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DC映画『アクアマン』のネタバレ感想・解説!最初から最後までずっと面白い傑作

映画「アクアマン」のあらすじ・内容

映画「アクアマン」はDCコミックスの漫画が原作で、「ソウ」「インシディアス」などの映画を手がけたジェームズ・ワン監督の作品です。アクアマンは全世界の興行収入が10億ドルを超えています。

DCコミックスと言えば「ダークナイト」「ワンダーウーマン」などの人気作がありますが、今作はDC映画で一番の大ヒットを記録しています。

今回は映画「アクアマン」を4DXで視聴した感想やネタバレ解説を書いていきます!

映画「アクアマン」を観て学んだこと・感じたこと

・まるでアトラクション!最初から最後までずっと楽しい
・CG技術がすごい!今だからこそ作れた映画
・DC映画っぽい重低音の音楽が良い

映画「アクアマン」の作品情報

公開日2019年2月8日
監督ジェームズ・ワン
脚本デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マ クゴールドリック
ウィル・ビール
原作DCコミックス
出演者アーサー・カリー/アクアマン(ジェイソン・モモア)
メラ(アンバー・ハード)
バルコ(ウィレム・デフォー)
オーム王/オーシャンマスター(パトリック・ウィルソン)
デイビッド・ケイン/ブラックマンタ(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)

映画「アクアマン」のあらすじ・内容

映画「アクアマン」のあらすじ・内容© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

アーサー(アクアマン)の異父弟であるオームは、海を汚す人間に対して戦争を仕掛けることを画策します。

オームは他国と次々に同盟を組み、海底の7つある国の半数が認めればなれる「オーシャンマスター」になろうとします。オーシャンマスターになれば、全ての国の軍を動かす権限を持つことができます。

それを阻止するためにアクアマンは立ち上がります。

映画「アクアマン」のネタバレ感想

4DXの水が凄い!4DXに一番マッチした映画

4DXの水が凄い!4DXに一番マッチした映画© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

アクアマンを4DXで視聴しましたが、今まで観た中では一番4DXに合った映画だと感じました。

4DXは風や水、席が揺れるなどアトラクションの様に楽しむことができます。アクアマンは海中や水を使ったシーンが多いため、前の席から水が吹き出すことも多く、4DXと相性の良い映画でした。

どのシーンでもむやみやたらに水が吹き出すというわけでもなく、水を扱うシーンが多いからこそ厳選された「ここだ!」というシーンで水が吹き出します。4DXのギミックを発動するタイミングがよく考えられています。

今まで4DXで「ブラックパンサー」「アリータ:バトル・エンジェル」を観たことがありますが、個人的には「アクアマン」が4DXと一番合っていました。4DXはアクション系の映画で観るとその良さがよくわかります。

 

冒頭のシーンでは、アーサー(アクアマン)が産まれる前の出来事が描かれます。灯台守で人間のトム・カリーと、アトランティスを治めていた前女王・アトランナが出会うシーンが描かれますが、その冒頭のシーンから既に水が凄いです。

灯台守をしているトム・カリーが嵐の中でアトランナを発見しますが、その嵐のシーンではまるで自分がその場にいるかの様に風と水があたり、映画館にいながら外にいる様な感覚になりました。

既に「アクアマン2」の制作が決まっていて、2022年12月に全米公開が予定されています。4DXでアクアマンを観れない!という方は、ぜひ2作目は4DXで視聴してみてください。

ブラックマンタに全く感情移入ができない

ブラックマンタに全く感情移入ができない© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

アクアマンには敵キャラが一人だけでなく複数登場します。その中でもケイン(ブラックマンタ)に全く感情移入ができないんですよね。

映画の前半ではロシア海軍の潜水艦が海賊に襲われ、そこにアクアマンが登場して助けるシーンがあります。海賊のケインは父と共に海賊をしていますが、ケインの目の前で父がアクアマンにやられてしまいます。そのことからケインはアクアマンへの復讐を誓い、ブラックマンタとなってアクアマンの前に敵として現れます。

 

ケインとその父は海賊として人を殺したり、人の物を奪ったりと数々の悪行をしているわけですよね。やられる側になった途端、まるで被害者であるかの様な態度になり、父を救わなかったアクアマンが悪いとすら思っているわけです。自分の悪い行いは棚に上げて「アクアマン許さねぇ…絶対に殺す…。」なんて思っているわけですから。

ケインと父の涙の別れ…的な内容だったのですが、安っぽすぎて悲しいというよりは笑えてしまいました。心の中で「自業自得だろ…!」とツッコミながら見てました。

 

とは言っても、映画の内容的に仕方ない部分もあります。映画の中でアクアマンの誕生から大人になるまでの過程、異父兄弟のオームとの確執、人間VS海底人の戦う理由、アクアマンが伝説のトライデントを見つけるまでの冒険、アクアマンVSオームの戦いを描くとなれば、かなりの内容を詰め込まなければなりません。

そうなればケインの描写が少なくなってしまうのも理解できます。あれはヴィランキャラが芽生えるほんの種まきのシーンにすぎず、一番描きたかった部分は「兄弟の確執」だと思います。そして、アクアマンのラストを見ると、ブラックマンタが生きていることがわかります。

制作が既に決まっている「アクアマン2」の敵として、ブラックマンタが登場する可能性はかなり高いですよね。2作目ではブラックマンタが海賊になった理由や、過去が描かれるのかもしれません。そうなればブラックマンタにも感情移入ができる様になるのかもしれませんね。

水を操るメラがめちゃくちゃ強い!

水を操るメラがめちゃくちゃ強い!© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

海底国ゼベルの王女・メラですが、とにかく強いです。水というよりも水分であれば何でも操ることができ、人の身体の中から水を取り出すこともできます。

アクアマンとオームが決闘するシーンでは、アクアマンがボコボコにされて危機的状況の時にメラが水を使って助けます。不意打ちとはいえ、アクアマンをボコボコにしているオームを一瞬で倒すシーンはメラの強さが分かるシーンでしたね。

 

ヒーロー映画では主人公が圧倒的に強く、脇役の人はそこまで強くなかったり通常の人間だったりするのですが、主人公のアクアマン並みに強いキャラがいるとその分戦闘シーンも多くなり、キャラごとに違った攻撃や技、戦い方が見れるのでアクション映画が好きな人にとっては嬉しいですよね。

最近のマーベル映画で言うと「ブラックパンサー」は脇を固める女性キャラが強いですし、「アントマン&ワスプ」では女性のワスプがかなり強かったりします。最近はヒーロー映画に強い女性キャラが登場するのが主流なのでしょうか。

トレンチのシーンがホラー映画

船に乗って伝説の武器「トライデント」を探すアクアマンとメラは、トレンチと呼ばれる水陸両用のモンスターに襲われます。真っ暗な嵐の海というだけでも怖いのですが、そこに醜いモンスターが何匹も襲いかかってくるシーンがめちゃくちゃ怖いです。

水陸両用のモンスターなので海の中に飛び込んでも追ってきます。深海の生物なので光が苦手な様ですが、海の中を潜るアクアマンとメラを何百、何千匹という数で追いかけるシーンはホラー映画の様な怖さがありました。

ちなみに、アクアマンのスピンオフ作品として、このトレンチをメインに描いたスピンオフ映画の企画も進行中だそうです。現段階の情報ではホラー調になるということなので、どんな映画になるのか気になりますね。

オームとアクアマンはとにかく母が好きだった

オームとアクアマンはとにかく母が好きだった© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

オームとアクアマンは父が異なりますが、二人は母のアトランナから生まれる血の繋がった兄弟です。

この映画の主軸として描かれているのは「兄弟の確執」や「母への想い」だと感じます。オームはアクアマンのことを好いてはいませんが、その理由は母が地上に行き、人間との間にできた子供(アクアマン)の存在が憎いわけです。

本来ならば生まれきたアクアマンに罪はないので、オームの怒りの矛先は地上の人間に恋をしたアトランナに向けられるべきだと思うのですが、母に対して大きな怒りをぶつけないというのは、やはり母が好きだからなのでしょう。

 

そして、アクアマンも母に愛され続けて生きてきたかというと、そうではありませんでした。幼少の頃から母の姿を見ることが無かったアクアマンは、母に会うために参謀のバルコから訓練を受けて育っていきます。

アクアマンの頑張る原動力も「母に会いたい」という母への想いでした。そんな母はトレンチの海で死んだと思われていましたが、カラテンのいる未知の海で長年生き延びていましたね。

ラストのオームとアクアマンの決闘シーンでは、二人の争いを止めるアトランナの姿がカッコ良く、兄弟喧嘩を止める様なシーンは家族の愛が描かれている様にも感じました。

【解説】アクアマンが面白い理由。初めから終わりまで面白い要素が詰まった傑作

【解説】アクアマンが面白い理由。初めから終わりまで面白い要素が詰まった傑作© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

面白い映画の良さを伝える時に、大抵の作品であれば「○○の部分が面白かった!」と伝えることができるのですが、アクアマンを一言で伝えようとすると中々言葉が出てこないんですよね。

だからと言ってつまらない映画というわけではなく、個人的にはかなりの面白さでした。興行収入の高さからみても、多くの方が面白いと感じたのではないでしょうか。

 

ではなぜ、アクアマンの面白い部分が一言で表現することができないのかと考えてみると、「初めから終わりまで面白いから」ということに行き着きました。

多くの映画は初めに「この映画はこういうストーリーで進んでいきますよ」というテーマや問題を投げかけ、後半に向かって伏線などを回収しながら進んでいきます。面白さや派手なアクションシーンは映画の後半に多くみられるので、映画の面白さのピークは後半に多かったりします。

アクアマンを見てみると、とにかく初めから最後まで面白い要素がギッシリ詰まっていて、まるで一本のゲームをクリアしたかの様な作品でした。

 

序盤ではアクアマン誕生の話が語られ、成長したアクアマンが潜水艦の乗組員を助け、敵キャラであるブラックマンタの誕生を描きます。

そして、メラという強いキャラが仲間になり、陸上と海底にルーツのあるアクアマンと海底人の戦う理由が描かれます。物語のラストで主人公と仲間になったヒロインが恋人関係になるというストーリーはRPGによくありがちですが、海中で花火の様な爆発が起こる中、アクアマンとメラがキスするシーンはロマンチックで素敵でしたね。

映画の中盤では伝説の武器「トライデント」を探すために海を出た冒険が始まります。謎を一つずつ解いていくシーンは個人的に好きでした。トライデントを見つける中で、失踪した母との再会が描かれ、最強の武器を手に入れたアクアマンは、カラテンや海の生物を引き連れて全面戦争を行います。

ラストでは一騎打ちの兄弟の戦いが行われます。ここではアクアマンがバルコに教わった技(トライデントを回転させて水の盾を作る技)を披露しますが、ここでは師匠で親代わりの存在でもあったバルゴへの感謝や尊敬の念を感じました。師の目の前で教わった技を使い、アクアマンは勝利します。

そこに死んだと思われていた母が現れ、オームの怒りや恨みの気持ちも収まります。そして、ストーリーはここで終わらず、突然いなくなったアトランナは灯台守である夫の元に向かい、再会を果たします。

 

ストーリーを時系列に書いてみましたが、この映画はとにかく面白い要素だらけです。

初めから最後までずっと楽しい作品なので、一言でこの映画を表現することはできず、「とにかく映画を観て!」と言うしかないんですよね。これがこの映画の良さです。

スネ夫的な存在のネレウス王

スネ夫的な存在のネレウス王© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

メラの父親で海底国ゼベルの王であるネレウス王ですが、地上人を倒すというオームの考えに賛同します。賛同した名目的に「地上人が海底人に攻撃をしてきたから」という理由がありましたが、理由はどうであれネレウス王は心の底では人間をよく思っておらず、人間を滅ぼしたいと考えているキャラです。

最終決戦の時、アクアマンがトライデントを持って登場してきたので、オームやネレウス王側に勝ち目はありませんでした。それを理解しているメラは父であるネレウス王に対して、この戦いをやめる様に言いますが、ネレウス王は話をきかず「戦ってやるぜ!!」的なことを意気込んでいました。

しかし、オーム側が劣勢になりアクアマンがオームに勝利をすると、ネレウス王は「アトランティスの王はアクアマンだ〜!」的なことを言うんですよね。この手のひら返しが酷すぎて「お前が言うな!」と笑ってしまいました。

 

オームは一貫して悪いキャラに徹しているのですが、ネレウス王は心の底からオームを支持しているものの、その気持ちを前面に出しすぎず、仕方なしにオーム側についてる感じを醸し出しています。

そして、自分の立場が不利になった瞬間、アクアマン側に擦り寄る感じがとてもタチが悪く、この映画の中で一番悪いキャラはネレウス王ではないかと思わせるほどでした。

続編でアクアマンとオームの共闘に期待

続編でアクアマンとオームの共闘に期待© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

物語の終盤でオームは「窓のある独房」に監禁されます。ここからは完全に妄想であり願望なのですが、続編でアクアマンとオームが共闘してくれたら個人的に大興奮です。

アクアマンが監禁されているオームの元に訪れ「お前の力が必要だ」というベタなシーンがあり、ブラックマンタが敵だと仮定して「この悪を生み出した俺にも責任が…」的な流れで共闘するシーンを個人的に期待しています。

続編の内容を想像してしまうくらい素晴らしい映画なので、まだ視聴したことがない方はぜひ「アクアマン」を観てみてください!

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