映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は「トップガン」「ミッション・インポッシブルシリーズ」などの映画に出演するスター俳優、トム・クルーズ主演のSFアクション映画です。
驚くべきは、なんと日本のライトノベルが原作になっているということ。公開時には「日本原作、トム・クルーズ主演」というキャッチコピーがつけられました。
今回は、SFならではの奇想天外なストーリーと、ハリウッド映画の迫力あるアクションを堪能できる映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の個人的な感想や解説(ややネタバレもあり)を書いていきます!
目次
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観て学んだこと・感じたこと
・日本のライトノベルとハリウッド映画の奇跡のコラボレーションに注目
・チャラ男、ヘタレ男から世界を救うヒーローまで、名優トム・クルーズの演技が堪能できる
・時間SF好きにはたまらない、原作とも全く異なる先の読めないストーリー展開
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の作品情報
公開日 | 2014年 |
監督 | ダグ・リーマン |
脚本 | ダンテ・W・ハーパー クリストファー・マッカリー |
原作 | 桜坂洋 |
出演者 | ウィリアム・ケイジ (トム・クルーズ) リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント) カーター博士(ノア・テイラー) |
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のあらすじ・内容
舞台は近未来の地球。謎の侵略者「ギタイ」の攻撃によって滅亡の危機に立たされていた人類は、「ギタイ」に対する大規模な攻撃を計画します。
軍の広報を担当していたウィリアム・ケイジ少佐は、最前線からの戦闘レポートを命じられますが、戦闘経験の無い彼がこれを拒否したところ不興を買い、最下級の歩兵として最前線に送り込まれます。
しかし、なぜか「ギタイ」は人類の攻撃を予期していたように迎撃。ろくな訓練も受けていないケイジはあっさりと戦死しますが、次の瞬間、出撃前日の朝に時間が戻っていることに気がつきました。
タイムループ現象に困惑しつつも、何度も死を繰り返しながら、ケイジは次第に兵士としての経験を積み精神的にも成長していきます。そして、戦場の女神と称される女性兵士・リタの協力を得て、「ギタイ」に関する真実に近づいていきます。
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のネタバレ感想
日本のライトノベルがハリウッド映画に!
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」の原作は、はじめにも書きましたが、日本の作家、桜坂洋さんによる2004年に発表された同名のライトノベルです。
日本のコミックは世界的にも人気があります。海外にも多くのファンがいて、海外で実写映画化のニュースを聞くことも(作品の評判としては、残念なことが多いようですが…)。コミックと同じように若者に人気とはいえ、ライトノベルはコミックと比べれば国内ですらマイナーなジャンル。売り上げも一桁か二桁は違う世界です。
そんなライトノベルで海外でも売れている作品となると、その中でもほんの一握りなのが現状。そんなマイナーな作品がハリウッドで映画化される、それも主演トム・クルーズで!というのは、映画界にとっても出版界にとっても、前代未聞の大事件だったのではないでしょうか。
そんな奇跡が起きたのは、原作の英語版が発表される際に、たまたま読んだプロデューサーが映画化を企画し、それを監督のダンテ・ハーパーが脚本に起こしたものをワーナーブラザースが買い取ったという流れのようですが、現実にこんなことってあるんだ!という、まさにアメリカンドリームというか、すごいシンデレラストーリーですよね。きっと作者の桜坂さんが一番信じられない思いだったかもしれません。
原作ライトノベルから映画化されるにあたり、実はかなりの部分が改変されています。原作では主人公は少年兵で、ヒロインもいわゆるツンデレ系の美少女でしたが、映画では主人公は大人に、ヒロインもマッチョな女性兵士というアメリカンなキャラクターになっています。
また、メガネっ娘だった整備士も中年男性の博士に変更されています。いかにもライトノベル的な要素を、一般層にも受け入れられるようにハリウッド映画仕様に変換したという感じでしょうか。
キャラクターの設定だけでなくストーリーに関しても改変部分は多く、とくに中盤以降、ケジがループ能力の真実を知って、ギタイの本拠地を目指す展開以降は完全な映画オリジナルです。クライマックスからエンディングへの流れは原作と映画とで大きく異なっており、もはや全く別の作品に仕上がっているといっても過言ではありません。
ただし、だからといって、原作といっても所詮は名前を借りただけの別物なんだな、ということでは決してありません。地球を侵略してくる正体不明の謎の敵との絶望的な戦い、タイムループ能力を手に入れて生と死を繰り返しながら成長していく主人公、戦場で出会ったヒロインとのロマンスなど、原作の中で物語の核となる部分はばっちり生かされています。
それらを生かしつつもうまくハリウッド映画のフォーマットに落とし込み、そして別解釈のエンディングをつけたという感じです。原作は切ない余韻を残すような終わり方で、映画はスカッと爽やかな終わり方という違いがありますが、いずれもすばらしいストーリーであることに間違いありません。
ちなみに映画の主人公はウィリアム・ケイジに対して、原作版の主人公の名前はキリヤ・ケイジです。ファミリーネームとファーストネームの違いこそありますが、名前のケイジという音を重ねています。こういうところにも、さりげない原作へのリスペクトを感じませんか?もともと製作陣が原作にほれ込んだからこその映画化なわけですから、やはりそれだけ原作小説の持っているパワーがあったということでしょう。
映画を気に入った方は、ぜひ原作も読んでみてください。余談ですが、「デスノート」などで有名な、小畑健さんによるコミック版も発売されていますよ。
やや脱線してしまいましたが、そんなわけで、非常に幸福な形で海を渡った原作の映画化なのです。そしてその中でも、なによりも一番「ハリウッドで映画化してくれて良かった!」と思えるのが、CGをふんだんに使った映像のすごさです。
メタリックな見た目に反した滑らかな動き、生物とも機械ともつかない質感の不気味な怪物「ギタイ」や、人間が装着して戦うパワードスーツや武器の重厚感など、大ヒット映画「トランスフォーマー」シリーズにも引けをとらないような、思わず息を呑むさすがの迫力で、強烈な説得力があります。
なんとこのパワードスーツ、撮影に使われた実物の重さが30kgを超えるとか。そんな重量物を身にまとった、屈強な肉体の俳優たちが見せるゴリゴリのアクション。そして荒くれ物の兵士たちが闊歩し、上官の怒号が飛び交う軍隊の無骨な空気感。この雰囲気ばかりは、なかなか日本の映画では出せないのではないでしょうか。
まとめると、映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」は、コミック・アニメ文化の国・日本ならではのキャッチーで個性的なアイデアに、ハリウッドで磨き上げられた一流のストーリーテリングや映像技術がガッチリと結びついた傑作なんです!
この世へのリピート回数No.1?ループもの映画の傑作
この作品のジャンルとしては、SF、バトルアクションなど色々な面から語ることができると思いますが、一番特徴的なのは、やはり同じ時間を何度も繰り返す「時間ループSF」であることでしょう。
主人公が過去に戻って歴史を変えようとする「時間SF」は色々ありますが、その中でも「時間ループもの」は、主人公がなんらかの理由で同じ時間を繰り返すタイプの物語です。とても人気のあるジャンルで、映画や小説、マンガ、アニメなど様々なジャンルで多くの同タイプの作例があります。
人気のジャンルとなるきっかけは、ケン・グリムウッドによる小説「リプレイ」のヒットであったとされ、映画であれば、恋愛ものの「恋はデジャ・ブ」や、新しいところでは繰り返す時間の中で列車爆破テロ犯を探す「ミッション:8ミニッツ」、記憶障害による擬似的な時間ループを題材とし、日本でもリメイク映画化された「50回目のファーストキス」など、幅広い内容で有名作や傑作が存在します。
ループものを大きく分けると、主人公またはループの原因となっている人物の内面的な問題(なにか心残りがあるなど)から同じ時間を繰り返してしまい、問題を解決して正常な時間への回帰を図るというパターンと、親しい人の死や災害など、何らかの危機を回避するために主人公がトライアンドエラーを繰り返して奮闘するパターンがありますが、本作は後者にあたる作品です。
謎の侵略者、「ギタイ」との戦いに突然駆り出された主人公ケイジは、はじめはあっさりとやられてしまいますが、たまたま落ちていた対人地雷を使って特殊な敵と相打ちになります。その血を浴びたことで、死んだら出撃前に戻るというループ能力を身につけ、敵の出現パターンや攻撃方法を覚え、次第に対応できるようになっていきます。
この一連の流れ、何かに似ていませんか?そう、ゲームを攻略していくときの感じに似ているんです。初見では対応できずにやられてしまった敵を、次の挑戦ではあらかじめ出現を予想して回避したり、出現すると同時に攻撃して倒したり、シューティングゲームやアクションゲームなど、特に、「覚えゲー」などといわれるゲームではお約束の攻略法ですよね。
この映画では、まさに主人公がゲームを攻略するがごとく、敵の行動を覚えて少しづつ先に進んでいくので、ゲーム好きの人、特にオールドゲーマーにはより楽しめると思います。
そうやって何度も死んで成長するのがこの映画の面白いところですが、そうはいってもそんなに死ぬか?というほど、死ぬ回数が半端ではありません。特に序盤はすぐ死ぬし、同じようなところで何度も死ぬし、なんだったら出撃前の、戦闘と関係ないところでも死んだりします。映画の中で、わずか1分程度の間に5回くらい死んだりもします。
敵と戦っての凄絶な死もあれば、「えっ?ここで死んじゃうの?」というような、ちょっと間抜けな死に方もあったりして、死にパターンのバリエーションがすごいです。まさに死にざまの博覧会とでもいったところでしょうか。スター俳優であるゆえ、基本的に最後は勝つヒーロー役を演じることがほとんどのトム・クルーズ。彼の死に様を、これだけたくさん見られるのは、後にも先にもこの映画しかないでしょう。
ところで、これだけ死ぬ死ぬと書くと、残酷なシーンはちょっと苦手で…という方は心配してしまうかもしれませんね。主人公が怪物に殺されるシーンを何十回も見なきゃいけないのかと。でもご安心ください。この映画では、基本的には、主人公が「やられる!」となったら次の瞬間にはループして目を覚ますシーンになりますので、大怪我を負ったり流血したり、思わず目を背けるような衝撃的なグロテスクシーンはほとんどありません。残酷シーンが苦手な方も、安心して楽しめます。そんなところの配慮も、さすが誰もが楽しめるハリウッド映画だなと感心させられます。
ただし、冒頭、ケイジが始めての戦闘で、対人地雷で爆死するシーンだけは、ちょっとえぐいです。苦手な方は、彼が対人地雷を手に取ったら10秒ほど目を閉じておきましょう。その後はもう大丈夫です。
それから、この手の作品では、自分だけが周囲と異なる時間を生きているという孤独の中で、同じ能力を持つ仲間と出会ったり、時には恋愛に発展するのもお約束です。本作でも、ケイジは、かつて自分と同じようなループ能力を持っていたという女性兵士、リタ・ヴラタスキと出会います。劣勢になっている人類において、彼女は対ギタイ戦で唯一の勝利を挙げた英雄。実は、その勝利はループ能力のおかげだったのですが、彼女の力は既に失われてしまっているという設定です。はじめは、ギタイとの戦いの助けになればと思って彼女に接近したケイジですが、自分と同じ力の持ち主(だった)と知り、作戦を共にするうちにお互いの理解者となり、やがて恋愛感情に発展していきます。
物語の中盤で、ケイジは、リタを説得して協力者にすることに成功しますが、彼女のループ能力は既に失われているので、死んでループするたびに初対面の状態に戻ってしまいます!初対面から、いかにしてスムーズに彼女の協力を取り付けるか、ある意味ではギタイとの戦い以上にケイジにとっては試練だったかもしれません、なにしろ、彼の死のうち、それなりの部分がリタに殺されていますから…。
というのも、ケイジは訓練の中で怪我をすることが(何度も)あるのですが、そのたびにリセットするためにリタに止めを刺されてしまうのです。ヒロインにビンタされるくらいは色々な映画で見られますが、主人公がヒロインに殺される(それも何回も)というのも、この映画ならではの見所かもしれません。
ヘタレ男からヒーローまで!俳優トム・クルーズの演技力を堪能
みなさんはトム・クルーズという俳優にどういうイメージを持っているでしょうか。端正なマスクに鍛えられた肉体。そのイケメンぶりや、彼の代表作であるミッション・インポッシブルシリーズにも代表されるように、危険なシーンでも自分の体を張ったアクションシーンが印象的で、演技派というよりはイケメン俳優、肉体派、かっこいいヒーロー役というイメージが強いのではないでしょうか。
この「オール・ユー・ニード・イズ・キル」でも、もちろん彼は本領であるヒーローの顔や、バリバリのアクションもふんだんに見せてくれるのですが、それだけではありません。実は、様々な顔を巧みに演じ分ける、演技派としての俳優トム・クルーズの魅力を堪能できる映画でもあるんです。
彼が演じる主人公のケイジは、ギタイと戦う軍属ではありましたが、怪我をするのが嫌という性格で、もともと後方部隊のエリートで報道対応などを担当していました。ある日、最前線の現地報告という危険な任務を命じられて拒否。その後いろいろとあって将軍の不興を買い、結局降格されて一兵卒として最前線に送り込まれてしまいます。
物語の冒頭では、最前線などとんでもないという態度を取っていたケイジ。言動もいかにも軽薄でどこかひ弱そうで、態度が大きくて尊大な割にはちょっと頼りないという感じ。一言で言えば、若干チャラいキャラクター。それだけでなく、危険を逃れるために手段を選ばないような面もあり、決して好感の持てるわけではない人物として描かれています。
そんな彼が何の訓練も受けないままに最前線に送り込まれ、こんなはずじゃなかったとばかりに自らの運命を嘆き、おろおろするばかりで何もできず、装備一つ見につけるのにも手間取り、足取りもおぼつかず、最後はやけくそのような自爆で死んでしまいます。さらにタイムループの能力を身につけてからは、戦いの中で敵に殺されるならばまだしも、訓練中にトラックに轢かれたり、ヒロインに止めを刺されたりと散々な目にあってしまいます。戦場に放り込まれてからしばらく、ストーリー序盤のケイジは、かなり情けないヘタレ兵士です。
この映画では、そんな情けない主人公だったケイジが、数え切れないほどの戦いを繰り返すうちに学習し、敵に対処できるようになることで兵士としても人間としても成長していくわけですが、この成長過程の演技がすばらしいのです。ある瞬間に別人のように突然かっこよくなったら、不自然ですが、見ていても気にならないようなレベルで、自然に、徐々に変わっていくのです。
あの情けなかったケイジが、ふとした瞬間に見せる何気ないたたずまいやちょっとしたしぐさ。落ち着いた表情や鋭い視線。次々と現れる敵を、眼光鋭く捉えては迷いの無い行動で倒していく。あれ、こいつってこんな感じだったっけ?もっと情けなくなかった?などと思っているうちに、気がついたらいつのまにか、頼れるヒーローのオーラがだだ漏れないつものトム・クルーズに。はじめは傲慢で軽薄な広報官、そして戦場であわてふためくヘタレ新兵、最後には人類を救う歴戦の兵士へと成長を遂げていく様子を、絶妙に演じわけています。
ケイジは最初は何もできなかった戦場で、後半に行くにつれてエース級の活躍を見せていくのですが、考えてみると実際には彼の肉体は同じ時間を繰り返しているだけで、何も変わっていません。わずかな時間を使ってのハードな技術訓練はしていますが、修行して必殺技を身につけたり、トレーニングして体を鍛えたり、装備をバージョンアップしたりという見た目にわかりやすいパワーアップができるわけではありません。
ただ、繰り返す時間のなか、記憶の中に残っている知識と経験だけが彼の強さの源泉というキャラクターです。見た目でわかりやすく表現できない分、内面の成長を演じなければいけないわけです。
そんな主人公を演じるのはとても難しいチャレンジだったのはないかと思いますが、さすがに長年にわたって活躍してきたハリウッドスター。かっこいいヒーロー役や体を張ったアクションだけが脳じゃない、演技派トム・クルーズの真骨頂をぜひこの映画でチェックしてください。
映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル」から感じたこと
ケイジは、死ぬたびに何度もやり直して、自分に起こることを学習し、より良い選択をすることで優れた兵士になっていきます。これって、逆に言えば、ケイジの行動には関係なく、ギタイや周囲の人物がとる行動は変わらないということですよね。
1回目に現れた敵はその後も同じタイミングで登場するし、同じ方法で攻撃してくるし、こちらが一度倒せたら、同じようにすればまた倒すことができます。そうではなくて、毎回起きることが違ったら、ケイジは敵の行動も予測できないし、何度やっても正解には近づけないわけですから、当たり前といえば当たり前です。タイムループの意味がなくなり、この映画のストーリーが成り立たなくなってしまいます。
そして、この当たり前は、ループ能力なんてない私たち普通の人間にとっても同じではないでしょうか。学校や職場と家の往復で、代わり映えのしない毎日だったり、うまくいかないことが多かったり、いつもと変わらない一日を「退屈だなあ、何か面白いことが起きないかなあ」「今日も失敗した、ついてないなあ」そんな風に考えながら過ごす日々だったりしませんか?
SF映画の設定を日常生活に結びつけるのはちょっと飛躍しすぎでしょうか。でも、何も考えずに生きていたら、毎日があっという間に過ぎ去ってしまうのも事実です。そして、この映画でも序盤のケイジがそうだったように、何もできないまま、わけのわからないままにチャンスを逃したり、ピンチを迎えてしまったりしているのではないでしょうか。それって、気がついていないだけですごくもったいないことなのかもしれないな、と思いました。
私たちにはリピート能力はありませんが、今日を2回目か3回目か、もしかしたら100回目の今日であるかのように生きて、いつもと違う行動をとってみたり、新しい道を歩いてみたり、先送りにしていたことをはじめてみたり、話したことの無い人に話しかけてみたり。そうやって自分から動くことで、新しい何かが始まることもあるのかもしれません。
自分が変わらなければ、周囲も変わらない。はじめはダメダメだったけど、やがて自分の使命を見出し、最適な行動は何かを考え続けた結果、敵を倒し仲間を救い、リタと出会い、自分の、そして地球の運命を変えたケイジのように、自分自身もただ愚痴っているだけではなく、自らが変わる事で、今日よりももっと良い明日にたどり着けるのかもしれないと思えました。
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」はSFの驚きと迫力あるアクション、そして、今日という1日を前向きに生きるパワーをもらえる映画です。ぜひ皆さんも観てみてください!
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