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映画『暗黒女子』のネタバレ感想・解説!最悪の結末が面白い、部員が死んだ理由を探る物語

映画「暗黒女子」のあらすじ・内容

最悪の結末がクセになる『イヤミス(嫌な気分になるミステリー)』作品として人気の「暗黒女子」。主演女優の清水富美加が話題になってしまい、視聴していないという方も多いかもしれませんが、個人的にはキャスト、ストーリー、結末共にとても魅力的で面白く、ミステリー好きな方から、そうでない方にまでおすすめできる作品だと感じました。

今回はそんな『暗黒女子』の個人的な感想や考察・解説、原作の漫画をご紹介していきます。感想・考察では展開や結末についてのネタバレを含んでいるので、視聴前の方、ネタバレが苦手な方はご注意ください。

目次

映画「暗黒女子」を観て学んだ事・感じた事

・『女』って怖い
・スッキリするのに胸糞悪さ残る結末がクセになる
・観たことない人にはぜひ観てもらいたい!

映画「暗黒女子」の作品情報

公開日2017年4月1日
監督耶雲哉治
脚本岡田麿里
原作秋吉理香子
出演者清水富美加 (澄川小百合)
飯豊まりえ (白石いつみ)
清野菜名 (高岡志夜)
玉城ティナ (ディアナ・デチェヴァ)
小島梨里杏 (小南あかね)
平祐奈 (二谷美礼)

映画「暗黒女子」のあらすじ・内容

映画「暗黒女子」のあらすじ・内容

セレブな女子高生たちが通う聖母マリア女子高等学院の文学サークルで、闇鍋を囲みながら自作の小説を朗読していく定例会が開かれます。小説のテーマは文学サークルの前会長、学院経営者の娘で全校生徒の憧れの的だった『白石いつみの死』について…。

彼女は自殺なのか他殺なのか、動機などの真実は何も分からない中、それぞれが違った『いつみの死』について語り、犯人だと思う人物を小説の中で発表していきます。

物語は5つ、動機と犯人も5通りあり、果たして、その中に真実はあるのか?犯人は誰なのか?なぜ彼女は死んだのか?

暗黒女子は、そんな『少女の謎めいた死』に迫っていく学園ミステリー作品です。

映画「暗黒女子」のネタバレ感想

映画「暗黒女子」のネタバレ感想(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

暗黒女子はキャスト、ストーリー、結末ともに満足のいく作品だったと感じました。

王道のミステリーとはテイストが異なり、女の闇が多すぎる点やスッキリとしない胸糞悪さが残る登場人物達、エンディングのため、人によって好みは分かれやすいとは思います。

ただ、胸糞悪さと狂気の心理描写の中にも共感できる部分はあるので、個人的にはかなり納得できる好きな作品でした。

『女の闇』を詰め込んでいる作品

セレブだけが通うお嬢様学校、女子高生という特殊な世界で、自分が物語の主人公としてキラキラと美しく輝くために、裏で周りの人間を脇役として操る、そんな女の裏の顔がテーマです。暗黒のような『女の闇』を詰め込んでいる作品だと感じました。

男性には理解しがたい部分が多いのかもしれませんが、女性には共感できる部分も多いのではないかと思います。

登場人物は主に以下の6人で、それぞれ闇を抱えています。

・盗作によって小説家デビューを果たした高岡志夜
・愛のために実の姉に手をかけたディアナ・デチェヴァ
・劣等感から実家に放火した小南あかね
・金銭を得るために援助交際をしていた二谷美礼
・脇役を用意するために恐喝をする白石いつみ
・理想を追求するあまり友人を殺害した澄川小百合

彼女達が自分が主役として輝くために行ってきた秘密は、全て『犯罪行為』です。

自分がキラキラと輝くために、自分の欲を満たすためには犯罪行為すら行い、『自分』のことを大切にせず『友人』や『実の家族』すらも巻き込んでいる姿には、非常に『闇』を感じます。ただ、行き過ぎた部分はあれど、自分が輝くために自分勝手で時に残酷なことも平気でするような姿には、自分の女子高生時代を振り返ると共感できる部分は多いように感じました。

 

また、狂気染みてはいますが、澄川小百合の心理は共感できるものが多いです。

白石いつみのように『自分よりも輝く人』に憧れる気持ちや、そのために努力を惜しまない姿は、学校や職場に憧れの人がいた方やアイドル好きな方にとっては共感できる部分が多いのではないでしょうか。憧れの人の喜びは自分の喜び、悲しんでいる時には自分も悲しくなるし、そんなときに自分にできることはないだろうかと考えたりする姿には共感できました。

個人的には憧れているだけでなく、最終的にその憧れていた人が平凡になった姿に失望しているところまであったのがとても良かったです。自分が輝くために他人を巻き込みながら輝き続けるエゴイストな所が美しかったのに、突然「平凡な幸せ」について語りだす姿に幻滅する気持ち、「今のあなたは何?今までのあなたはどこにいったの?」という考えは理解できます。

全ての女性が共感できるというわけではないかもしれませんが、共感できるという女性は多いと思います。

伏線、結末のどんでん返しに向けてのテンポが良い!

伏線、結末のどんでん返しに向けてのテンポが良い!(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

文学サークルメンバーの5人がそれぞれ自作の小説を朗読していくという流れのためか、決まった時間帯の話をそれぞれの視点で話していくような内容のためか、伏線が多い割には全体的にスッキリとしていて理解しやすいように感じました。

また、ドロドロの女の闇が詰まった内容、結末に向けてのどんでん返しがある作品でありながら、話はサクサクとテンポ良く進んでいくので、ミステリー作品が好きだけどゴチャゴチャと長いのは苦手という方にもおすすめな作品です。

 

最初の1時間程度は、文学サークルメンバー達による自作小説の朗読。白石いつみの『美しく輝く人物像』についてと、自分がいかに白石いつみを大切にしているかが語られながら、各々が考える白石いつみの死の動機、その犯人についてを発表していきます。ここは盛大な伏線となっているので、結末まで観終わった後に改めて最初から観返してみると「なるほどね!」「ここはこうだったのか!」と気付く部分が多いので、何度観ても楽しめるようになっていますよ。

そこから先30分程度、『白石いつみの小説』の朗読が始まり、展開が一転します。自分が輝くためには手段を選ばず、非情で冷酷な実際の白石いつみという人物について、文学サークルの成り立ち、文学サークルのメンバーの秘密について、白石いつみの死の動機から計画まで分かるようになっています。ここで『白石いつみの死』について全て完了した、物語が終わったように感じるかもしれませんが、暗黒女子はここからさらにもう一転します。

最後の10分、『澄川小百合の想う白石いつみ』についてと、『白石いつみの死』についての真相が語られます。平凡に成り下がろうとする白石いつみを美しいまま死なせるために殺害したこと、そして澄川小百合が主人公の物語が新しく始まることが語られました。その物語の脇役を用意するために秘密を用意したことも…。

 

暗黒女子はストーリーが三転しています。

最初からヒントとなる伏線は豊富にあり、途中までは予測できていた方も多いかもしれませんが、最後の展開まで予測できた方は少ないのではないでしょうか。白石いつみが死んだ本当の動機について、これは「誰の物語だったのか」、最後に用意された秘密についてまでストーリーが展開を広げながら、話の流れは壊さずに筋が通っているので、ミステリーとしてかなり楽しめました。

サクサクと進むテンポの良さも相まって、1度観た後にもう1度観返したい!と思えるような魅力あふれる作品になっています。

暗黒女子のキャストが良かった

暗黒女子のキャストが良かった(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

暗黒女子が公開された当時は出家騒動、舞台挨拶に主演女優不在というアクシデントで話題になってしまいましたが、作品の雰囲気とキャストがマッチしていて良かったです。

澄川小百合役の清水富美加さんの落ち着きのある声での進行、終始続く張り付いたような笑顔、平凡な幸せを語る白石いつみに興味を失った時の顔など、全てひっくるめてとても良かったです。作品のミステリアスな雰囲気、狂気を感じるような澄川小百合の心情にもマッチしていました。

本人としては演じたくない役柄、信念に反する演技で苦痛だったのかもしれませんが、個人的にはとても良かったし、今後彼女がこのような作品に出演していたら観ていただろうなと思えるような女優さんだったので少し残念です…。

 

澄川小百合さんに印象を持っていかれがちですが、もう1人の主役、白石いつみ役の飯豊まりえさんも魅力的な演技をする女優さんですね。白石いつみの女神のような優しい一面と、自分勝手で冷酷なエゴイストの一面との演じ分けがとても良く、同じ女優が演じているとは思えないほど白石いつみの印象がガラッと変わっていました。

個人的には屋上で文学サークルのメンバーに「私たちを解放して!」と迫られているときに、「いーやーだ」と憎たらしく言い放ったときの顔と言い回しの演技がとても大好きです。白石いつみの自分が一番という自分勝手さがとても感じられました。

 

主演の2人以外に印象に残ったのは、二谷美礼役の平祐奈さん。メガネに洒落っ気のない真面目っぽい見た目に反し、『援助交際』という驚きの行為を平然と行っている役柄はとても印象に残りました。その色気を感じることなく、幼く素朴な表情でただ淡々とお金のために行っている目や表情が、『真面目な子が意外と大胆なことをやっている』というイメージ、援助交際している女子高生というイメージにピッタリでした。

キャストについては何かと賛否分かれる部分もあるようですが、個人的には納得のいくキャストに演技で良かったです。

人によっては胸糞悪いかも…

人によっては胸糞悪いかも…(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

暗黒女子のストーリーでは女子高生による犯罪行為が多く、全員が『悪者』の『嘘つき』という映画になっているので、ミステリーとしてはスッキリしても、内容的には胸糞悪さが残る結末です。

被害者だと思われていた者が加害者で、悲しみに暮れていると思っていた人達も加害者で、たった1人の親友だと思っていた人も加害者で…、誰も同情する余地のない加害者・犯罪者達、探偵役のいないミステリーになっています。なので、探偵がスパっと謎を解明!といった王道のミステリーが好きな方には不向きかもしれませんが、ドロドロとした闇やスッキリとしないエンディングのミステリーが好きな方にはおすすめです。

 

胸糞悪さの他に、二谷美礼の援助交際のシーン、白石いつみの先生との密会シーン、最後の食人を思わせる闇鍋のシーンなどは、人によっては不快感があるかもしれません。

年齢制限のない映画になっているのでそこまで過激な描写があるわけではありませんが、そういったものを匂わせるだけでも気持ち悪さを感じてしまう方、苦手という方は視聴を控えた方が良いと感じました。

主題歌には少し不満…

キャストやストーリー、結末には満足していますが、主題歌には少し不満があります。

主題歌はCharisma.comの『#hashdark』という曲で、ノリも良く耳に残る印象的な曲になっているので嫌いなわけではないのですが、暗黒女子の主題歌としてはイマイチだと感じました。

白石いつみの死の真相について明かされ、澄川小百合の狂気、これから始まる新しい物語について想いを馳せながらイヤミスの余韻浸りたいのに、アップテンポなこの曲が流れてくることで全て消されて「ん?」となってしまいます。

曲としては良かったのですが、もう少し落ち着いた闇や狂気を重視した曲が主題歌だったらもっと満足できる映画だったのに残念でした。

映画「暗黒女子」の個人的な考察

暗黒女子では、基本的には映画の最後にネタバラシがされているので、大体の謎は解決することが出来るのですが、「解決されていないままの謎」や「気になる部分」も残されています。

今回は物語の核心となる部分や狂言自殺をしたトリックについて、END後についてなど、そんな気になる部分について個人的な考察をご紹介していきます。

解説ではなくあくまでも個人的な考察なので、参考程度に読んで頂けると幸いです。

闇鍋の中身は白石いつみ?気づかないものなの?

闇鍋の中身は白石いつみ?気づかないものなの?(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

オープニングからエンディングまでずっと登場している『闇鍋』。

この闇鍋の中身については映画中明確に示されてはいませんが、「中身を知るのは鍋奉行である私だけ」「皆さん、いつみと一心同体になった」という澄川小百合の発言、いつみが北条先生からもらった指輪が鍋の取り皿に入っていた点から、殺害された『白石いつみ』が鍋の中身だったと考えられます。

そう考えると二谷美礼が嘔吐した理由や、サークルメンバー全員が力なくぐったりとしている様子にも納得がいきます。

 

映画中に「鈴蘭は花と根に強力な毒がある」という説明があり、メンバー全員が毒の入った鍋を食べたとパニックになります。それに対して「鍋の中に鈴蘭が入っていると思う?」「思春期特有の思い込み」と言って鈴蘭が入っていないように澄川小百合が話していますが、入っていないとは言っていないですよね。

もっと正確に言うのであれば、鈴蘭が直に入っているわけではありませんが、その闇鍋の具材となった『白石いつみ』は鈴蘭を飲んだことで死亡しています。そのため、メンバー達は2次的に鈴蘭を食べたことになるのだと考えられます。2次的な摂取だったために死亡するには至らず、嘔吐やぐったりとするだけで済んでいたのではないでしょうか。

白石いつみの身体の一部が鍋に入ってたとすれば、食べておかしいと気づかないものなのですかね…。

小説の中の白石いつみは全て嘘?

小説の中の白石いつみは全て嘘?(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

朗読した人によって白石いつみの発言や行動が異なってくるので、混乱した方も多いかもしれませんが、それは全て彼女達のついた嘘。偽りの白石いつみです。

定例会で『白石いつみの死』について小説をつくることになったが、あまりにも自分や仲間達をかばい過ぎると逆に疑われてしまうし、白石いつみの死について本当のことを書いてしまうと、自分たちが恐喝されていたことまで言わなければならず、そうなると自分達の秘密まで明るみになってしまいます。それを避けるために嘘の『美しく輝く白石いつみ』と自分との関係性、前もってお互いに示し合わせていたメンバーを犯人として告発していたのです。

そうすることで動機・容疑者は4人に分散されるため、特定の誰かに繋がらないようにしていました。

 

また、白石いつみが子供の名前である鈴蘭を持って自殺したことで、彼女の子供の事から自分たちが隠していた秘密までつながるのを恐れ、サークルメンバーたちは鈴蘭は「犯人」を示している証拠だと誘導するために、メンバー全員で話し合った犯人を発表するときに、その証拠として鈴蘭に関連したものを小説内に登場させていたのです。

白石いつみは屋上から飛び降りて何故無事だったの?

白石いつみは屋上から飛び降りて何故無事だったの?(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

暗黒女子を観ていて、一番疑問が残るのは『白石いつみの狂言自殺』についてです。

映画内では白石いつみの生存については語られていても、なぜ無事なのかについては語られていませんでした。狂言自殺だったから生きているのは当たり前みたいな展開で進んでいきますが、3階建てと思われる学校の屋上から飛び降りて無傷生存なんてあり得るのでしょうか。

個人的な考察としては、白石いつみは花壇に落下したのではなく、校舎入口にある屋根上に厚手のマットや転落防止用ネットなどを設置しておき、屋上から飛び降りた後はそこに着地したと考えています。

白石いつみが屋上から飛び降りたシーンを観返してみると、文学サークルのメンバー達は白石いつみが飛び降りたところは見ていますが、落下後の姿は見ていません。おそらくですが、白石いつみの死を確認することなく、自分達が疑われるのを避けたメンバー達は救急車なども呼ばず、裏口からそのまま逃げるように帰宅したと考えられます。

そして、白石いつみが生きているとは知らずに、『白石いつみは死んだ』『鈴蘭の花を持って屋上から転落した』『犯人は文学サークルメンバーの誰か』という噂を流したのではないでしょうか。

 

実際の白石いつみは、狂言自殺後は中絶手術のために入院していた病院に書置きを残し、そのまま定例会まで北条先生と共に姿をくらましていました。コストコに行った話や料理の話を嬉しそうに澄川小百合に話していたことを考えると、今までのお嬢様生活からは考えられなかった生活でも幸せだったのでしょうね。

白石いつみの生存を知っているのは『白石いつみの父』と『澄川小百合』のみ。しかし、白石いつみの父は娘の狂言自殺・教師との駆け落ちという不名誉を隠すため、真実を告げることはありません。そして、澄川小百合はその噂に真実味をプラスするために、彼女の机に花を手向けたのです。

こうして、白石いつみの死は真実として学校中の噂となりました。白石いつみが花壇に転落したというのは、彼女たちの妄想や噂が生み出した『白石いつみらしい美しい死に様』だったのだと考えられます。

狂言自殺後にそのまま先生と幸せに暮らしていれば良かったのに、中途半端な復讐心と平凡な幸せを語ってしまったがために、幻滅した澄川小百合の手によって殺害されてしまいました。自業自得ではありますが、妙な胸糞悪さは残りますよね。

END後はどうなったのか?

END後はどうなったのか?(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

新たな物語の主人公が澄川小百合になります。文学サークルのメンバー達は白石いつみの死に関与してしまった秘密を新たに握られてしまったため、脇役として続投することになります。そして最後には、新たな主人公となった澄川小百合が、さらに新しい脇役を勧誘しているシーンもありましたね。果たしてこの後は一体どうなったのでしょうか…。

おそらくですが、澄川小百合の代はこのまま何事もなく、続いていくのではないでしょうか。澄川小百合の卒業まで1年もないし、何かアクションを起こすことでこれ以上に最悪の出来事が起こるかもしれないので、さすがの文学サークルメンバーでも大人しく従い続けると考えられます。

そして、澄川小百合が輝き続けるために周りのメンバーが動き続け、澄川小百合の卒業後は2年生の誰かが主役の座に就き、また新たな物語が始まるのかもしれません。先代達に虐げられた分、今度こそ自分が輝くための物語が始まるのです…。

 

学校のサークルや部活などでは、伝統と呼ばれるルールのようなものが先代達から現代まで続く傾向、何をされても先輩を敬うべきといった思考が多いように感じるので、文学サークルの「主人公制度」も伝統として受け継がれていくことでしょう。文学サークルに入ることは全学生の憧れのようなことが映画内で語られているので、喜んでその伝統に従う女子高生は多いと考えられます。

結果として、白石いつみ死亡後も彼女の「呪い」にも似た伝統が残り続けることを思うと、女の業の深さを感じます。

暗黒女子は無料で原作漫画10話まで読める?

暗黒女子は双葉文庫出版、秋吉理香子さん著の小説を映画化したものです。小説を知っていて映画を観たという方、映画に興味を持って小説を購入したという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さらに、暗黒女子は映画化の前に漫画化もされているので、小説だと読むのが面倒、小説が苦手という方でも漫画なら読みやすく、細かい場面場面を理解しやすくなるので漫画化しているのは嬉しいですよね。

原作漫画は現在、LINEマンガという漫画アプリにて10話まで無料連載されています。1日1話ずつしか読むことができませんが、全て無料で読むことが出来るので試し読みをするのには十分かと思います。

 

漫画版を実際に読んでみると、基本的には映画と同じような登場人物とストーリーで進んでいくのですが、映画では登場しなかった「古賀園子」というキャラクターが登場していたり、キャラクターの背景が映画よりも細かく紹介されているので、若干の違いはあるものの、映画では伝わりきらなかった部分が理解できるようになると感じました。

漫画版を購入しようか悩んでいる方、映画だけでは疑問が残ったという方は、ぜひお試しとしてLINEマンガの無料連載をチェックしてみてください!

女の闇、イヤミスが好きな方に暗黒女子はおすすめ!

女の闇、イヤミスが好きな方に暗黒女子はおすすめ!(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

嫌な話題の集め方をしたことで、暗黒女子の視聴を避けていた方も多いかもしれませんが、キャスト、ストーリー展開全てが魅力的な作品だったので、敬遠していた方にもぜひ1度視聴してみて頂きたい作品でした。

特に女子高生、お嬢様学校の『女の闇』が詰まった作品だったので、そういったストーリーが好きな方、内容にはスッキリするのに胸糞悪さが残るような作品が好きな方にはイチオシです。ぜひ暗黒女子をチェックしてみてください!

映画「暗黒女子」の動画が観れる動画配信サービス一覧

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