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映画『バンブルビー』ネタバレ感想・解説!声を失った理由や元の名前も判明?出会いと別れを描いた青春ストーリー

映画「バンブルビー」はトランスフォーマーシリーズのスピンオフ作品であり、映画1作目の「トランスフォーマー」より前の世界を描いています。

タイトルにあるようにバンブルビーが物語の主人公です。スピンオフ作品ではあるものの、バンブルビーが地球にやってきた理由や声を失った理由など、解明される謎も多いのでトランスフォーマーシリーズが好きな方にオススメの作品です。

今回は人間とロボット(宇宙人)の友情や愛を描いた映画「バンブルビー」のネタバレ感想や解説を詳しく紹介します。

目次

映画「バンブルビー」を観て学んだこと・感じたこと

・昔も変わらず優しくて頼もしく、お茶目なバンブルビー
・トランスフォーマーシリーズの謎が解明される
・バンブルビーと出会ったことで性格や環境が変わる主人公が見れる

映画「バンブルビー」の作品情報

公開日2019年
監督トラヴィス・ナイト
脚本クリスティーナ・ハドソン
出演者チャーリー・ワトソン(ヘイリー・スタインフェルド/土屋太鳳)
ギレルモ・メモ・グティエレス(ジョージ・レンデボーグ・Jr/志尊淳)
ジャック・バーンズ(ジョン・シナ/楠大典)
バンブルビー(ディラン・オブライエン/木村良平)
ブリッツウィング(デイビット・ソボロフ/山岸治雄)
シャッター(アンジェラ・バセット/悠木碧)

映画「バンブルビー」のあらすじ・内容

映画「バンブルビー」のあらすじ・内容© 2018 Paramount Pictures.

トランスフォーマーが暮らすサイバトロン星では、オートボットとディセプティコンの戦争が激化し、劣勢に立たされたオートボットのオプティマスはB-127(バンブルビー)を地球に送り、地球でオートボットの拠点を作るように命令します。

地球に墜落したB-127は米軍に追われ、逃げた先でディセプティコンのブリッツウィングと戦闘になり、音声機能を破壊されます。なんとか敵を倒したB-127ですが、深手を負ったため意識が朦朧とします。朦朧とする意識の中で近くにあった車・ビートルをスキャンし、車の姿で活動を停止します。

そんな中、近所に住むチャーリーが廃品置場からビートルを見つけ、ビートルを家に持ち帰ることになります。家のガレージでB-127が起動し、チャーリーは「バンブルビー」と名付けます。

映画「バンブルビー」のネタバレ感想

【解説】バンブルビー(B-127)が声を失ったのは地球でのブリッツウィングとの戦いだった

バンブルビー(B-127)が声を失ったのは地球でのブリッツウィングとの戦いだった© 2018 Paramount Pictures.

バンブルビーはサイバトロン星でオプティマスなど、オートボットと共に戦う戦士ですが、普通にオプティマスと会話をしています。バンブルビーの声を担当するのは「黒子のバスケ」の黄瀬涼太役としても知られる木村良平です。

イケメンキャラを多数演じているだけあって、声がカッコいいんですよね。バンブルビーの性格は優しくて頼もしく、仲間思いでピンチの時に駆けつけてくれますが、もしバンブルビーが人間だったらと想像すると、完璧でカッコ良いんだろうなと思います。

 

過去のトランスフォーマーシリーズでは、過去の戦闘によってバンブルビーの音声機能が破壊され、まだ修復されていないと言われていました。バンブルビーの声を初めて聞くことができたのは5作目の「トランスフォーマー/最後の騎士王」であり、敵に操られていたオプティマスがバンブルビーの声を久しぶりに聞いたことで我に返る程です。

オプティマスも「バンブルビーの声を聞いたのはサイバトロン星にいた以来だ」的なことを言ってましたね。バンブルビーの声を初めて聞いた時は衝撃的でしたが、今作では映画の冒頭で普通に会話していました。

そして、バンブルビーが声を失った戦いというのは、今作を観るまでサイバトロン星で行われた戦闘かと思っていましたが、地球での戦いだったのですね。バンブルビーが地球に墜落した後に追っ手としてやってきた、ブリッツウィングとの戦闘が理由でした。

オプティマスの居場所を教えろというブリッツウィングに対して、バンブルビーは仲間を売るようなことはしません。そのせいで音声機能を破壊されてしまいますが、一瞬の隙をついてミサイルで倒すことに成功します。

【解説】バンブルビーの元の名前は「B-127」

バンブルビーの元の名前は「B-127」© 2018 Paramount Pictures.

サイバトロン星でオプティマス率いるオートボットと共に戦うバンブルビーですが、常に「B-127」という名前で呼ばれています。B-125やB-126もいるの?と思ってしまうような、ありきたりな名前です。

チャーリーに見つけてもらい、チャーリーのガレージで生活することになったB-127は早速「バンブルビー」の名前をつけてもらいます。名前が気に入ったのか、自分の名を「バンブルビー」としっかり名乗っていましたし、今後ストーリーが繋がっていくトランスフォーマーシリーズでもバンブルビーと名乗っているので「人間の初めての家族につけられた名前」として気に入っているのでしょうね。

1980年代の音楽やファッション、世界観が良い!

1980年代の音楽やファッション、世界観が良い!© 2018 Paramount Pictures.

バンブルビーの世界は1987年(映画「トランスフォーマー」から20年前の世界)なので、当時流行した音楽やファッション、髪型、車などが登場します。

1990年代に生まれた自分でも「これ聴いたことある!」という音楽が多くあったので、3,40代の方であればより楽しめる作品だと思います。リック・アストリーの「Never Gonna Give You Up」やa-haの「Take on Me」、ボン・ジョヴィの「Runaway」は聴いたことがある方が多いと思います。

中にはバンブルビーの好みに合わない曲もいくつかありましたが、映画の中で様々な曲が流れるのもこの映画を楽しむ要素の一つです。

シャッターとショックウェーブ詰めが甘くない?

シャッターとショックウェーブ詰めが甘くない?© 2018 Paramount Pictures.

オプティマスを狙うディセプティコンのシャッターとショックウェーブはペアで行動していて、サイバトロン星から逃げたオートボット・クリフジャンパーを尋問し、体を真っ二つにして殺すなど残虐な一面を持っています。

シャッターとショックウェーブは捕らえたバンブルビーを拷問し、オプティマスが地球にやってくるという情報を掴み、バンブルビーにブラスト攻撃を当てその場を離れます。倒れたバンブルビーの元に現れたチャーリーは、近くにあった電気銃をバンブルビーに撃ち、バンブルビーを蘇生させようとします。(人間で言うことろの電気ショックの心配蘇生)

これによってバンブルビーは復活するわけですが、完全にバンブルビーを殺し切らないシャッターとショックウェーブの詰めの甘さに驚きました。バンブルビーが生きていたことは当然喜ばしく、この物語の主人公があの場でやられることはありえないことですし、まるでディセプティコンを応援するような表現になってしまいますが、ディセプティコンの目的は「オプティマス率いるオートボットを倒すこと」です。

自分たちの邪魔な存在を消すことが原因なので、クリフジャンパーを倒した時のように、オートボットの強力な戦力であるバンブルビーを、再起不能になるくらい攻撃するのが通常だと思うのです。残虐な2体ですしね。

 

バンブルビーを生かす展開を描くのであれば、バンブルビーが倒される間近で米軍が到着し「いったんこの場を離れるぞ」的な展開で良かったのではないかとも思いました。バンブルビーを倒さないディセプティコンを描くことで、「あれ、ディセプティコンの目的なんだったけ?」と大きな矛盾を与えるシーンになってしまいました。

とは言っても、倒れるバンブルビーにチャーリーが駆け寄り、チャーリーが蘇生するという感動シーンを描きたかったのでしょうね。ここまで書いといて何ですが、映画を見ている時にはそこまで矛盾を感じませんでした。家に帰って冷静に考えてみると、シャッターとショックウェーブ詰めが甘くない?と思った程度です。

ビートルからカマロになってお別れ

ビートルからカマロになってお別れ© 2018 Paramount Pictures.

初めはフォルクスワーゲンのビートルの姿でしたが、チャーリーと別れる際には道路を走っていたカマロをスキャンしカマロ姿でお別れをします。

トランスフォーマーシリーズに登場するバンブルビーは1作目からカマロの車に変身します。カマロの車になったのはこの時がきっかけだったのですね。これもトランスフォーマーシリーズに繋がる要素の一つです。

映画「バンブルビー」は出会いと別れを描いた青春ストーリー

映画「バンブルビー」は出会いと別れを描いた青春ストーリー© 2018 Paramount Pictures.

トランスフォーマーシリーズはオートボットとディセプティコンの戦いが主軸となり、その戦いに巻き込まれる人類を通して、宇宙人との関わりや未知の物への関わり方が描かれています。

トランスフォーマーシリーズの4,5作目はシリアスなストーリーになっていて、人間の悪い部分などが色濃く描かれています。

今作でそういった重苦しいシーンはありません。物語のベースとなるオートボットとディセプティコンの戦いは描かれているものの、バンブルビーという主要キャラを通してチャーリーの成長を描いたり、優しいチャーリーと触れ合うことで人間の文化や人柄を知っていくバンブルビーを見ることができます。

バンブルビーが勇敢で人懐っこい理由も今作で理解できます。もし、バンブルビーが地球で出会った人間が悪い人ばかりであれば、ピンチの時に駆けつけてくれるような存在にはなっていなかったと思います。バンブルビーはチャーリーに出会ったことで、人の温かさに触れることができたのです。

 

逆にチャーリーもバンブルビーと出会ったことで、父を無くして感じていた孤独感や新しい家族と向き合うことになり、彼女の人生は前向きなものになりました。

飛び込み競技をやめてしまい、海に飛び込むのもためらっていた彼女ですが、バンブルビーを助けるために水の中に飛び込んだ姿は彼女が成長した瞬間でした。人間とロボットという全く違った生き物ですが、一人の少女の成長を描く素晴らしい青春ストーリーだと感じました。

トランスフォーマーの映画を全て見ていなくても楽しめるので、是非バンブルビーを視聴してみてください!

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