世界中でカルト的な人気を誇る大ヒット映画『ブレードランナー』が公開されたのは1982年のことでした。
それから長い時間が過ぎてもその魅力は少しも色あせることなく、35年の時を経て、ついに続編となる映画『ブレードランナー2049』が公開されます。もちろん、オリジナルで主役を演じたハリソン・フォードも出演し、大きな話題となりました。
映画『ブレードランナー』には7つものバージョンが存在し、あまりにもマニアックなファンが多いことからも、難解なSF作品というイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、SFとしてだけでなく、サスペンスやアクション映画、恋愛映画としても楽しめる幅広い魅力のある作品なので、一度見ればきっと夢中になるはずです。
今回は映画『ブレードランナー』をさらに楽しめるようになる解説と、個人的な感想をご紹介したいと思います。一部ネタバレを含みますので、これから映画をご覧になる方はご注意ください。
目次
映画「ブレードランナー」を観て学んだ事・感じた事
・一度は見ておきたい!カルト的人気を誇るSF映画の傑作
・ショーン・ヤング演じる美しきレプリカントは必見!
・人間とは何か?哲学的な問題を提起している
映画「ブレードランナー」の作品情報
公開日 | 1982年 |
監督 | リドリー・スコット |
脚本 | ハンプトン・ファンチャー デヴィッド・ピープルズ |
原作 | フィリップ・K・ディック |
出演者 | リック・デッカード(ハリソン・フォード) ロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー) レイチェル(ショーン・ヤング) プリス・ストラットン(ダリル・ハンナ) ガフ(エドワード・ジェームズ・オルモス) |
映画「ブレードランナー」のあらすじ・内容
舞台は、環境破壊の進んだ近未来(2019年)のロサンゼルス。
この時代、ロボットよりもはるかに性能の高い、遺伝子工学の技術で人間と見分けがつかないほど精巧に作られた、レプリカントと呼ばれる人造人間たちが、宇宙の辺境で危険な仕事に従事していました。人間的な感情を持ち始め、反逆し始めることのないよう労働者として働くレプリカントには、わずか数年の寿命しか与えられていませんでした。
ある時、数人のレプリカントが宇宙船を奪って地球に侵入し逃走。レプリカントを捕まえて殺すために、捜査官デッカード(ハリソン・フォード)が呼び出されます。
捜査の中でデッカードは、レプリカントを開発した博士の秘書として働く美しいレイチェル(ショーン・ヤング)と出会います。レイチェル自身は知りませんでしたが、彼女もレプリカントでした。
デッカードはレプリカントたちを追い詰め、ついにレプリカントたちのリーダーであるロイ・バッティ(ルトガー・ハウアー)との対決を迎えます。
映画「ブレードランナー」のネタバレ感想
映画『ブレードランナー』は、ただのSF映画ではない?
映画『ブレードランナー』を観ると「近未来の世界を描いたSF映画なのに暗い」という印象を持つ方が多いようです。実はこの映画は、SF映画であると同時にフィルム・ノワールでもあるのです。
フィルム・ノワールは「暗黒映画」「犯罪映画」「暗い映画」などと訳される、映画のジャンルの一つです。退廃的であったり悲観的な要素を持ち、暗い夜のシーンが多く使われるという特徴があり、多くの場合、破滅的な結末を迎えます。
映画『ブレードランナー』の舞台となるのは、酸性雨が降り注ぎ、暗闇にギラギラとネオンが輝く猥雑な街(※映画の冒頭、ビルの壁面に現れる日本語の巨大な看板は必見!)。全編を通して暗く、陰鬱な雰囲気を漂わせるフィルム・ノワールの要素を取り入れることで、ありがちな未来図ではなく、希望のない陰鬱な不安を感じさせる未来を描いています。
こんな風に書くと、やっぱり難しい映画なんだ!と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。この映画はSFとフィルム・ノワールを融合させるという初の試みにチャレンジした映画なのです。
映画『ブレードランナー』は、探偵フィリップ・マーロウのようなハードボイルドな世界をイメージして作られているそうです。
ピカピカ輝く未来と、1940年代のギャング映画のような陰鬱な世界観の融合は高く評価され、その後多くの映画で模倣されるようになりました。この点をふまえて映画を見ていくと、また違った楽しみ方ができると思います。
【解説】「ブレードランナー」という名前の意味・由来は?
脱走した人造人間(レプリカント)を捕まえて射殺する役目を追うのが、警察の中でも特別な任務を命じられた捜査官たち。ブレードランナーと呼ばれています。映画のタイトルにもなっていて、とても印象的な名前ですよね。
でも、レプリカントを捕まえる捜査官が、どうしてブレードランナー(Blade Runner)なのでしょう?不思議に思いませんか?
実はブレードランナーという呼称は、原作となった小説には登場しません。では、この名前は、一体どこからきているのでしょうか?
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』という小説を映画化するにあたり、リドリー・スコット監督や関係者たちは、映画の脚本について検討を重ねていました。主人公の職業を表すためのよりわかりやすい名前がどうしても決まらず、ようやく見つけ出したのが、アメリカのSF作家、医師でもあるアラン・E・ナースが書いた小説『The Bladerunner』だったのです。
ナースが書いた物語の舞台となる近未来の世界では、医療を受ける権利を持たない人たちのために、闇で医療道具が盛んに売買されていました。メスなどの刃物(blade)を含む違法の医療道具がブラックマーケットで売買されており、その医療道具の運び屋たちのことを、ブレードランナーと呼んでいたのです。
この秀逸なタイトルを気に入ったリドリー・スコット監督が、アラン・E・ナースの許可を得て、アンドロイドを処理する捜査官をブレードランナーと呼ぶことになりました。
もし、この映画のタイトルが『ブレードランナー』でなかったら、これほどまでにヒットして、歴史に名前を残すような映画になっていたかどうかはわかりません。
ロボットではなくレプリカントにした意味とは
映画『ブレードランナー』の中で重要な意味を持つのが、レプリカントの存在です。
人造人間、原作の小説ではアンドロイドと呼ばれていましたが、映画では「レプリカント」という名称が使われています。これもブレードランナー同様、映画化にあたって新たに考え出された造語です。
単なるロボットではなく、限りなく人間に近い人造人間というイメージをとてもうまく表現していると思います。
さて、映画は宇宙の辺境で働かされていたレプリカントたちが脱走したことから始まります。
脱走したのは、ネクサス6型と呼ばれる新型のレプリカント。次第に人間的な感情を持ち始めたレプリカントたちは、自分たちがわずかしか生きられないと知り、寿命を延ばしてもらうために地球へ向かいます。
しかし、そこに待ち受けていたのは、レプリカント抹殺を命じられたブレードランナーでした。なんとも過酷な運命です。
映画の舞台となった2019年に、私たちはすでに追いついてしまいました。辺りを見回せば全自動で動く機械や話をするAI、自走するロボット、人間そっくりのロボット、ヒューマノイドロボットの研究も進んできています。レプリカントが働く未来は、もうすぐ近くまで迫ってきているかもしれませんね。
ショーン・ヤングとルトガー・ハウアーのレプリカントは必見!
脱走したレプリカントたちのリーダーであるロイ・バッティを演じるのは、オランダ出身の俳優ルトガー・ハウアー。映画『ブレードランナー』を語る上で、絶対に欠かせない存在です。
プラチナブロンドに吸い込まれそうな青い瞳という目を引く容姿と、圧倒的な存在感。人間のような感情を持ち、知的でタフなレプリカントのリーダーというまさにイメージ通りです。
原作者のフィリップ・K・ディックも、ロイ・バッティのイメージに完璧にマッチしていると大絶賛だったそうです。
バッティがデッカードと死闘を繰り広げたあとに、雨に打たれながらつぶやくセリフがあります。
「All those moments will be lost in time, like tears in rain.(そんな思い出もいつか消える、雨の中の涙のように)」。
このセリフは、脚本のセリフをアレンジした、ルトガー・ハウアーのアドリブだったというのは有名な話です。
ルトガー・ハウアーはオランダ出身の俳優で、日本で公開されている作品は少ないのですが、ものすごくたくさんの映画に出演、現在も活躍していますが、続編の出演は断ってしまったそうです。残念!
そして、もう一人忘れてならないのが、ショーン・ヤング。レプリカントの生みの親であるタイレル博士の秘書として働く、美しい女性レイチェルを演じています。
レイチェルは実はレプリカントなのですが、初めてこの映画を見たとき、まるで作り物の人形のように美しい姿に釘付けになってしまいました。
ちょっと古風な美しさなので、現代的な美人のイメージからすると「ん?」となってしまうかもしれませんが、レプリカントの雰囲気はばっちり。独得なヘアスタイルも印象的でした。
【考察】最大の謎!デッカードはレプリカントなのか?
映画『ブレードランナー』を見ていると、次第にある疑問が浮かんできます。
「もしかして、デッカードもレプリカントなのではないだろうか?」
この問いの答えは、映画の中で明確にされることはありません。原作の小説や続編においても、はっきりとした答えが描かれることはなく、長年にわたりファンの間での論争の的となっています。
実は、リドリー・スコット監督は、のちに「デッカードはレプリカントである」と公言しているのですが、これは映画の撮影中に思いついたアイデアなのだそうです。つまり、当初の設定としては、デッカードはレプリカントではなく普通の人間だったわけです。
ちなみに、デッカード役を演じたハリソン・フォードは、デッカードがレプリカントであるという説に否定的で、人間としてのデッカードを演じたと明言。デッカードがレプリカントかどうかという点についてリドリー・スコット監督と揉めたというのは有名な話です。
1992年に、再編集されたディレクターズ・カット版が公開された際、リドリー・スコット監督は今までなかった「ユニコーンの夢」と呼ばれるシーンを新たに追加しました。これにより「デッカードはレプリカントではないか?」という説が再燃し、再び多くの論争を生みました。
デッカードが見るユニコーンの夢は、何を意味しているのでしょうか?それは、映画の最後で刑事ガフが、デッカードの部屋の前に折り紙のユニコーンを置くシーンと関係があります。
ユニコーン自体が持つ意味を登場人物と結びつける解釈もあるのですが、ここで最も注目すべき点は、デッカードの見る夢の内容をガフが知っているということ。
レプリカントには、家族や過去の体験についてのニセの記憶が植え付けられています。生まれた場所や母親の記憶、見る夢もすべてが操作されているのです。つまり、ガフはデッカードがレプリカントであることを知っているということを、暗に示唆しているのではないかと考えてられています。
レプリカントはどこから来て、どこへ行くのか?
レプリカントたちは、常に自分たちが一体何なのかを知りたがっていました。
「私はどこから来て、どこへ行くのか?どれくらい生きるのか?」この問いを見て、ハッとしませんか?これはまさに、人間が抱く根源的な問題と同じものではないでしょうか。
人間を人間たらしめているものとは、何か?レプリカントと人間の違いは何なのか?考えれば考えるほど、その答えは遠ざかっていってしまいます。
デッカードと死闘を繰り広げたレプリカントのロイ・バッティは、最後の瞬間、まさに人間的な感情を持ったように思えました。
人間のような心を持つレプリカントがいる一方で、少しでも長く生きたいというささやかな願いを抱くレプリカントを冷酷に射殺する人間。どちらが、より人間らしいのでしょうか?
与えられたわずかな寿命を、自分の存在意義を問いながら生きるレプリカント。退廃的な快楽に身を落とし、ただ、だらだらと寿命をすり減らすだけの人間。自分だったら、どちらの人生を選ぶのかと考えさせられます。
考えても考えても答えの出てこない問いを提示して、デッカードとレイチェルが手を取り合って去っていくところで、映画は終わります。
フィルム・ノワールの象徴である、暗く陰惨な世界から抜け出そうとする二人には、明るい未来が待っているのか。その答えは、続編となる映画『ブレードランナー2049』に描かれているので、興味のある方はぜひ視聴してみてください。
【解説】原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』の意味とは?
この映画はオリジナル作品ではなく、原作となった小説があります。
アメリカ人のSF作家、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電機羊の夢を見るか?(Do Androids Dream of Electric Sheep?)』です。とても有名な小説なので、タイトルだけは聞いたことがある!という方も多いのではないでしょうか。
なんとも謎めいたタイトルは映画では使われませんでしたが、他の多くの作品で模倣され、パロディ作品も多数つくられました。超有名なSF小説のタイトルのひとつです。
ちなみに、映画『ブレードランナー』ではさまざまな独自の設定が用いられているので、この小説は原作というよりは原案に近いともいわれています。気になる方は、ぜひ原作と合わせて、映画との違いを楽しんでみることをおすすめします。
さて、小説のタイトルになっている「電気羊の夢」って、一体何を意味しているのでしょうか。
物語の舞台となる近未来の世界では、動物を飼うことがステイタスでした。しかし、生きている動物はとても貴重なので、簡単には手に入れることができず、人々は電気で動く動物を飼っています。主人公も本物の羊にあこがれながら、周りにニセモノだとばれないように気をつけながら電気羊を飼っているという設定になっているのです。
人間が羊の夢を見るなら、アンドロイドは電気羊の夢を見るのだろうか?という問いが、このタイトルには込められているそうです。
ブレードランナーのたくさんのバージョンとその種類
映画の素晴らしさ以上に話題となっているのが、バージョンの多さです。映画『ブレードランナー』には、全部で7つのバージョンが存在します。
ここまで種類が多い最も大きな原因は、最初に公開されたバージョンについて、監督が納得していなかったという点にあります。
リドリー・スコット監督がこだわり抜いて作り上げた芸術作品ともいえる映画を、映画会社が観客により受けるように、より安く早く仕上げられるように改変を加えてしまったのです。高画質フィルムで撮影された映像も安いフィルムにプリントしてしまったために、美しい映像は長い間封印されていたそうです。
当初、映画の公開に先立ち、観客の反応を見るための試写会がアメリカで開催されました。その際に用いられたのが(1)ワークプリント版と、(2)サンディエゴ覆面試写版です。
この試写の結果(あまり手ごたえがなかった)を受け、映画会社は暴力的なシーンや難解なシーンを削り、説明を追加してより一般向けに編集し直したものを(3)オリジナル劇場公開版としてアメリカで公開しました。
その後、日本やヨーロッパ向けに(4)インターナショナル版、アメリカでのテレビ放送用に(5)USテレビ放映版が制作されました。
公開当時はそれほど大きな反響のなかった映画『ブレードランナー』ですが、次第に評価が高まり、オリジナルのバージョンが見たい!というリクエストが多く寄せられるようになりました。
それを受けて、リドリー・スコット監督の意図に沿って再編集された(6)ディレクターズ・カットを1992年に公開。このバージョンは最終版とも呼ばれています。
その後さらに、お蔵入りになっていた、65mmのフィルムで撮影された高画質の特撮シーンに、過去にカットされたシーンなども加えた(7)ファイナル・カットが、2007年に公開されたというわけです。
完全版や日本向け、ヨーロッパ向けなど複数のバージョンを持つ映画はたくさんありますが、これほどたくさんの異なるバージョンを持つ映画は珍しいのではないでしょうか。
エンディングや解釈の異なるバージョンが複数存在することで、観客が混乱してしまうケースもありますが、映画『ブレードランナー』は、7つのバージョンが存在することで、より多くの観客の興味を惹きつけているのかもしれません。
リドリー・スコット監督の魅力
この魅力的な映画を作り上げたのは1977年のデビュー以来、たくさんのヒット作品を世に送り出してきた名監督リドリー・スコット。
1979年に公開された映画『エイリアン』は、SFホラー映画の傑作として語り継がれる名作で、シガニー・ウィーバーが主演し大ヒットシリーズとなりました。現在、6作品が公開されています。
映画『ブラック・レイン』は、アメリカ人刑事(マイケル・ダグラス)と日本の刑事(高倉健)が、大阪でヤクザを追う異色作。松田優作の遺作としても有名ですね。女性二人の逃避行を描いた映画『テルマ&ルイーズ』は、スーザン・サランドンとジーナ・デイビスがとても魅力的!若き日のブラッド・ピットも出演しています。
その他、たくさんの映画を監督していたり、数多くの作品にプロデューサーとして参加しています。
リドリー・スコット監督はカンヌ国際映画祭で新人監督賞を受賞したほか、2000年公開のラッセル・クロウ主演映画『グラディエーター』では、アカデミー賞作品賞を受賞!大きな功績を残しています。
また、映画『エイリアン』『ブレードランナー』など、歴史に名前を残すほどの名作を世に送り出している一方で、不発に終わった作品も多く、評価されるときとそうでないケースとの差が激しいことでも知られています。
映画『ブレードランナー』については、SF映画の傑作と評されることを過大評価ととらえる、アンチファンも少なくありません。
賛否両論あるということは、良くも悪くも多くの人の関心を集めているということなのでしょう。多くのファンを惹きつけているのは、作品の魅力だけでなく、リドリー・スコット監督自身の魅力なのかもしれません。
ハリウッドの人気者!ハリソン・フォード
そして、主役のデッカードを演じるのは、ハリソン・フォード。説明はいらないぐらい、有名な俳優さんですね。
ハリソン・フォードの代表作は、映画『スター・ウォーズⅣ~Ⅵ』、映画『インディ・ジョーンズ』シリーズ全作品。そのほか、ジョージ・ルーカス監督の映画『アメリカン・グラフィティ』、フランシス・コッポラ監督の映画『地獄の黙示録』ほか数え切れないほどの作品に出演。アカデミー賞主演男優賞ほか多くの賞にノミネートされています。
特筆すべきは、『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』『ブレードランナー』という3つの大ヒットシリーズに主役として長く出演していること(スター・ウォーズは、主要な役ですね)。
こんな大作に次々と恵まれる役者って珍しいですよね。『ブレードランナー』の主役だけでもすごい名誉ですし、『スター・ウォーズ』も『インディ・ジョーンズ』も世界中で大ヒットした超人気シリーズ。関わっているだけでもすごいのにどれも主演です。
しかも、トラブルもなくコンスタントに出演を続け、どの作品についても続編への出演を強く望まれています。これは、彼が素晴らしい役者であるということだけでなく、誠実で人間性にも優れた人物だからなのではないでしょうか。
ちなみに、『スター・ウォーズ』のハン・ソロ役に大抜擢されたとき、俳優の道をあきらめて大工として働いていたというのは有名な話。腕の良い大工さんだったそうです。
映像や音楽、サウンドトラックも素晴らしい芸術作品!
映画『ブレードランナー』の30数年経った今も色あせない美しい映像、世界観はもはや芸術作品と言えるでしょう。
映画の音楽を担当するのはヴァンゲリス。映画やテレビ、舞台、ワールドカップやオリンピックといったスポーツイベントの音楽も手掛け、映画『炎のランナー』でアカデミー賞作曲賞を受賞している、世界的にも著名な音楽家です。
ヴァンゲリスがヤマハのシンセサイザーCS80を使って作り上げた、映画『ブレードランナー』の音楽は、映画の世界観にぴったりとマッチし映画にとってなくてはならない存在だと言われています。
サウンドトラックはヴァンゲリスのこだわりのため、映画の公開から10年ほど遅れて、1994年に発売されました。見る度に新しい発見があり、何度見てもその世界観に圧倒される映画『ブレードランナー』。SFファンにも、そうでない方にもぜひ見てほしいおすすめの映画です!
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