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映画『ダークナイト ライジング』ネタバレ感想・解説!最高のラストを迎えるシリーズ完結作!

映画「ダークナイト ライジング」のネタバレ感想

シリーズの完結作『ダークナイト ライジング』。平和なのに悲しい世界から、最後にはバットマンらしい最高のラストを迎えてくれるような作品になっているので、前2作がお好きだった方にはぜひ観ていただきたい映画です!

今回はそんな『ダークナイト ライジング』についての詳しい感想と解説をご紹介していきます。感想ではネタバレを含みますので、映画ご視聴前の方やネタバレを避けたい方はご注意ください!

映画「ダークナイト ライジング」を観て学んだ事・感じた事

・これぞバットマン!
・シリーズの伏線・展開を受け継ぐ完結作!
・バットマン好きにはぜひ観ていただきたい映画!

映画「ダークナイト ライジング」の作品情報

公開日2012年07月28日
監督クリストファー・ノーラン
脚本ジョナサン・ノーラン
クリストファー・ノーラン
出演者クリスチャン・ベイル(ブルース・ウェイン/バットマン)
マイケル・ケイン(アルフレッド)
ゲイリー・オールドマン(ジェームズ・ゴードン)
アン・ハサウェイ(セリーナ・カイル/キャットウーマン)
トム・ハーディ(ベイン)
ジョセフ・ゴードン=レヴィット(ジョン・ブレイク)

映画「ダークナイト ライジング」のあらすじ・内容

映画「ダークナイト ライジング」のあらすじ・内容

ハービー・デントの死の真相を隠すために殺害容疑を被ったバットマンがゴッサムシティから姿を消して8年、ハービーの死後制定されたデント法のおかげでゴッサムシティには束の間の平和が訪れていました。

しかし、そんな平和な街に新たな脅威・ベインと名乗るマスクを付けた不気味な男と、突如ブルースの前に現れた美しく危険な泥棒・キャットウーマン。ブルースに憧れ、バットマンに戻ってきてほしいと願っている正義感溢れる警察官・ブレイクという新たな理解者が現れます。

生きる気力を失ったことで表舞台から姿を消し、絶望に暮れて屋敷に引きこもるようになっていたブルースは待ち望んでいた悪の登場に、ついにバットマンへと戻る決心を固めますが…。

映画「ダークナイト ライジング」のネタバレ感想

今作では平和が訪れたものの、平和の立役者たちにとっては悲しい世界という独特な世界観で始まるので、切ない部分が多いしんみりしたストーリーになっていました。

しかし、最後には今までの全ての伏線を回収しながら盛り上がるハッピーエンドが用意されているので、シリーズを通して楽しめるような、さすがとしか言いようがない素晴らしいシリーズ完結作だったと思います!

平和になった悲しい世界

平和になった悲しい世界© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

悪と戦い続けてやっとゴッサムシティに平和が訪れたのに、その平和のために戦ってくれた人々には悲しい現状が続いているというのが何とも切なくて、シリーズ3作目にして平和だけど悲しい世界になっていましたね。

悪と戦い続けた正義の男・ゴードンは出世して人々から英雄と呼ばれているものの、警察内部では平和の世には不要な人物としてクビになりかけていて、仲の良かった家族は彼の元を離れていました…。

 

そして影からずっとゴッサムシティを守り続けてくれていたダークナイト(バットマン)はハービー殺害容疑で世間からは悪者認定されていますし、戦いによって負った傷のために片足に障がいが残って杖が必要な状態になり、部屋に引きこもりがちなために妙な噂ばかりが立ち、会社の利益も下がり気味という転落人生に…。

何よりもレイチェルを失ってしまったことで、生きる気力すらも失ってしまっている状態というのが切なかったですね。

ゴッサムシティと街の人々の幸せのために戦い続け、やっと平和が訪れたのにどうしても守りたかった大切な人を失うことになり、街の人々は平和になった途端彼らを不用品のように扱い…何ともやり切れないものがありました。

最終的には2人とも新たな理解者を得ることで幸せになるのですが、映画前半はなかなかに切なく悲しかったです。

アルフレッドのセリフが切ない

アルフレッドのセリフが切ない© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

今作はブルースが世界に絶望した状態でバットマンとして戦おうとしていることで、アルフレッドにとっても切なくツラい選択たセリフが多いストーリーになっていましたね。

自暴自棄のままバットマンに戻ろうとするアルフレッドに対して言った「ふっと顔を上げ前を見ると、そこにはあなたと、隣に奥様とそれにお子様もいらっしゃる。あなたも私も声は掛けない。でも分かるんです。あなたが幸せを掴んだと…。(ゴッサムに)戻ってはほしくなかった。」「あなたの幸せを願っていました。今もです。」というセリフ。

そして止まらないブルースを止めるためにシリーズ2作目の映画『ダークナイト』でレイチェルの手紙を燃やしたこと、その手紙の内容についても打ち明けたあとに言った「ご主人を怒らせた。執事としては失格です。」「産声をあげたあの日からずっとお仕えし、成長を見守ってきた…。でもこれであなたの命をお守りできるなら…私は本望です。」というセリフ。

我が子同然のブルースをずっと見守り続けたアルフレッドにとって、ブルースが帰ってきた時に無事が確認できたこと、ウェイン家でまた一緒に生活ができるようになったことは喜びでもあったと思うのです。

しかしゴッサムに戻ること、バットマンを続けることはブルースにとって本当の幸せではないから、自分と共にいるよりもどこか遠くで幸せに暮らしていて欲しかったというセリフには、主従関係を超えた無償の愛・親子愛にも似た愛を感じられて何とも切なかったですね。

今作はブルースの両親の代からウェイン家に仕え続け、両親が亡くなった後もブルースに寄り添い続けたという過去があるからこそ、ただただブルースの幸せを願っているというアルフレッドの気持ちに共感できて、余計に切なくて泣けてしまうようなセリフが多かったなと思います。

美しく危険なヒロイン・キャットウーマン

美しく危険なヒロイン・キャットウーマン© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

今作では前作で死亡してしまったヒロイン・レイチェルとは全く違った、美しく危険なヴィランヒロイン、セリーナ・カイル(キャットウーマン)が登場します!

キャットウーマン役は、映画『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの白の女王役でもお馴染みのアン・ハサウェイ。

目鼻立ちのハッキリとしたお顔立ちが印象的なザ・美人!という雰囲気を持つ女優さんで、アニメ『ルパン三世』でいう所の不二子ちゃんのような、美しく危険な女泥棒というキャラクターがよく合っていたなと思います。

 

そして、キャットウーマンのキャラクター自体も良かったですね。

使用人になりすまして自然に屋敷内に侵入し、指紋を取るだけでなくちゃっかりとブルースの母の形見であるネックレスを盗んだり、ネックレスを取り返しに来たブルースに負けてネックレスを奪われたものの、ちゃっかりホテルの預かり証を盗んで車を盗んだり…なかなかの食わせ物というか、大胆不敵な女泥棒という感じでした。

そして手癖は悪いけど根は優しい女性で、過去の自分を消して新しい人生を始めたいと思っていたり、敵だけど味方でもあるような絶妙なポジションでバットマンを導きながら時には支えていて、ヒロインとして魅力のあるキャラクターだったと思います。

最終的にはシリーズ通して女運のなかったブルースが幸せに、そしてキャットウーマンが幸せになってくれて良かったなと安心するような、ほっこりするエンディングを迎えるのも良かったです。

アクションシーンは微妙かな…?

アクションシーンは微妙かな…?© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

バットマンシリーズの科学発明品を駆使したアクションは大好きなのですが…今作では「バットマン ビギンズ」と同じように肉体的なアクションがメインになっていますし、そのアクションも正直微妙だったかなと思います。

効果音はオーバー気味に入れているのですが、パンチやキックのシーンを観てみると全く力が入っていないというか、カスッてすらいなさそうなのに打撃音だけがしっかりと入っているアクションがあって何ともシュールでした。

あくまでも映画ですから、相手にケガをさせないために力を抜く・実際には殴らないようにするというのはしょうがないことなのですが、だからといって力を抜き過ぎなのではないかなというアクションが多かったです。

 

ただ、アクションの映し方に関しては観やすくなっていて良かったです!

「バットマン ビギンズ」と比較してみると、変わらずカット割りは多いもののアップ過ぎずアクションが観やすい距離感で映されていましたし、アクションの時間も気持ち短くなっていたので全体的にスッキリしていて良かったと思います。

そして、キャットウーマンの長い足を駆使した蹴りのアクションや銃撃アクションは画面映えしていてキレイだし観やすいし、ムリして肉体的なアクションをするよりも迫力があって楽しめたので、その辺りのアクションは個人的に好きでした!

新科学発明品・バット!

新科学発明品・バット!© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

ダークナイトでバットモービルが破壊されてしまっため、今作から新しく登場した乗り物が空飛ぶ乗り物・バット!

空を飛ぶ乗り物ということで飛行機・ヘリコプター系の形を想像していたのですが、そういった既存の乗り物では言い表せないような斬新な形をしていて、強いて言えばドローンのような形をしている乗り物でした。

個人的には太めなタイヤとゴツめなフォルムが印象的なバットモービルとバイクの方が好きではあるのですが、バットの薄くて地球外の乗り物っぽい未知なフォルムもカッコよかったですね。

初期形態が車、次にバイクバージョンが登場して最後が空飛ぶ乗り物バットと、バットマンの成長や変化に合わせて乗り物も変化していくのが面白くて、バットマンの科学発明品が好きな者としてはシリーズ通して心をくすぐられました。

伏線を回収するシリーズ完結作!

伏線を回収するシリーズ完結作!© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

今作ではてっきりジョーカーとの戦いの続きが描かれていると思っていたのですが、ジョーカーとは違った新しい敵が登場し、新しいストーリーを展開しながらシリーズの伏線を回収し、最高のエンディングを迎えるような堂々たるシリーズ完結作になっていましたね。

特に「バットマン ビギンズ」で登場したラーズ・アル・グール、影の同盟、デュカードがストーリーの中で密に絡んでいて、今作の展開の中で1作目の伏線を回収していきながら、どんでん返しも組み込まれていて面白いストーリーになっていました。

 

そしてバットマンのことに関してはダークナイトで登場したハービー・レイチェルのことが密に絡んできていて、シリーズ最後の作品にふさわしい、今までのシリーズでの展開・伏線を回収する見事な完結作だったと思います。

なので作品として面白い反面、前作までの2作品を観ておかないと理解出来ない部分が多いです。

ダークナイトの時にはシリーズ2作目からでも大体の内容は理解できたのですが、今作ではどんでん返しの部分にシリーズ作品が深く絡んできているため、2作品とも観ていないと何となくは理解できても面白さは半減してしまうと思います。

もし今作を観るのであれば、前2作を視聴してから観るのがおすすめです!

そして前2作品をすでに観ている方であれば、回収されていく伏線を懐かしみながらそんな風に展開していくのか!と驚かされ、最後まで楽しめるような作品になっているので、ぜひぜひ見ていただきたいと思います!

最高のラスト!結末はハッピーエンド

最高のラスト!結末はハッピーエンド© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

誰もがハッピーエンドになるラストは本当に最高でしたね!

ブルースはアルフレッドの願い通り、バットマンを辞めてブルース・ウェインとしての幸せを掴み、キャットウーマンとしての過去を捨てたセリーナと外国で幸せに暮らしていて、それを旅行中に見掛けたアルフレッドは嬉しそうにしていて…アルフレッド好きとして涙が出そうなくらい嬉しいラストでした。

 

そして、警察を辞めたブレイクはバットマンと屋敷地下のアジトを引継ぎ、ゴッサムに新たなバットマンが現れたことでゴードンに笑顔が戻ります。

ブルースがバットマンでいることで悲しい過去を背負ってしまっていたことを思うと、バットマンが引き継がれていくことが幸せな道と言えるのかどうかは難しいところではあるのですが、少なくとも嬉しそうにしている人物が2人もいるわけですからハッピーエンドでいいのかなと思います。

最後にブレイクがリフトに乗ってアジトに向かっていく演出には、トリハダがブワッと立ちましたね。

映像的にカッコいいというだけでなく、ブルース・ウェインがバットマンを辞めても誰かがバットマンを引継ぎ、ゴッサムは永遠に守られ続けるという展開・ストーリーが、シリーズ完結作にピッタリなカッコいいラストだったと思います。

バットマンシリーズ3部作を面白い順に解説

バットマンシリーズ3部作を面白い順に解説© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

今回はシリーズ3部作全て観てみた私が、個人的に面白いと感じた作品順に良かった点と合わせて解説していきたいと思います。

個人的な意見ではありますが、1作品しか観たことないけど他の作品も面白いの?と悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください!

1位 ダークナイト(2作目)

最初に観た作品だったので、自分の中でインパクトが大きかったというのもあるのかもしれませんが、ストーリー・敵・展開・アクション共にシリーズ内で最高の作品だったと思います。

ヒロインとの斬新な恋模様が面白かったというのもありますが、個人的にはシリーズ2作目という真ん中にあたる作品でありながら、シリーズ作品を観ていなくても内容を理解できて楽しめたというのが最大の魅力でしたね。

ラストやキャラクターたちとの出会いに関しては「バットマン ビギンズ」を観ていた方が理解しやすい部分もあったりするのですが、観ていなくても理解できるので特に問題はありませんでした。

個人的にイチオシの映画なので、バットマンが気になるけど面白いのかなと思っている方、バットマンを知らないけど楽しめるかなと悩んでいる方にもおすすめしたい映画になっています!

2位 ダークナイト ライジング(3作目)

シリーズ完結作ということで、シリーズ作品を観ていないと理解できない部分が多いというデメリットはありますが、その分シリーズの伏線を回収しながら展開がどんどん広がっていくストーリーのボリューム感と、最高にテンションの上がるエンディングが良かったです。

ダークナイトの敵・ジョーカーに比べると敵のインパクトが弱い感じはしますが、ジョーカーとは違った人情的な部分を追求したようなキャラクターになっているので、ジョーカーにはない魅力のある敵キャラだったと思います。

シリーズ通して観てみて、面白かったと感じる方におすすめの映画です!

3位 バットマン ビギンズ(1作目)

バットマンシリーズ最初の作品。シリーズ通して登場するキャラクターたちとの出会い・関係性が描かれていることで、その後のシリーズ内でのストーリー・セリフをさらに楽しむために必要な作品であるとは思うのですが、個人的には一番印象が薄いです。

シリーズ1作目と3作目で繋がっていたというのは面白いし、シリーズの中で重要な作品であるということは分かっているのですが、ダークナイト2作を観た後だと敵やストーリーの魅力が少し弱いように感じました。

ただ、「ダークナイト ライジング」を観ようと考えている方は、こちらを観ておかないと理解できない部分が多いので視聴しておくことをおすすめいたします!

さすがのシリーズ完結作でした!

さすがのシリーズ完結作でした!© 2011 Warner Bros. Entertainment Inc.

「バットマン ビギンズ」「ダークナイト」内でのストーリーや隠されていた伏線を回収しながら、今作でそれらを展開しながら見事に昇華させるような、さすがシリーズ完結作!と思えるような魅力的な作品になっていました。

バットマンシリーズがお好きな方であれば、どんでん返しの展開からラストまで驚きながら楽しめるような作品になっているので、ぜひチェックしてみていただきたいです!

映画「ダークナイト ライジング」の動画が観れる動画配信サービス一覧

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※2019年8月現在の情報です。

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