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映画『ワンピース スタンピード』ネタバレ感想・解説・考察!今までにない共闘が最高すぎ!

ルフィやロー、ハンコック、サボ、スモーカー...共同戦線が熱すぎる

映画「ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)」は劇場版作品としては14作品目にあたり、テレビアニメ放送20周年を記念した作品ということで多くのキャラ登場し、壮大な物語に仕上がっていました。

今作で描かれる敵は元ロジャー海賊団の一員のダグラス・バレットで、今までの劇場作品の中でも一番強いキャラだったのではないでしょうか。

そして、今作では敵・味方関係なく共闘する様子も描かれていて、今までにない作品でした。今回は映画「ワンピース スタンピード」のネタバレ感想や解説、考察を書いていきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。

映画「ワンピース スタンピード」を観て学んだこと・感じたこと

・過去のキャラが大集結する海賊万博が最高!
・登場するキャラが多過ぎて一人一人が薄いが、共闘シーンは壮大だった
・共に協力する”仲間の良さ”を描いた作品

映画「ワンピース スタンピード」の作品情報

公開日2019年8月8日
監督大塚隆史
脚本冨岡淳広
大塚隆史
原作尾田栄一郎
出演者モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
ロロノア・ゾロ(中井和哉)
ダグラス・バレット(磯部勉)
ブエナ・フェスタ(ユースケ・サンタマリア)
アン(指原莉乃)
ドナルド・モデラート(山里亮太)

映画「ワンピース スタンピード」のあらすじ・内容

映画「ワンピース スタンピード」のあらすじ・内容(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

ブエナ・フェスタは祭り屋・裏では戦争仕掛け人として知られていますが、大海賊ゴール・D・ロジャーが死に際に言い放った言葉によって大海賊時代が幕を開けたことに、祭り屋として嫉妬し、ロジャーを越えるために海賊万博を開催します。

そして、黒ひげのインペルダウン襲撃によって、LEVEL6から脱獄していた元ロジャー海賊団一員のバレット。彼もまたロジャーを越えるため、この海賊万博で海賊・海軍を壊滅させようとします。

一人で戦うバレットと、仲間と共に戦うルフィ達の戦いが始まります…。

映画「ワンピース スタンピード」のネタバレ感想

出演するキャラが多く共闘は最高だけど、ルーキー達は一人一人が薄いかも

出演するキャラが多く共闘は最高だけど、ルーキー達は一人一人が薄いかも(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

今作は海賊万博というだけあって、とにかく多くのキャラクターが登場します。ヒーローが集結するアベンジャーズを見ているようで、これだけでも最高でしたね。

キッドやキラー、ロー、ボニー、ベッジ、アプー、ドレーク、ウルージ、ホーキンスといった最悪の世代から、クロコダイルやミホーク、バギー、ハンコック、ワポルやフォクシー海賊団なども登場しています。

そして、万博の人混みの中には過去に登場したキャラも多く登場しています。個人的に人混みで見つけられたのはゲダツのみでした…。たこ焼きを売るはっちゃんや、ワポル海賊団が映った時にクロマーリモやチェスがいたりは分かったのですが、映画の来場者がもらえる1万89巻に載っている「海賊万博参加者リスト」にはかなりの名前が掲載されていて、「ゲダツ以外にこんなにいたの…」と驚きました。

クロッカスやパウリー、ミス・マンデーにミス・バレンタインなど、個人的に好きなキャラの名前もあり、どこで映っていたのか気になりましたね。隅々までキャラを探すという楽しみがあるのも今作の魅力だと思います!それにしてもパンダマン、お前は映りすぎだ!!

 

そして、登場するキャラが多いせいか、ルフィ含めたルーキーVSバレットのシーンでは、キャラ一人一人の攻撃が1,2発で終わってしまうので、ルーキー達がものすごく弱く映ってしまい個人的には物足りなく感じました。

これは「強いルーキーがまとまって戦っても歯が立たない」というバレットの強さを表現するシーンだと思うのですが、大砲を撃ちまくるも全く当たらないベッジ、「ドーン!ドーン!」と爆破攻撃をするも全く効かないアプーの攻撃など、ルーキー達が弱く描かれ過ぎでは?と思いました。

とはいっても、劇中ではロジャーの右腕であった当時のレイリーと互角レベルの強さだったという表現があったので、ルーキーが全く太刀打ちできないのも納得はできますが…。後ほど書きますが後半のルフィやサボ、ハンコック、クロコダイル、ロー、スモーカー、バギーの共闘はめちゃくちゃ良かったです!

【解説】バレットの過去を簡単におさらい。バレットの”一人の力”VSルフィ達の”仲間の力”

【解説】バレットの過去を簡単におさらい。バレットの"一人の力"VSルフィ達の"仲間の力"(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

映画「ONE PIECE FILM Z」の敵であるゼットや「ONE PIECE FILM GOLD」のテゾーロなど、劇場版に登場する敵はそれなりに強く、ラストではルフィとの一騎打ちで決着を迎える展開が多いです。

今作でも最終的にはルフィとバレットの殴り合いになりますが、それに至るまでにこれでもかという程の”共闘”が描かれていました。今作の大きなテーマといえば「一人の力VS仲間の力」です。ルフィ一人ではバレットの強さに太刀打ちできないものの、仲間の力が合わせれば、強い敵を倒すことができるという事が描かれています。

今までの作品では、仲間を助けるためにルフィの真の力が発揮されることはあっても、ここまで他のキャラと共闘することはありませんでした。そういった点からも、今作は珍しい展開で良かったですね。

 

また、「鬼の跡目」の異名を持つバレットという人物像や過去については映画でも触れられていて、入場者特典の1万89巻に時系列でより詳しく掲載されています。

ワンピースに登場する悪役はつらい過去を持っていることが多いですが、バレットも何度も大人や仲間に裏切られてきた過去を持ちます。幼少期には戦場で捨て駒として扱われ、最強の少年兵となったバレットはガシャガシャの実の能力を手に入れ、さらに力をつけていきます。

そして、負け知らずのバレットは海をさまよい、ロジャーと出会い挑みますが何度もやられてしまいます。バレットは「ロジャーを倒して世界最強になる」という誓いを立ててロジャー海賊団の一員になるも、ロジャーは不治の病を患います。病を患ったロジャーをみて、誓いを果たせなくなってしまうとバレットは焦ります。

そんな中、ロジャーは仲間を守る事で強さを発揮するが、仲間の存在がかえって邪魔になっていることに気づき、バレットは「一人の強さ」を追い求めロジャーの船を降ります。そしてロジャーは処刑され、自分の誓いを果たせないもどかしさからバレットは海で暴れ、海軍のバスターコールによってインペルダウンに投獄されます。

インペルダウンでの20年間は「一人の力」を極めるために鍛え続けます。バレットは部下を守るために死んだ白ひげをみて「仲間の存在は邪魔であり、一人の力こそが全て」という考えが間違っていないと再認識します。

 

バレットという人物について触れてきましたが、この強さを手に入れたバレットもずっと一人だったわけではなく、ロジャーという存在があったからこそ強くなれたのです。

仲間がいるからこそ強いルフィと、ロジャーがいたからこそ強くなれたバレットには似たようなものがあります。ルフィに倒されるバレットは過去のロジャーとの記憶を思い出していましたし、心の奥底にはロジャーが好きで大切に思う気持ちや、尊敬の念があったのでしょう。

そして「いつかはロジャーを倒したい」という純粋な気持ちが、心の中にずっとあったのでしょうね。そういった意味では、仲間のロジャーを亡くしたバレットは大きな悲しみを抱えていたのかもしれません。

ルフィやロー、ハンコック、サボ、スモーカー…共同戦線が熱すぎる

ルフィやロー、ハンコック、サボ、スモーカー...共同戦線が熱すぎる(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

「この組み合わせで敵と戦ったら…」なんて一度は考えたことがあると思いますが、今作では敵・味方関係なく協力して戦います。

ルフィとローの組み合わせはよく見ますが、そこにハンコックやクロコダイル、バギー、革命軍のサボに海軍のスモーカー、CP-0のルッチが共闘します。「ハンコックの一撃つよ!!」「スモーカーのホワイトブローなんて効くか?」と思ったり、ゲームの中でしか実現できないような組み合わせが映像として動いていることに感動しましたね。

 

バレットを倒した後は、すぐにラフテルの行き先を記録したエターナルポースの奪い合いになりますが、そこにゾロとサンジが現れ、ゾロはクロコダイルとサンジはルッチと戦闘になります。一瞬ではありましたが、このシーンも個人的にかなり好きでした。

当時、クロコダイルやルッチと戦ったのはルフィであり、ルフィもギリギリ勝利しましたが、今ではゾロとサンジもかなりの実力があるので、クロコダイルとルッチが相手でも普通に戦えると思うんですよね。強い相手でも臆せず飛び出してくるゾロとサンジがとにかくカッコ良かったです。

そして、もちろんルフィはエターナルポースを破壊します。ワンピースを手に入れることはルフィの目的ではありますが、ワンピースを手に入れることというよりも、自分たちの力でたどり着いて手に入れるという過程が重要なので、ルフィにとってはエターナルポースはいらないのです。なんともルフィらしいシーンでしたね。

麦わら一味の戦闘シーンは少ないが良いシーンがたくさん!ウソップもカッコいい

麦わら一味の戦闘シーンは少ないが良いシーンがたくさん!ウソップもカッコいい(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

今作には多くのキャラが登場し、普段見られない組み合わせが共闘することが醍醐味なので、従来の劇場版の展開によくある「麦わら一味の戦闘シーン」は少ないです。

また、バレットは「一人の力」で戦うため幹部的なキャラもおらず、ルフィがボスと戦い他のメンバーが幹部を倒すという展開もありません。今作で描かれていたのは藤虎VSゾロ、スモーカーVSサンジといったところでしょうか。

藤虎は去り際に巨大な隕石を落としますが、それをゾロが真っ二つにするシーンはカッコよかったですね。その後、真っ二つにされた隕石をさらに粉々にするミホークの強さも半端ないです。

 

そして、クロコダイルとロビンの会話シーンもよかったです。バロックワークスではペアで行動していた二人でしたが、アラバスタ以降に二人が会話するのって確かこれが初めてではないですかね?懐かしくも新鮮な二人の会話でした。

他にも今作ではウソップも重要な役割を果たします。「狙撃手は援護に徹する」という言葉のままに、無駄かと思われた攻撃が後々に効いてきます。衝撃と共に発動した攻撃がバレットの動きを封じていましたし、ゾロやサンジ、他のメンバーと同じようにウソップも確実に強くなっています。

ウソップとルフィの互いに仲間を思いやる気持ちは感動的でした。

覇王色の覇気のぶつけ合いがまるでドラゴンボール

覇王色の覇気のぶつけ合いがまるでドラゴンボール(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

バレットとルフィが最初に激突するシーンでは、覇王色の覇気のぶつけ合いが行われますが、まるでドラゴンボールの気を放出するかのようでした。

今後は覇気を使った戦いが当たり前になると思いますが、バレットくらいの強さになると当たり前のように覇王色を使っていますね。ドラゴンボールでも初めはスーパーサイヤ人の数は少なく、物語が進むにつれて悟飯に悟天にトランクス…とスーパーサイヤ人になるのが当たり前になってきました。

ワンピースでも覇王色の覇気といえばかなり珍しいものでしたが、わりとゴロゴロ覇王色の覇気を持つキャラが出てきています。今後も覇王色の覇気を持つキャラはどんどん登場するのでしょうね。

【考察】悪魔の実の能力の”覚醒”は今後の展開にどんどん出てくる

覇王色の覇気と同じように、今後のワンピースには悪魔の実の”覚醒”も重要になってきそうです。

ガシャガシャの実の能力を持つバレットも覚醒していて強大な力をもちます。覚醒は周囲のものにも影響を与える能力であり、過去にもドフラミンゴが建物を糸にしたり、赤犬と青キジの戦いでは天候を変えてしまうなど、パラミシア・ロギア系の悪魔の実に関係なく覚醒します。

ルフィはまだ覚醒していないと思われるので、覇気や覚醒を上手く使えるようになればさらに強くなりそうです。

ドナルド・モデラート役の山里亮太、アン役の指原莉乃の声優も良かった

海賊万博の実況をするドナルド・モデラートですが、南海キャンディーズの山里亮太が声を演じています。声のお仕事をしているだけあって、実況の声とマッチしていてかなり上手でしたね。

触れたものの幻影を出す「ビジョビジョの実」の能力者であるアンの声を演じたのは指原莉乃です。アンの声も違和感なく聞こえました。

【評価】ワンピースが好きな人であれば絶対に楽しめるオールスター映画!

【評価】ワンピースが好きな人であれば絶対に楽しめるオールスター映画!(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員会

海賊万博というだけあってお祭りのような今作は多くの人気キャラが登場し、共闘しながらバレットを倒していきます。

漫画では描けないくらいの迫力、そして絶対に実現しないようなメンバーで戦う様子はワンピース好きにはたまらないと思います!個人的には劇場版シリーズの中でも一番好きな作品でした。

そして、劇中では「ウィーアー! 」の曲が流れるなど、ワンピースファンには嬉しい要素がたくさんあります。ぜひ見てみてください。

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