映画『ローマの休日 』はオードリー・ヘップバーン演じるアン王女と、グレゴリー・ペック演じるジョー・ブラッドレー新聞記者の1日だけのデートを描いた恋愛映画です。
ほぼ無名の新人だったオードリー・ヘップバーンは、本作で1953年のアカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞し、人気映画女優の階段を駆け上がることになります。
映画公開から60年以上たった今でも、映画史上に残る名作として高い評価を受けている本作の感想と解説を紹介します。ネタバレを含んでいるのでご注意ください。
目次
映画「ローマの休日」を観て学んだ事・感じた事
・名作だけど敷居は高くなく、コミカルでとっつきやすい作品
・オードリー・ヘップバーンのかわいらしさが魅力
・「本質はゆるがない」という普遍的テーマも扱っている
映画「ローマの休日 」の作品情報
公開日 | 1954年4月21日 |
監督 | ウィリアム・ワイラー |
脚本 | ダルトン・トランボ |
出演者 | ジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック) アーニャ・スミス/アン王女(オードリー・ヘップバーン) アービング・ラドビッチ(エディ・アルバート) 大使(ハーコート・ウィリアムズ) ヴィアルバーグ伯爵夫人(マーガレット・ローリングス) |
映画「ローマの休日 」のあらすじ・内容
ヨーロッパ各地を表敬訪問中のアン王女は、王室のしきたりやハードスケジュールにストレスがたまり、城から抜け出してしまいます。
医者から打たれていた鎮静剤の影響もありローマの路上のベンチで眠りかけているところ、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレーと出会います。
ブラッドレーはアン王女のスクープをとろうと、身分を偽り彼女に接近します。ローマで1日だけの休日を楽しむ2人の仲はしだいに近づいていき・・・。
ローマの休日の最後は映画史に残る感動のラストです。
映画「ローマの休日 」の感想・裏話
笑いどころもあるコミカルな作品
『ローマの休日』は「映画史に残る名作」「色あせない作品」と評されることが多いですよね。なぜ、そう言われるのか考えてみました。
まず1つ目は、今観ても思わず「あるある」と笑ってしまうような笑いが豊富だからだと思います。たとえば、映画冒頭にアン王女がハイヒールに疲れてドレスの下でヒールを脱いでくつろいでいるうちに、ヒールが倒れて履けなくなってしまうシーンがあります。
女性ならハイヒールをこっそり脱いで、ばれてしまわないか慌てたことのある人も多いのではないでしょうか。このシーンは思わず共感して笑ってしまいます。「名作」といわれると敷居が高いイメージですが、現代でも通用する「あるある」的笑いが作中にちりばめられていることが、今観ても面白い理由だと感じました。
約束が守られることの美しさ
面白い点の2つ目は、アン王女とブラッドレー記者の恋愛に「約束は守るもの」という要素が絡み、深みのあるものになっています。2人の恋が成就することはなく、身分違いの恋で悲恋を描いています。でも、アン王女は王女として責任と約束を守り、ブラッドレー記者は、アン王女との約束を守ります。
恋は実りませんが、人間としては一皮むけたような実りを感じさせるラストです。恋愛だけでない人間性の深みにも迫っていることが、不朽の名作とよばれる理由なのかもしれません。
公開当時の時代背景
『ローマの休日』は、1953年にアメリカで公開された映画です。日本では、1954年に公開されました。1950年代は、映画最盛期ともいえるほど映画業界が盛り上がっていた時代で、日本では黒澤明などが輩出されました。
1960年代に入ると、テレビを観る人が増えてくるので、映画の動員者数は少しずつ少なくなってきます。映画制作者もテレビ制作に移ることが増えたようです。そのため、『ローマの休日』を撮影公開した時代は、有能な映画製作スタッフがそろって、予算も多くさくことのできる“映画制作の黄金時代”とよべると思います。
一方、本作の監督と脚本家は、政治的な主義主張との関係でいろいろと不遇な状況に追い詰められていました。一部報道によると、本作はかなり限られたコストのなか撮影されたそうです。
オードリーヘップバーン演じるアーニャ・スミスがかわいい
アーニャ・スミス王女を演じていたオードリー・ヘップバーンはどんな女性だったのでしょうか。
オードリー・ヘップバーンは、イギリス人でハリウッド映画の黄金時代を支えた女優の1人です。オードリーヘップバーンと表記されることもあります。幼少期は、ドイツ軍占領下のオランダで過ごしています。初主演作は1951年の『ジジ』で、その後の『ローマの休日』で大ブレイクを果たしました。
世界中の女性のファッションアイコンとしても知られ、数々のラグジュアリーブランドのアイテムを可憐に着こなしていました。これは、オードリー側が「このブランドを着たい」と申し出たというより、オードリーの美しさでアイテムがより引き立つため、ブランド側が「着てください」と依頼していたような気もします。
これまでにアカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞やトニー賞など、数々の受賞歴があります。これほどの数の受賞歴がある女優はあまりいません。そして、後半生はユニセフの仕事に励んでいました。
オードリー・ヘップバーンの魅力
『ローマの休日』の見どころは何といっても、当時無名の新人に等しかったオードリー・ヘップバーンの魅力です。細くて繊細で可憐で美しい彼女は、妖精ともよばれていました。
現代の有名人でいうと、シンガーソングライターのアリアナグランデにも少し似ている気がします。アリアナグランデもドラマなどで話しているときは、華奢な雰囲気で可憐ですが、歌うときは凛として強さを感じますよね。オードリー・ヘップバーンも、細くて繊細な印象ですが、真顔のシーンでは美しすぎて他の女優とは一線を画す圧倒的な強さです。
オードリー・ヘップバーンは本作でアカデミー主演女優賞を獲得し、人気女優に仲間入りします。ファッションアイコンにもなり、髪型やファッションを真似する女性も増えました。
ジョー・ブラッドレー役の俳優グレゴリー・ペックはアメリカを代表する名優
新聞記者ジョー・ブラッドレーを演じているのは、『アラバマ物語』でアカデミー賞主演男優賞を受賞したグレゴリー・ペックです。彼は、端正な顔立ちで背も高く、正統派美形俳優です。
映画の最後の記者会見のシーンで、他の記者とともにずらりと並んだとき、そこでも他の記者と比べて頭ひとつ飛び出ているくらいの背の高さです。これは、グレゴリー・ペックの背の高さを強調させるために、周りの記者は背の低い役者を集めたのかなと思いました。
冒頭部分のアン王女が眠っているときに軽々とお姫様抱っこをするシーンは、力強いたくましさも感じさせました。『ローマの休日』は彼の魅力を最大限に引き出す演出の多い作品だと思います。
また、公開当時を知っている70代女性にグレゴリー・ペックの印象を聞くと、「ローマの休日のグレゴリー・ペックは土臭いやぼったさがあったが、そのやぼったさが逆によかった」とのことです。やぼったく少しあか抜けない新聞記者と、王女との恋愛というチグハグな恋愛設定がおもしろかったのでしょう。
紳士的で正統派美形俳優のグレゴリー・ペックですが、ニューヨークの俳優養成学校を休学しているときに、トラックドライバーなど様々な種類のアルバイトを経験しています。これらの経験が、のちの粗暴なカウボーイ役や土臭くあか抜けないキャラクターの演技につながったのかもしれません。
ソフトクリームのようなジェラートがおいしそう
アン王女とグレゴリー記者が再会するスペイン階段のシーンで、アン王女が食べているジェラートがおいしそうですよね。このジェラートは世界最古のジェラート屋ともいわれている1880年創業の“パラッツォ・デル・フレッド(Il Palazzo del Freddo)”というローマのお店のものだそうです。
ヴィットリオ・エマヌエーレ駅から歩いて5分ほどのところにあり、2018年の今も営業をされていて、小さいサイズのジェラートは1.6ユーロとお手頃価格です。1.6ユーロは、201.82円です(2018年12月28日の外国語為替レート)。イタリア旅行をしたときは、ぜひ立ち寄りたいものですね。
注意が必要なのが、スペイン階段での飲食は残念ながら禁止されています。『ローマの休日』のオードリーの真似をして、ジェラートを食べる人が増え、ゴミをポイ捨てする人も増えたからだとかいわれています。政府は、環境保護のため禁止といっていますが。
真実の口のシーンは笑いありでおもしろい
アン王女とブラッドレー記者が真実の口を観に行くシーンがあります。真実の口とは、“偽りの心の持ち主は手をかまれる”という言い伝えのあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁に飾られている石の彫刻です。
コミカルなこのシーンは、慌てるアン王女がかわいいですし、ブラッドレー記者の手が吸い込まれるような演技や袖口で手を隠すタイミングもよくて、思わず笑ってしまいます。真実の口のシーンはグレゴリー・ペックのアドリブとも言われているシーンです。笑いどころの多い映画ですが、個人的にこのシーンが一番笑いました。
そして、真実の口の前に来たとき、ブラッドレー記者は職業を偽装していて“スクープをとりたい下心”をもっている状態でした。ブラッドレー記者は真実の口の前でどんな気持ちになったのか興味深かったです。真実の口の存在は、ブラッドレー記者の改心に影響を与えたのかなとも思いました。
カメラは、真実の口の彫刻の前から立ち去る彼らを映したあと、再びじっくりと真実の口だけを映し出します。とても意味深なシーンです。映画のラストで、ブラッドレー記者がみせる誠実さへの伏線とも感じます。
『ローマの休日』は白黒以外にカラー版もある
公開当時はモノクロだった『ローマの休日』ですが、制作50周年を記念して作られた“デジタルニューマスター”版からカラーも出ています。
ほかにも、早稲田大学の研究室が「ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による白黒写真の自動色付け」という技術を用いて、予告編に色付けした動画もあります。通常のカラー映像と違い、ちょっと赤身を感じさせる3色刷りのような色合いですが、オードリーの肌の質感などぬくもりを感じさせるリアルさです。
カラー版『ローマの休日』も魅力的ですが、白黒のほうが顔の彫りも深く見える気がします。衣装も白黒のほうが映えるという声もあります。
2018年のベスト映画としても評される「ROMA/ローマ」は、あえて白黒で描かれています。カラーも良いですが、白黒の良さもありますよね。
アン王女はエリザベス二世女王の妹がモデル?
アン王女には、モデルがいるといわれています。エリザベス二世女王の妹のマーガレット王女です。ブラッドレー記者のモデルは、英軍第二次世界大戦で活躍し“空の英雄”ともたたえられたピーター・タウンゼント大佐です。
王室と民間人である2人の恋愛は、本作の公開前に発覚し大変話題になりました。しかも、タウンゼント大佐は既婚者で子どももいました。1950年に大佐は離婚し、1953年に王女との恋愛関係がメディアによって暴かれたことで、大佐はベルギーへ左遷させられ、帰国後に関係が破綻したそうです。また、破局の理由に王室と英国国教会からの圧力もあったといわれています。
当時、王女はBBC放送で「私はピーター・タウンゼント大佐と結婚しない」という破局宣言までさせられたそうですよ。『ローマの休日』が1953年に公開されて、マーガレット王女の恋愛関係が暴かれた時期と近いことからモデルといわれています。本作のプロデューサーは関連性を否定しています。
時計台がさしている時間には裏話がある
スペイン階段でアン王女と偶然をよそおって現れたブラッドレー記者の再会シーンがあります。このシーンは6日間もかけて撮られたそうです。そのためか、映画のなかで進んでいるだろう時間と時計台の針がさしている時間の進み具合が一致しません。
この時計台は、左側が時間を示す時針で、右側は日時計です。デジタルリマスター版では修正されていて、もう観ることができないそうです。youtubeには、まだ修正前の動画が流れています。時計の針のさしている時間は、白黒で遠目ですので少し見にくいのですが、当時の映像を参考に時系列を整理します。右側の日時計はほぼ見えないので、左側の時針で判断します。
8時か14時頃:スペイン階段でアン王女がジェラートを食べています
9時か15時頃:ブラッドレー記者が登場し、アン王女に話しかけてそばに座ろうとします
11時半か17時半:座ったときには、すでに時計の針は数間経過しています
16時か10時:ブラッドレー記者がアン王女を遊びに誘う
ブラッドレー記者がアン王女に挨拶して座ろうとしてから座るまでは、一連の動きでカットが切り替わるだけです。この切り替わったカットの背景にうつる時計が数時間ほど経過しているのです。
撮影当時の制作スタッフは「作品は映画館で1,2度観られるだけ」と思っていたのかもしれませんね。まさかここまでデジタル機器が発達して、じっくり観られるとは思っておらず、細かいところまで修正していなかったのかもしれません。
『ローマの休日』で語られるテーマとは?
『ローマの休日』は「本質的な美しさはゆるがない」ということをテーマに描かれていると思いました。髪を切って変身していくアン王女の姿に、観客はこれからどうなるのかとハラハラさせられます。美容師とのやりとりをはさみながら、大胆に変化していく姿に観客の期待値もあがります。
大胆なショートカットに変化しますが、王女の美しさとしなやかさに何の変化ももたらしませんでした。王女の品格のぶれなさに観客はもう一度驚かされます。ブラッドレー記者とカメラマンも、王女の何物にもゆるがない姿に魅せられて写真を返したのではないでしょうか。
本作は第二次世界大戦後の激動の時代にマッチした作品です。第二次世界大戦直後という、変化の大きい当時の時代背景と重ねて、“見た目はかわっても国や人の本質的な美しさはかわらない”ということが訴えられているように感じました。
1950年代のイタリアは、奇跡的復興とよばれるほど社会が大きく変化していっていました。第二次世界大戦が終わり、アメリカをはじめ世界中の国が変化している時代だったと思います。大きくかわることへの期待とともに、不安も入り混じっていたでしょう。人や国の見た目が変化してしまっても内面にあるそのものの根幹はゆるがない、ということがテーマにあると感じました。
『ローマの休日』が与えた影響
『ローマの休日』は、“ファッション”と“約束は守るものという認識”を世界中に与えたと思います。
作中のオードリーは世界中の女性に“ファッション”の影響を与えました。アン王女は、襟があいたシャツにスカートというファッションで過ごしています。そのときどきで、襟をしめてスカーフを首に巻いたり、袖をロールアップしたりしてアレンジしています。手持ちの服をアレンジしてスタイリッシュに着こなすというスタイルは、世界中の女性たちを魅了しました。
映画の最初の部分で、アン王女がブラッドレー記者に「約束ね」と言うシーンがあります。ブラッドレー記者は、それに答えずはぐらかしてしまうのですが、最終的にはアン王女との約束を守ります。“約束を守る”ことの大切さや美しさは世界中の観客の心に響いたと思います。第二次世界大戦直後に各国でさまざまな条約が結ばれ、「この取り決めがずっと続くのかな」「ずっと守られてずっと平和が続けばいいな」という人の心にも響いたような気がします。
目立たない音楽
『ローマの休日』は、主題歌のようなものがなく、それほど音楽は目立ちません。音楽は、ジョルジュ・オーリックというクラシック出身の作曲家が手掛けています。
映画のサントラはないようで、オリジナル・サウンドトラックが1曲だけ出ているようです。Amazonのミュージックのカテゴリで『ローマの休日』を検索すると、大地真央がアン王女を演じているミュージカルのサウンドトラックが出てきて、本家オードリー版の『ローマの休日』のサウントトラックは出てきません。
ローマの休日の続編やその後の展開は作られていない
『ローマの休日』には続編がありません。でも、続編を制作する計画はあったようです。続編でも、オードリーとグレゴリーが再びタッグを組む予定だったそうで、オードリー自身も続編制作を希望するようなコメントを出していました。
候補として挙がっていた続編の内容は、アン王女とブラッドレー記者の出会いから時間が流れ、2人にはお互いそれぞれ子どももいる設定だったそうです。2人は出会い、恋に落ちて、ハッピーエンドを迎えるというストーリー案も出たそうです。
でも、配偶者と子どもがいて恋に落ち、ハッピーエンドを迎えるという展開は、現代では通用しなさそうですね。
ローマの休日のオマージュ的作品をピックアップ
『ローマの休日』のオマージュ的作品は何があるでしょうか。王女と新聞記者というような身分違いの恋はよく見かけますよね。『ローマの休日』より前につくられているお話ですが、『ロミオとジュリエット』も身分違いの恋です。
『ノッティングヒルの恋人』はハリウッド女優と本屋のさえない店員の恋を描いていて、『ローマの休日』のオマージュ的作品とよくいわれています。ディズニーの『アラジン』も王女と貧しい青年の恋を描いています。
『マイ・フェア・レディ』は、オードリー・ヘップバーン主演で『ローマの休日』と逆の設定の作品です。言語学専門の教授と下町出身の粗暴で品のない女性との恋愛模様が描かれています。身分違いの恋を描いた作品や出来事は、いつの世も人々の興味を引き付けるのですね。
ローマの休日の本の感想文も高評価が多い
『ローマの休日』は本でも出版されています。ラダーシリーズという、やさしい英語で書かれた英語学習教材から出ています。ラダーシリーズはレベル1~5、スペシャル・エディションとあります。『ローマの休日』はレベル2で、比較的やさしい英語で書かれています。
総ページ数は112ページです。簡単な英語で書かれているそうなので、久しぶりに英語の勉強がしたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか。私も英語学習教材の本を読んだことがあるのですが、もともと知っているストーリーのものだと、文法や単語の意味が分からなくても前後の脈略で理解しやすかったりします。
本を読んだ人の感想文によると、分かりやすくてスラスラ読めるようですよ。映画を観たことがない人は、アン王女のセリフに心を打たれて映画を観たくなった人もいるようです。名台詞が活字になっているので、じっくりと自分のペースで味わうことができますね。
色あせることのない『ローマの休日』の魅力
今回は『ローマの休日』の感想と解釈を紹介しました。『ローマの休日』は不朽の名作として今なお愛され続ける作品です。オードリー・ヘップバーンのかわいさや、グレゴリー・ペックの名演技、ラブストーリーに人間的深みのある要素などが人気の秘訣だと思います。
公開当時は、第二次世界大戦後で世界中が大きくかわっていく時代でした。「約束は守られる」「その人のもつ本質は揺るがない」という隠されたテーマが、変わりゆく時代を生きる観客に安心感をもたらしたと感じました。
2人の恋は成就しませんが、観終わった後には爽快感や満足感を感じる作品です。
今でも笑えるような身近な笑いがちりばめられているのも魅力で、コミカルな笑いが好きな人や、人や物事の本質的な美しさを垣間見たい人はぜひ一度ご覧ください。
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