは八百万の神々が体を休めにやってくる風呂屋であり、料亭でもあります。

神々が湯治にやってくるという設定は、長野県の天龍村や遠山郷で今も行われている「霜月祭」に着想を得ています。

霜月祭とは湯を沸かして神事を行う湯立神楽のひとつであり、招き入れた神々に湯を浴びさせるという行事。油屋でも湯治にやってきた神が湯につかり、従業員が世話をする様子が描かれています。

 

特に、オクサレ様と呼ばれる、ヘドロが固まったかのような姿をした神がやってくるシーンは、油屋の様子を印象づけるエピソードです。悪臭を放ち、誰もが目を背けるオクサレ様に対し、湯婆婆は新入りの千尋に相手をさせます。

オクサレ様の臭いにも負けずに甲斐甲斐しく世話をする千尋。カオナシからもらった上質の薬湯を使い、体に刺さった棘を従業員全員で抜いた結果、オクサレ様は浄化され、本来の姿である河の神となって空へ舞い上がっていきます。

つまり、油屋は神々の疲れや汚れを清め、再び元気になってもらう役割を持っているのです。人間と同じように、神々も疲弊するもの。神々によって世界が平穏を保っているとするならば、彼らを元気にさせる油屋は人間にとっても必要なものなのかもしれません。

なお、オクサレ様に刺さっていた棘は、実は自転車のハンドルでした。ハンドルを抜いた瞬間、オクサレ様の体からは汚泥にまみれたゴミが大量にあふれ出します。これは、宮崎がドブ川の清掃をしていたときの経験がもとになっているそうです。

 

ところで、油屋の存在は遊郭になぞらえることもできるでしょう。風呂屋は単に湯に浸かりに行く場所であると同時に、かつては従業員との性行為も行われていたところです。

宮崎自身、千尋が迷い込んだ異世界の雰囲気を伝える際のイメージとして、かつて見た赤線地帯の光景を説明しています。また、インタビューでは油屋の風呂が個室となっている点について、それはいかがわしいことをするためだろうと答えてもいます。

10歳の少女を描くのになぜ遊郭をモチーフにするのかという声もあるかもしれません。しかし、遊郭は隔離されながらも我々の生活の先にあり、子どもの目にも触れることがあったものです。それを切り離してしまったら、本作は少女を取り巻く現実を無視した、ただの綺麗な物語となっていたでしょう。

【解説・考察】作画監督・安藤雅司なくして本作なし

【解説・考察】作画監督・安藤雅司なくして本作なし(C)2001 二馬力・TGNDDTM

本作のアニメーションについて、作画監督である安藤雅司を抜きに語ることはできません。

安藤雅司は1990年にジブリへ入社したアニメーターであり、2003年にフリーへ転向。今敏の作品『東京ゴッドファーザーズ』や『パプリカ』、新海誠の『君の名は。』などにおいて、キャラクターデザインや作画監督を担当しました。

デッサンの狂いなく人間をリアルに描写するのが特徴であり、『もののけ姫』では若干26歳にして作画監督に抜擢されています。

 

一方、宮崎は安藤とは異なり、映像のインパクトや快楽を重視するために、キャラクターのデッサンや造形をある程度狂わせる傾向があります。安藤と宮崎のスタンスは真っ向から対立するため、本作の制作中に緊張を産むこととなったそうです。

宮崎は自分が監督を務める作品であっても、自身で原画のデッサンや動きを書き直すなど、作画に深く関与します。そのため、いくら作画監督が自分の本領を発揮しても、最終的には宮崎らしい作品となってしまうのです。

そのことに少なからず抵抗があったのでしょう。安藤は本作において作画や演出に関する裁量権を勝ち取り、自分の描きたい千尋を描ける立場を手にしたうえで、作業を開始することとなります。

本作の前半における千尋の姿や顔形が、どこか不細工に見えてしまうのは、おそらく安藤の作画が全面に出ているからでしょう。また、10歳の子どもの鈍重そうな動きを表現するためなのか、作中では千尋が転げるカットを何度も目にします。

 

実際、安藤は宮崎が先に修正したカットについて、宮崎の意向も汲みつつ、自身ですべて書き直すといったことを行っています。このことで、安藤と宮崎は少なからず揉めたらしく、作画スタッフもふたりの指示の違いにかなり戸惑ったといいます。

結局、物語の展開や時間の都合などから、千尋はこれまでの宮崎作品に見られるような、可愛らしくて生き生きとしたキャラクターに変貌します。皮肉にもそのことが、千尋が神々の世界を通して生きる姿を取り戻しているようにも見えるのです。

しかし、作品全体の作画をコントロールしようとする安藤の功績は大きく、宮崎との火花を散らすような緊張関係がなければ、ここまで迫力のある映像は生まれなかったといえるでしょう。実際、『千と千尋の神隠し』におけるアニメーションはただ眺めているだけでも目を楽しませてくれるものであり、過去ないしはその後のジブリ作品と比べても出色の出来といえます。

今もテレビで放送される度に、多くの人々を魅了していく『千と千尋の神隠し』。ストーリーは簡単でいて奥が深く、リピートすれば新たな発見があるはずです。

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